
読書をしていて時々困るのが、「読んだ本や内容を忘れてしまうこと」です。
せっかく読んだのにもったいないですよね!
年間読書量150冊、読書記録歴25年以上のわたしが、「どんな本だったかすぐ思い出せる」効率的な読書記録のつけ方をご紹介します!
読書記録をつけるメリット
読書記録をつけるメリットは、「何を読んだか」「自分はその時どういう感想をもったのか」「どういうあらすじだったか」などを忘れてしまっても、思い出せることです。
わたしは10代の頃から、友人の影響でノートに読書記録をつけていました。
記録をつけていた内容は、次の四つです。
書名
作家名
心に残った言葉や場面の抜き書き
抜き書きしたのは何ページ目かます。
とてもシンプルな読書記録ですが、四半世紀以上たった今でもとても役に立っています。
あらすじや登場人物の名前などは、今の時代はネットで検索すればすぐ調べられますよね。
けれど「自分がその本のどこにどう感動したか」は、自分にしか分かりません。
そして記録しておかなければ、やがて忘れてしまったり、うろ覚えになってしまう可能性が高いです。
「心の残った言葉や場面」を記録しておいたことで、「あの時、赤毛のアンは何て言ったっけ?」とか、それが本の何ページに書いてあるのかとか、すぐ調べられます。
自分の感想も書いておけば良かったのかもしれませんが、以前は手書きでノートをつけていたので、書くのにとても時間がかかったんですね。
記録は最低限の項目にして、時間はなるべく読むほうに使えるようにしていました。
記録をつけると、心に残ったところを2回読むことになるので、記憶にもより残りやすくなりました。
記録をつけることはアウトプットなので、読む(インプット)とバランスが取れて、読書効果も上がります。
読書記録は、アプリとノートを使い分けた方がいい理由
わたしは現在、読書記録アプリとパソコンのWordの両方で、読書記録をつけています。
個人的にはこれが、読書の効果と効率を最も上げる方法だと思っています。
わたしは「読書メーター」というアプリを使っています。
他にも「ブクログ」や「ビブリア」「Readee」など便利なアプリが無料で使えて、とても便利ですよね。
しかしこれら読書記録アプリには、共通のデメリットがあります。
それは、「アプリがサービス終了すると、つけていた読書の記録がすべて無くなる」ということです。
「読書アプリが、いつかサービス終了するかもしれない」と思いながら使っている人は、ほとんどいないと思います。
けれど、可能性はゼロではありません。
読書メーターは、1カ月分の読んだ本の一覧を、facebookやTwitterにまとめてアウトプットする機能があります。
ちょっとしたリスク分散にはなりますが、そのSNSが数十年後もサービスを提供しているか、誰にも分かりませんよね?
何百冊、何千冊と本の記録を積み上げている人ほど、アプリがサービス終了したときのダメージは大きくなります。
そのためにも、「アプリ一択」に記録を頼るのはお勧めしません。
読書記録アプリのメリットは?
わたしが愛用している「読書メーター」は、楽しくて便利な機能が満載です。
読書アプリとノートの大きな違いは、「他の人とつながれる」ことだと思います。
コミュニティに参加したり、自分で作ったりできます。
読書会などのイベントもたくさん告知されていますし、自分でイベントをたてることもできます。
他の人の感想を読むこともできますし、自分の感想にコメントや「ナイス!」がついたりします。
読書傾向が似ている人を、アプリが「相性の良い読書家」として紹介してくれるので、参考にもなります。
あと、「数値データを簡単にとれる」のもアプリの便利なところですね。
読書メーターだと、「今月・先月読んだ本の冊数」「今月・先月読んだページ数」がトップページに出ます。
また自分の年間ランキングなども、ボタン一つで作れます。
読書アプリ「読書メーター」の主な機能は?
わたしが「読書メーター」で日常的に使っている機能は、次のものです。
「読んだ本」
日付、感想、本棚を入力できます。
感想は255文字以内なので、ちょっと短く感じる時があります。
書名など本のデータは、Amazonとリンクしているため、自分で入力する必要はありません。
「読みたい本」
読みたい本を忘れないように、このフォルダに入れておけます。
図書館や書店で本を探すときなど、これは本当に便利で重宝しています。
「本棚」
読んだ本を5つに分類できる機能です。
ジャンル別とか、「面白い」「泣ける」などの感情別とか、5段階評価とか、自分の好みで設定できます。
「新刊チェック」
好きな作家を登録しておくと、いつ新刊が出るか教えてくれます。
「著者リスト」
「ここ1年間」と「全期間」で、誰の本を読んでいるか円グラフで表示してくれます。
わたしは年末頃にチェックしています。「今年は△△さんがマイブームだったんだな」と、自分の読書の傾向が一目瞭然です。
読書ノートのメリット・デメリット
わたしは10代の読書ノートと同じ項目について、今はパソコンのWordで読書記録をつけています。
日付はWordのプロパティで確認しています。
読書ノートのメリットは、次のようなものが挙げられます。
- 文字数の制限がない
- アプリと違い、不特定多数の人に見られる心配がない
- ノートを無くさない限り、手元に残る
読書メーターは255文字以内、ブクログは文字数制限はありませんが、入力途中でログイン状態が切れることがあるようです。
読書ノートのデメリットとしては、手書きだと書くのが結構大変だということがあると思います。
読書ノートをWordで効率的に入力する方法
読書ノートをWordで記録をつけると、さらに次のようなメリットもあります。
- 手書きより疲れないし、時間がかからない
- 検索が簡単
わたしの記録の仕方をご紹介します。
わたしは本を読む時、心に残ったところや役立ちそうなところに付箋をつけながら読みます。
本を読み終わったら、その付箋の箇所をWordに入力して記録します。
ファイル名は、「書名+著者名」で保存します。
この方法で、「あの言葉って、どの本に書いてあったかな?」とか「あの本は、どういう内容だったかな?」とか、非常に調べやすくなりました。
フォルダごと検索すると、すぐ出てきます。
このように記録することによって、内容を忘れることに不安がなくなりました。
記録する内容は、感想やあらすじなど、自分が記録しておきたいものを自由に選んでOKです。
まとめ
読書が趣味の方向けに、効率的な読書記録の方法をご紹介しました。
リスク分散や機能の相互補助のためにも、アプリとノートは上手に使い分けながら、両方使うのがオススメです。
せっかく読んだ本が無駄にならず、しっかりと自分の身になるように、読書記録をぜひつけてみてくださいね!