
人間関係って、誰もが悩みますよね。
学校や職場、嫁姑などの身内、ママ友など、人間関係はどこにでもあるから悩みは尽きません。
「ま、仕方ない」と我慢できるものから、深刻なものまで人それぞれだと思います。
今日は、「人間関係を良くしたいけど、どうしたらいいか分からない」という方へ、年間150冊の本を読む私がおすすめの本をご紹介します。
人間関係で悩んだ時におすすめの本
人間関係をうまくいかせるために役立つ本を4冊ご紹介します。
悩みの種類別に、どんな人におすすめかも記載してみました。
齊藤孝『偏愛マップ キラいな人がいなくなるコミュニケーション・メソッド』
- 人見知りするので、人と打ち解けるのに時間がかかる
- 新しいクラスメイトや、新しい職場の同僚と早く打ち解けたい
学校の先生や、大学サークルの幹事、会社の人事部の人
4月は新学期、転勤などで新しい人間関係が始まる時期。
新しく人間関係を築かなくてならないと思うと緊張しますよね。
そんな時、緊張をほぐしてお互いをよく知り合い、打ち解けられる方法があります。
それが齊藤孝さんの提唱する「偏愛マップ」。
一体何かというと、紙に自分が「偏愛しているもの」を書きだしていくのです。
- A4サイズの用紙を1枚用意します。
- 自分が「偏愛しているもの」を書き出します。具体的であればあるほど良いです。
- それを二人一組で見せ合います。
- 相手の偏愛マップの中に、自分との共通点を見つましょう。
偏愛ぶりが強いほど、互いの共感も強くなり、打ち解けられます。
例として、数百人集まった会場で、ペアになった中年男性が二人とも「伝書バト」と書いていた話が挙げられていました。二人とも立ち上がって笑顔で握手していたそうです。
また、「偏愛マップ」を合コンに取り入れると、たくさんカップルが成立するという実験結果も出ているそうです。
マッキーも、友人とやりましたが、とても盛り上がりました。
「彼女らしい」と思うところもあれば、「こういうのが好きだったんだ」と新しく知ることもあり、面白かったです。
初対面だと、何を話せばいいか分からず、当たり障りないことを話したりしますよね。
でも、偏愛マップがあれば、少なくとも話すネタには困らないし、打ち解けやすいです。
内向的な人ほど助かるかもしれません。試してみてくださいね!
佐々木圭一 『伝え方が9割』
- 親(子)を説得したいけれど、いつもケンカになってしまう
- デートに誘いたいけれど、上手な誘い方が分からない
- 「話が分かりにくい」「何を言いたいのかよく分からない」と周りに言われる
- 職場で上司や同僚に上手にプレゼンできない
人間関係って、要するに「どうコミュニケーションを取るか」ということですよね。
誤解されたくない。否定されたくない。誰もがそう思います。
ということで、「上手な伝え方」を伝授してくれるのがこの本。
それも相手に「イエス」と言ってもらうためには、どう伝えればいいか、ということに特化しています。
「こういうふうに言われたら、人はイヤって言いにくいよ」という伝え方7パターンを教えてくれます。
著者の佐々木さんはコピーライター。人の心を一瞬でつかむ言葉を考えるプロ。
心に響く「強い言葉」の作り方も教えてくれますよ。
読者から「このやり方でデートに誘ったら、うまくいきました」「プレゼンがうまくいって、商談成立しました」などの感想がたくさん届いたそうです。
マッキーも、プレゼンしなければいけない時は、この本を読み直しています。
数字をうまく使えるようになってからは、「説明が分かりやすい」と言ってもらえるようになりました。
7パターンが一つずつ章立てされているので、「あれはどこに書いてあったっけ?」と探さなくて済むので重宝しています。
分かりやすい言葉で、例文をたくさん挙げているので、すぐ読めるし実践できますよ。
特に相手から「イエス」を引き出したい時におすすめの本です。
水島広子『大人のための「困った感情」のトリセツ』
- 自分や他人の感情の扱いに困っている
- 不安になりやすく、気持ちが晴れない
- 周囲にいつも怒ってる人がいて困っている
- 罪悪感が強く、いつも自分が悪いと思ってしまう
- 人をねたむ自分が嫌
- 悔しいことがあると夜も眠れない
- 悲しいことがあって、立ち直れない
昔、マッキーの職場に、いつも何かしら怒っていて機嫌の悪い人がいました。
しかも、マッキーの隣の席だったので、毎日八つ当たりなどの被害を受けていました。
関わりたくないけど、仕事上どうしても毎日接しないといけないとなると、ほんと辛いですよね。
そんな時に探して読んだのがこの本。
怒り・不安・悲しみ・悔しさなど、ちょっと扱いに困る感情について書いてあります。
「どうしてそういう感情が起きるのか」という仕組みと、「感情の取り扱い方法」の両方が分かります。
また、自分の感情と、他人の感情の扱い方を教えてもらえるので、汎用性が高い編成になっています。
マッキーとしては、「そういうことだったんだ!」と膝を打ちたくなるようなことも分かり、すごく為になりました。
感情って、誰にでもあるものなのに、そのメカニズムって意外と知らないんだなあと思いました。
ちなみに、水島さんによると、怒っている人は「困っている人」なのだそうです。
電車が止まって駅員さんに怒鳴っているおじさんがたまにいますが、あれは「(電車が止まって)困っている人」なわけですね。
マッキーの隣の席の人も、「朝から晩まで一日中困ってる人なんだ」と思えたことで、だいぶ気が楽になりました。割り切れたんですね。
水島さんの本は、分かりやすく丁寧に書かれているので、これを皮切りにたくさん読みましたが、どれもおすすめです。
野口嘉則『鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法の法則』
- 許せない人がいる
- 子どもがいじめられていて、心配している
- 家族(親、夫、妻、子ども等)とうまく関係を築けない
- 職場やママ友との人間関係に疲れている
これは大ベストセラーになったので、ご存知の方も多いかもしれません。
本の帯には「読んだ人の9割が涙した!」とあります。
著者は心理カウンセラーの野口嘉則さん。もともとはご本人のブログで書いていた内容が、インターネットで大きな反響があり広まっていったそうです。
主人公は、息子のいじめで悩む主婦。コンサルタントから「鏡の法則」を教わって、人生を大きく好転させていきます。
息子のいじめはなくなり、父親との長年の確執が解け、夫との関係も良くなっていくんですね。
内容は小説仕立てになっていますが、この「鏡の法則」は心理学にもとづいています。
特に、「許せない」と思う人がこの手法で取り組むと、劇的な改善が見込めるそうです。
最後の方に、「ゆるすための8ステップ」が載っていて、実践の仕方も丁寧に説明してあります。
マッキーは、友人から親子関係の相談を受けた時に、この本を紹介しました。
長年、父親とうまくいっていなかったそうですが、勇気を出して取り組んでみたところ、まず自分の気持ちに大きな変化があり、親とも関係が良くなったそうです。
人間関係全般に効果のある本ですので、一読の価値ありです。
まとめ
今日は、人間関係で悩んだ時におすすめの本を4冊ご紹介しました。
誰にでも、苦手な人、気の合わない人はいると思います。
日常的に関わらなければいけない人だとストレスが溜まりますよね。
そんな時には、是非参考にしてみてくださいね。