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202085日に、人気アーティスト・米津玄師さんの新曲『カムパネルラ』のMVが公開されました。

朝焼けの空と断崖絶壁をバックに、波打ち際で歌う米津玄師さんが話題です。

このMVには、晴着の着物を着た男女が渚を歩き、踊るという印象的なシーンがあります。

なぜ晴着の着物を着た人たちが登場するのか、解説します。

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米津玄師の『カムパネルラ』のテーマは何?

202085日に公開された、米津玄師さんの『カムパネルラ』のミュージックビデオ。

レトロな電車が出てきたり、断崖絶壁のある海辺が印象的ですよね。

『カムパネルラ』の曲の意図として、米津玄師さんはインタビューで次のように語っています。

「カムパネルラ」という曲を作ることによって、この3年間で死んでしまった人……例えば見ず知らずの子供たちや自分は知らないけれど向こうは自分のことを知っているような人たちが、確実に存在していたことになる。

墓標と言うと、もしかしたら言葉は悪いかもしれないですけど、そういうものを戒めとして残しておくのが自分の責任なのかなとどこかで感じながら作りました。

引用元:https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi16/page/3

『カムパネルラ』は、宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』の登場人物。

ザネリを助けようとして死んでしまいます。

カムパネルラに対して歌っている曲ではあるんですけれど、歌っている人はジョバンニではなく、どちらかというとザネリというイメージです。

ザネリはいじわるな子で、カムパネルラが死ぬ直接的な原因になってしまった人。

自分はザネリにすごく感情移入する部分があるんです。

『銀河鉄道の夜』をモチーフに、自分のせいで死んでしまった人の死を悼む、というのが『カムパネルラ』のテーマになっています。

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米津玄師の『カムパネルラ』のMVの着物の人たちの意味の解釈は?

MV133秒あたりから、電車の窓から波打ち際を十数人が見えるシーンが始まります。

米津玄師のカムパネルラ

米津玄師のカムパネルラ

また、225秒あたりから、波打ち際のイスに座った着物の人たちが、米津玄師さんのバックで踊るシーンが出てきます。

ちょっとインパクトがありますよね。

米津玄師のカムパネルラ

どうして着物を着た人たちが登場するのでしょう?

SNSでも、ちょっとした話題になっています。

『カムパネルラ』は宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』をモチーフに、亡くなった人を悼むというのがテーマ

 そうすると、あの着物を着た人たちが一列になって波打ち際を歩くのは、「葬列」のような意味をもっているのではないかと解釈できますね。

ところが、です。

この着物、ぱっと見たところでは喪服に見えるのですが、よく見ると実は女性は黒留袖なんですよね。

男性は、慶事も弔事も和装は羽織袴が正装です。

しかし女性の和装の喪服は、着物も帯も全部黒で、柄はなし、というのが普通です。

黒留袖は、いわゆる晴着

結婚式などの慶事に着る正装です。

帯や裾にきらびやかな絵柄がほどこされ、帯も金色などの派手なものを合わせます。

喪服と晴着では、意味が逆転してしまいますね。

「人の死を悼む歌で、どうして晴着?どうしてお祝いするの?」という謎が出てきます。

 思うに、この場合はやはり「黒い着物を着た人たちは、お葬式や法事」の意味なのではないかと思います。

『カムパネルラ』は亡くなった人を偲ぶ歌ですし、歌詞を読んでも「お祝い感」はまったくありません。

 「じゃあ、亡くなった人を偲ぶのに、どうして晴着を着るの?」という謎が新しく出てきますね。

これは、単純に撮影上の問題なのではないかと推測します。

MV225秒あたりから、着物の人たちが踊るシーンを見てください。

夜の暗い海で踊っていますよね?

女性の喪服は、帯も黒帯を締めなくてはいけません。

そうすると、暗い海を背景にした時、顔だけが白く浮かび上がってしまい、かなり怖い画になってしまいます。

画としてかなり違和感が出るし、前で歌っている米津玄師さんよりも、後ろの人が目立ってはいけないわけです。

また、波打ち際を一列になって歩くシーンも、裾に絵柄のない喪服だと、全体的な印象として「何か物足りない」感じが出てくるはずです。

映像的に「何かちょっと違うんだよね」という部分が出てくるのではないでしょうか。

黒留袖も、基本的には「黒い着物」なので、ぱっと見は「喪服のように」見えます。

あまり深く考えなければ、全体的に照明が暗めのトーンで撮影されているMVの中では、「本当は留袖だけど、喪服のイメージで通る」のではないでしょうか。

 解釈としては、着物を着た人たちが登場するのは、「喪に服している」あるいは「法事」という意味だろうと思います。

米津玄師さんのインタビューには「この3年間で死んでしまった人」という言葉が出てきますので、「3回忌」というイメージではないかなと思います。

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まとめ

米津玄師さんの『カムパネルラ』のMVに、着物を着た人たちが登場する意味を解説しました。

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のイメージもちゃんとあって、歌詞の意味と合うMVだと思います。

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