人気アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では、ヨーロッパっぽい美しい街が舞台となっています。
ライデンシャフトリヒもガルダリク帝国も、実際には存在しない国。
けれど、街並みや建物はドイツや京都をモデルにしているのです。
ファンの間では聖地となっていて、旅行に行く人もいるのだとか。
この記事では
- モデルになった国や建物(画像あり)
- 時代設定はいつ頃?
- 『エヴァ―ガーデン』の世界地図は?
について、まとめています。
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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のモデル国はどこ?
この章では、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の
- ライデンシャフトリヒ(ヴァイオレットの国)
- ガルダリク帝国(敵国)
の2つの国について、解説します。
モデル国はドイツやオランダ
まず、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界はどうなっているか確認しましょう。
テルシス大国という、日本でいうと四国っぽい形の大陸があります。
その中央南端の「ライデンシャフトリヒ」は、ギルベルトやヴァイオレットの国です。
二人は、大戦において北のガルダリク帝国と戦っていたのです。
(地図の書き込み内容については、3章で詳しく解説します)
これらは架空の大陸と国ですが、モデルにしている国はあるのでしょうか?
まず、「ライデンシャフトリヒ」は国名からして、明らかにヨーロッパっぽいですよね。
ライデンシャフトリヒはこんな国です。
- 気候は、夏は高温多湿で、冬は温暖少雨
- 農業が盛んで、米を中心とした多毛作
- 天然の良港が多く、南部の交易の中心地
- 鉄や銅、石炭などの天然資源も豊富
- 輸送のための鉄道が発達
- 港と資源を狙って、諸国からの侵攻を多く受けてきた
- 首都ライデンは、二重の城壁で囲まれている
- 貴族院を中心とした議院内閣制
- 王室もある
- 戦後は女性の社会進出が盛ん
国名の「ライデンシャフトリヒ」の「~リヒ」は、東ヨーロッパでよく使われる言葉。
ドイツには「フリードリヒ王」という国王もいましたし、よくある名前です。
また、「リヒテンシュタイン公国」は、ドイツ語が公用語で、オーストリアとスイスの間にあります。
ライデンシャフトリヒでは、鉄や石炭が多く採れることからも、ドイツを連想させますよね。
実際、ドイツのハイデルベルクの街並みが
- ライデンシャフトリヒ
- ガルダリク帝国
の両方で使われているようです。
Violet Evergarden、最終話を観ました。終始、感動。そして…どこかで見たことある建築だ!と思って卒業旅行中に撮った写真と比較してみたら、完全一致…ハイデルベルクだ… pic.twitter.com/8UcqabLBO9
— たま (@tamah08) April 5, 2018
歴史を感じる、とても雰囲気のある景色。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界観にぴったりです。
ちなみにライデンシャフトリヒの首都のライデンは、オランダの都市「ライデン」に由来していそう。
これらを考えると、中央~東ヨーロッパの国をモデルにしていそうです。
一方で、「ライデンシャフトリヒ」は南国であるため、
- 夏は高温多湿
- 米作が盛ん
ということなので、アジアっぽいところもありますね。
総合的に考えると、
- 国名や都市名、服装などはヨーロッパ(ドイツやオランダ)をモデル
- 気候は、地理的にアジア的要素も取り入れている
と言えそうです。
H.C郵便社は京都文化博物館がモデル!
ヴァイオレットが働いているのは、ホッジンズが設立したH.C郵便社。
レンガ造りのクラシカルな建物ですよね。
実は、こちらの建物は京都文化博物館がモデルだそう。
正面玄関の上部のアーチの形が少し異なりますが、全体的にはとてもよく似ています!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は京都アニメーションが制作しているので、京都の建物がモデルになっているのでしょうね。
ファンの間では、京都文化博物館は聖地として有名。
タイプライターで仕事をするのに、雰囲気もぴったりですね!
- 住所:京都府京都市中京区東片町623−1
- 電話番号:075-222-0888
- 料金:(総合展示)
一般500円・大学生400円
(高校生以下は無料) - 営業時間:(総合展示)10時~19時30分
- 休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始
『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』の時代設定は?
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、架空の大陸・国を舞台とした物語です。
しかし、タイプライターが出てきたり、建物も観たことある感じで、実際の世界とあまり違和感ないですよね。
いったい時代設定は、いつ頃がモデルになっているのでしょう?
- タイプライターが主流の時代は、1850年~1970年代(幅広い)
- ガス灯が電気灯に変わったのは、第一次世界大戦後(パリ)
- 近代エレベーターは、1903年以降
- ラジオの電波塔は、1930年代から
- 鉄道がディーゼル機関車なら、1930代以降
- 服装のデザインは、1920~30年代風
- ライフルは、第一次世界大戦っぽい(1910年代)
- 塹壕戦も、第一次世界大戦っぽい(1910年代)
- 4年間の大戦も、第一次世界大戦を連想させる(1910年代)
- 南部連合と北部連合での大戦は、アメリカ南北戦争っぽい感じも(1860年代)
- 兵士のヘルメットが、ドイツ兵に似てる
などから総合的に見て、1910年代~30年代をモデルにしていると言えそうです。
『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』の地図は?
最後に、『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』の
- 登場人物たちは、どこら辺に住んでる?
- 物語に出てくる場所はどこ?
なのか、確認しておきましょう。
まず、ヴァイオレットの住むライデンシャフトリヒは、テルシス大陸の南に位置する国です。
大戦での敵国は、北のガルダリク帝国。
ふたつの国は、緑色の枠で囲っているところですね。
- 決戦地インテンスは、大陸のほぼ中央の国・アンクリュームにある
- ヴァイオレットが恋文を代筆したのは、ドロッセル王国のシャルロッテ王女
- ヴァイオレットがリオンと一緒に仕事をしたのは、アストレア国のシャヘルの天文台
- 人気劇作家オスカー・ウェブスターが住んでいたのは、ゲネトリクス国
- クラークとアンが住んでいたのは、レッヘルント
- 兵士エイダンが任務についていたメナス基地は、クトリガル国の端
こうして見ると、ヴァイオレットが大陸のあちこちで仕事をしているのが分かります。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界は、かなり緻密につくられているんですね!
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2022年11月23日現在の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の取り扱いは以下の通りです。
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- 映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』2019年公開
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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のモデル国や時代設定まとめ
美しい景色が印象的な『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。
- ライデンシャフトリヒやガルダリク帝国の景色や建物は、ドイツのハイデルベルグがモデル
- ライデンシャフトリヒには、米作をするアジアの要素もある
- H.C郵便社は、京都文化博物館がモデル
- ライデンシャフトリヒの首都ライデンは、オランダの都市ライデンに由来していそう
- 時代設定は、1910~30年代と思われる
- 地図を見ると、ヴァイオレットがテルシス大陸のあちこちで仕事をしていることが分かる