
日本時間の2020年8月26日、メッシがバルセロナを退団の意思をバルセロナに表明したと報道されました。
世界中がこの話題で持ちきりになっています。
この記事では、以下についてまとめました。
- メッシの移籍先として挙がっているクラブは?
- メッシがバルセロナを退団したい理由は?
- メッシは2020年でバルセロナを退団できる?
メッシがバルセロナ退団の意思表明
メッシがバルセロナを退団の意思をバルセロナに表明したという電撃ニュースは、瞬く間に世界中に知れ渡りました。
海外各紙は「爆弾」という表現をしており、いかにセンセーショナルな出来事であるか、伝わってきます。
アルゼンチンのスポーツ紙「Tyc Sports」によると、メッシとロナルド・クーマンコーチは面談を終えているそうです。
また、バルセロナのクラブ会長バルトメウ氏は緊急会議を召集したとも伝えられています。
【メッシの移籍先の最有力候補】マンチェスター・シティ
メッシが退団するとなると、移籍先はどこになるかは、最も気になるところ。
Tyc Sports紙などの報道では、複数の候補が挙がっています。
中でも最も有力視されているのが、マンチェスター・シティFC。
しかも、メッシはすでにジョゼップ・グアルディオラとすでに退団や移籍について話をしていると報道されています。
上のツイートは、CNNスポーツ特派員のパルメリ氏。
ドーン!
カタルーニャラジオによると、メッシはすでにグアルディオラとコンタクトをとったとのこと。引用元:上記ツイート
ジョゼップ・グアルディオラと言えば、自身もかつてはスペイン代表だった優秀なサッカー選手でした。
また、2008年から2012年までバルセロナの監督を務め、現在はマンチェスター・シティFCの監督です。
2008-2009年シーズンは、就任1年目でスペイン史上初の3冠を達成した、名監督として知られていますね。
当然、メッシとも旧知の仲
また、ジョゼップ・グアルディオラがバルセロナの監督をしていた時期は、メッシが最高のパフォーマンスをしていた時期でもあります。
監督と選手として、かなり相性が良いと言えるでしょう。
マンチェスター・シティFCも、メッシ獲得に前向きな姿勢を見せているようです。
また、マンチェスター・シティのクラブオーナーは、サウジアラビアの王族。
資金面での問題は問題ないでしょう。
つまり、メッシが退団できれば、移籍先となる条件を十分クリアできるという点において、最有力候補と言えるでしょう。
このような状況ですが、CNNのスポーツ特派員のパルメリ氏は、メッシがバルセロナにとどまる確率と、移籍する確率は、前時点でフィフティ・フィフティだと見ているようです。
メッシがバルセロナを退団する確率は50%。
マンチェスターシティで変化のはここ。
インテルはなぜ、まだ有力候補とされるのか。引用元:上記ツイート
ポイントとしては、財政的な問題と、メッシの退団表明により、バルセロナのフロントが変わる可能性があることを指摘しています。
【メッシの移籍先候補】ニューウェルズ・オールドボーイズ
ニューウェルズ・オールドボーイズは、アルゼンチンのサッカークラブ。
アルゼンチン出身のメッシの地元クラブですね。
1995年から2000年の、8歳から13歳まで、メッシはニューウェルズのユースチームに所属していました。
メッシはワールドカップなどには、アルゼンチン代表として出場していますし、母国のクラブでサッカーをしたいという思いがあるようです。
2019年には次のように語っていました。
「アルゼンチンのサッカー界で、ニューウェルズでプレーするのが夢だ。でも、実現できるかは分からない。僕には家族がある。それは僕の希望よりも優先されるものだ。どうなるか、様子をみよう」
2017年に結婚したメッシには、3人の子どもがいます。
子どもが小さいと、育児をする奥さんの気持ちや、子どもたちの教育なども考慮しないといけないわけで、自分の希望だけを優先するわけにはいかないですよね。
またニューウェルズは、メッシがユースに所属していた頃、メッシの医療費を負担すると約束しながら、実際にはほとんど支払っていません。
メッシの現在の年俸と同等の額を支払えるかというと、かなり難しそうです。
メッシがニューウェルズに移籍するには、少なくとも2つの課題をクリアする必要がありそうです。
メッシの家族がニューウェルズ移籍に同意する
ニューウェルズが年俸を準備できるorメッシが年俸で折り合う
【メッシの移籍先候補】インテルナツィオナーレ・ミラノ
インテルはセリエAの名門FC。
イタリアサッカー史上、降格になったことのない唯一のクラブですね。
インテルは以前と比べて、弱くなったと感じるサッカーファンもいますよね。
けれどメッシ獲得のためには、やはり財政的なバックボーンがしっかりしているか、というのは大きな問題です。
インテルは、財政的課題をクリアできる、数少ないクラブのひとつ。
中国家電量販店大手の蘇寧グループがオーナーを務めるインテル・ミラノは、メッシに4年総額2億6000万ユーロ(約328億円)の巨額年俸を準備。
引用元:https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2020/08/26/kiji/20200826s00002020160000c.html
かなり魅力的な金額ですね!
今後メッシと会談などがなされるのか、注視されます。
【メッシの移籍先候補】パリ・サンジェルマンFC
パリ・サンジェルマンFCは、フランスのパリに本拠地があるクラブ。
メッシの年俸を払えるだけの財政力があるのは、マンチェスター・シティFC、インテル、そしてパリ・サンジェルマンの3つと言われています。
英紙「ミラー」は、トゥヘル監督が英放送局「BTスポーツ」に「メッシがパリSGに加入するなら大歓迎だ。『ノー』という監督がいるのだろうか」と語ったと報じた。
メッシの元同僚で、仲の良いネイマールも現在パリ・サンジェルマンに所属しています。
移籍の決定打とはならないでしょうが、気の合うチームメイトがいるというのは大きな魅力ですね。
メッシとメッシの家族の意向次第では、パリ・サンジェルマンFCの可能性も大きいと言えるでしょう。
【メッシの移籍先候補】マンチェスター・ユナイテッドFC
アルゼンチンのTyc Sports紙では、マンチェスター・ユナイテッドもメッシ獲得に動き出したという報道がなされていますが、具体的な内容については言及していません。
バルセロナとマンチェスター・ユナイテッドは、天敵といっても過言はありません。
Tyc Sports紙では、マンUを「赤い悪魔」と表現していましたが、マンUにメッシを取られたら、バルセロナファンは心理的にもかなり痛手を負いそう。
今後、新たな動きが見られたら記事を更新します。
【メッシの移籍先候補】メジャーリーグ・サッカー(インテルマイアミ)
メジャーリーグサッカーは、アメリカとカナダのプロサッカーリーグ。
Tyc Sports紙では、メジャーサッカークラブも移籍の候補先として挙げています。
ベッカムが、メッシを「インテルマイアミ」に移籍させたいと考えているようだと報道していますが、今のところインターマイアミ側の意思を伝える他の報道が見当たりません。
インターマイアミは、ベッカムが共同オーナーを務めているFC。
2018年設立で、2020年からリーグ参加という、まだ新しいクラブです。
オーナーには、ソフトバンクの孫正義氏もいますが、2020年のソフトバンクはかなりの赤字を出していますよね。
資金的な面からも、メッシ獲得は難しいように思います。
メッシがバルセロナを退団したい理由はなぜ?
メッシと言えば、バルセロナ。
バルセロナと言えば、メッシ。
というくらい、メッシとバルセロナの関係は深いですよね。
どうしてメッシはバルセロナを退団したいのでしょう?
理由については以下が報道されています。
・バルトメウ会長などのクラブのフロントを信頼できない
2020年1月のバルベルデ監督の解任
チームの弱体化
8月のチャンピオンズ・リーグでバイエルン・ミュンヘンに大敗し、シーズン無冠
同僚のスアレスが来季は戦力外と通告された
クーマン新監督の改革と発言
Tyc Sports紙によると、クーマン監督が「チームでの特権は終わった。チームのためにすべてを尽くさなければいけない」とメッシを特別扱いしない宣言をしたことが、メッシの退団を後押ししたかもしれないとのこと。
全体的に見て、「この人たちの下ではやっていけない」というのが、大きな理由のようです。
バルセロナの黄金期を知っているメッシなら、なおさらそんな気持ちになってしまうんでしょうね。
クーマン監督の発言は、メッシにとって、ラストストローになったようです。
ドーン(5)
Ole紙によると、クーマンがメッシに「特権は終わった」と言った後、退団する最終的な意思を固めた。引用元:上記ツイート
メッシは2020年で退団できる?違約金はどうなるの?
メッシの契約には、契約期間中であっても、シーズン終了時であれば、クラブに対して契約終了を通告できるという条項が含まれていたそうです。
この条項を使えば、違約金なしで契約終了になります。
しかし、この条項が使える期限を過ぎている、というのがクラブ側の主張。
この期限については、「6月10日」と「6月30日」と、メディアによって報道が異なっています。
いずれにせよ、条項違反ということで、バルセロナ側は違約金7憶ユーロを要求する構えです。
2020年8月26日現在、1ユーロ=約125円。
7憶ユーロだと、約875億円。
ちょっと、とんでもない額ですよね。
ちなみに、メッシの2019年の総収入は、約137憶円。
アスリートでは世界No.1です。
でもさすがにこの違約金は、巨額すぎますよね。
どこかの国の国家予算くらいありそうです。
メッシは、コロナ禍で今シーズンは通常と違うことを理由に、違約金なしでの退団を主張しているとのこと。
これから具体的な交渉が始まるようです。
スペインの裁判状況がどのようなものか不明ですが、これで裁判になったとすると、最終的な判決が出るまでに、それなりの時間がかかりそう。
裁判ではなく、交渉で折り合いをつけていくのではないかと思われます。
メッシが2020年で退団するかどうかのポイントは、3つではないかと思います。
違約金は発生するのか
違約金が発生した場合、負担してくれる移籍先はあるか
バルセロナがフロント改革をして、メッシに折り合う意思があるか
メッシが辞めるとなると、他の選手への影響も大きそうです。
スアレス他、選手たちも何か動きを見せるかもしれませんね。
今後のニュースが気になるところです。
バルセロナファンがバルトメウ会長の辞任を要求
ファンからすると、バルセロナからメッシがいなくなるなんて、考えられない事態です。
すでに、バルセロナのクラブ会長ベルトメウ氏の辞任を要求する動きが始まっています。
会長や監督陣が一新されれば、メッシがバルセロナにとどまる可能性は高まります。
ファンはそこに望みをつなげたいでしょうね。
しばらくは、メッシをめぐる騒動は収まらない気配です。
メッシ退団に対する日本のファンの反応
メッシがバルセロナを退団したいと表明したことに、世界中が驚いていますが、日本でも衝撃が走りました。
バルセロナ、どうなるんでしょうね。
まとめ
世紀のスーパースター・メッシが、長年所属しているバルセロナを退団したいと表明するまさかの事態。
世界中が注目しており、状況によっては移籍先の候補となるクラブが、他にも名乗りを上げるかもしれません。
今後も注視して、随時記事を更新する予定です。