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日本時間の202085日未明、レバノンのベイルートで大規模な爆発が起こり、数十人が亡くなり、数百人が負傷しました。

ネット上では、花火工場が爆発したという話もでていますが、原因は何なのか、海外のニュースを比較し、まとめました。

2020年8月8日時点での爆発原因も更新しました。

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レバノンのベイルートで大爆発事故

https://twitter.com/SVNewsAlerts/status/1290716126364696577

上の動画は、SVニュースのアカウント。

投稿の翻訳は以下の通り。

速報# ビデオは#ベイルートの#レバノンでの大爆発

・ベイルートの全病院が受け入れ可能数100%との報告

・少なくとも400人が負傷し、70人以上が死亡

引用:上のツイート

ベイルートの病院はもう限界を超えているようです。

大変な大混乱に陥っているのではないかと思います。

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レバノンのベイルートの爆発の原因は?花火工場説は本当?

日本での第一報は深夜だったため、詳細なニュースが分かりません。

したがって、海外ニュースを比較確認しました。

海外メディアにおけるレバノン・ベイルートの爆発報道

まず、中東の報道機関として有名なアルジャジーラのトップニュースを見てみましょう。

The exact cause of the explosion was not immediately clear. Mohammed Fahmi, Lebanon’s interior minister, said it appeared to have been caused by ammonium nitrate that was stored in a warehouse at the port.

引用元:https://www.aljazeera.com/news/2020/08/large-explosion-rocks-lebanon-capital-beirut-200804153400078.html

<翻訳>

爆発の正確な原因はまだ明らかではありません

レバノンの内務大臣であるモハメッド・ファーミ氏は、港の倉庫で保管されていた硝酸アンモニウムが原因であるようだと述べました。

現場は混乱しており、調査はこれからのようです。

次に、アメリカのCNNニュースの報道を見てみましょう。

There were conflicting reports on what caused the explosion, which was initially blamed on a major fire at a warehouse for firecrackers near the port, according to NNA. The director of the general security directorate later said the blast was caused by confiscated “high explosive materials,” but did not provide further details.

引用元:https://edition.cnn.com/2020/08/04/middleeast/beirut-explosion-port-intl/index.html

<翻訳>

NNAによると、爆発の原因については相反する報告があり、当初は港近くの爆竹の倉庫での大規模な火災が原因であるとされました。

総警備局の局長は、爆発は没収された「高爆発物」によって引き起こされたと後に述べましたが、それ以上の詳細は明らかにしていません

レバノン国内でも、情報が錯綜しているようです。

そして「爆竹の倉庫」という言葉もありますが、「当初は」とも但し書きがあります。

内容から察するに、はじめは「爆竹の倉庫」との噂だったが、その後別の「相反する報告」が出てきて、結局まだ原因は不明、というところでしょうか。

次に、ロシアのメディア、ロイターの報道を見てみましょう。

Lebanon’s interior minister said initial information indicated highly explosive material, seized years ago, that had been stored at the port had blown up. The minister later told Al Jadeed TV ammonium nitrate had been in storage there since 2014.

引用元:https://www.reuters.com/article/us-lebanon-security-blast/massive-blast-sends-seismic-shock-across-beirut-causing-thousands-of-casualties-idUSKCN25021M

<翻訳>

初期の情報によると、レバノン内務大臣は、港に保管されていた数年前に押収された、非常に爆発性の高い物質が爆発したと述べた。

また、大臣がアルジャジードTVに語ったことによると、2014年以来、硝酸アンモニウムが建物に保管されていたという。

硝酸アンモニウムが原因と複数のメディアが報じていますね。

また、ロイターは次の内容についても言及しています。

The explosion occurred three days before a U.N.-backed court is due to deliver a verdict in the trial of four suspects from the Shi’ite group Hezbollah over a 2005 bombing which killed former prime minister Rafik al-Hariri and 21 other people.

 引用元:https://www.reuters.com/article/us-lebanon-security-blast/massive-blast-in-beirut-kills-at-least-10-injures-hundreds-idUSKCN25021M

<翻訳>

爆発は、国連が支援する裁判所が、シーズ派グループ・ヒズボラの4人に判決を下す3日前に起きました。

4人は、ラフィーク・アル=ハリーリー前首相と21人が殺害された、2005年の爆破事件の容疑者でした。

これは少し気になる内容です。

つまり、裁判で不利な判決が下るのを阻止しようとした可能性が、暗に示されているように思えます。

また、もともとこの容疑者たちは「爆破事件」で捕まっています。

そして建物には「押収された硝酸アンモニウム」があったと報道されています。

この硝酸アンモニウムと、ヒズボラとの関係も気になるところです。

今後のニュースに注目したいと思います。

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レバノン・ベイルートの爆発は、花火工場が原因?

上のツイートにリンクされているエルサレムポストの記事を確認しました。

The source of the explosion remained unclear. Initial reports indicated that the fire occurred in a warehouse storing fireworks and video from the scene appeared to show fireworks igniting shortly before the blast. Additional reports claim that a nearby warehouse was storing explosive chemicals that had been confiscated at the port.

引用元:https://www.jpost.com/breaking-news/large-explosion-rocks-beirut-report-637475

<翻訳>

爆発の原因は不明のままです。

最初の報告によると、火災は花火を保管している倉庫で発生し、現場のビデオは爆発の直前に花火が点火しているように見えた

追加の報告によると、近くの倉庫には港で押収された爆発性のある化学物質が保管されていた。

エルサレムポストは、その名称からイスラエルのメディアと思われます。

気になるのは、「花火が点火しているように見えた」という、主観にもとづくコメントがされていること。

また、「爆発性のある化学物質」とのべて、他のメディアが報道している「硝酸アンモニウム」という情報をつかんでいません。

さらには最初に明確に「原因は分からない」と述べており、日本における「花火工場」という情報は、おそらく誤報の可能性が高いでしょう。

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レバノンの爆発と硝酸アンモニウムの関連

レバノンで爆発した建物には、硝酸アンモニウムがあったようです。

硝酸アンモニウムは、wikipediaで次のように説明されています。

化学肥料の窒素源として主要な物質であると同時に、火薬・爆薬の原料としても重要な物質である。

引用元:wikipedia

硝酸アンモニウムが火薬の原料であることは、間違いないようです。

しかし、花火の原料として使われているかどうかについては、明確には分かりませんでした。

調べた範囲では、「硝酸アンモニウムは花火には使用しない」と書かれたものもありました。

【8/8更新】レバノン・ベイルートの爆発の原因は結局なに?

爆発から3日たった今も、原因は調査中のようです。

ロイターでは次のように伝えています。

レバノンの首都ベイルートで4日発生した大規模爆発について、アウン大統領は7日、原因はまだ特定されていないものの、「ロケットもしくは爆弾などによる外部介入の可能性もある」とした上で、過失や事故も視野に入れて捜査を行うと表明した。

これまでに20人が拘束されたという。(中略)

レバノンと対立関係にあるイスラエルは関与を否定している。

引用元:https://jp.reuters.com/article/lebanon-security-blast-idJPKCN2532LW

原因解明には、まだ時間がかかりそうですね。

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まとめ

日本時間2020年8月5日未明、レバノンのベイルートで大爆発が起きました。

原因は不明ですが、建物には6年前に押収された、火薬の材料となる硝酸アンモニウムがあったと報じられています。

今後のニュースが注目されます。

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