ドラマ小説『元彼の遺言状』タイトル
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2020年に『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した『元彼の遺言状』

2022年にはフジテレビでドラマ化されることになりました。

「森川英治は、インフルエンザで死んだよね?犯人はいないはず」

と最初は思いますが、謎が謎を呼び

「英治を殺した犯人は誰?」

と次第に分からなくなっていきます。

英治は病死ではなく、殺害されています。

この記事では、

  • 森川英治と村山権太を殺した犯人は誰?
  • 英治や村山を殺した理由は?
  • どうやって英治を殺した?死因は?

について、ネタバレで分かりやすく解説します。

  \一気読みできる面白さ/


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【元彼の遺言状ネタバレ】英治を殺した犯人は誰?動機や殺害方法は?

英治を殺した犯人は堂上圭

結論から言うと、森川英治を殺した犯人は、獣医の堂上です。

堂上は、英治の愛犬バッカスの主治医でした。

ちなみに、原作小説では苗字の「堂上」としか名前が出てきません。

TVドラマでは「堂上圭」となっており、野間口徹さんが演じています。

犯人が英治を殺した動機は?

ミステリーでは「一番意外な人が犯人」というのが鉄板ですね。

『元彼の遺言状』も然りでした。

堂上は、英治の愛犬バッカスの主治医でした。

英治は、堂上と息子の亮にも伊豆の別荘を遺贈すると遺言しています。

堂上と英治の関係は良さそうだったのに、なぜ堂上は英治を殺害したのでしょうか?

理由は、

「英治が遺言状を書き換えると言ったから」

「英治と亮の関係を公表されたくなかったから」

です。

これだけでは、ちょっと分かりませんよね。

堂上の息子・亮は、実は英治の子供だったのです。

堂上の妻・真佐美は、英治の元カノで不倫関係にありました。

元カノリストにも載っていたんですよね。

真佐美は、英治の子である亮を身ごもり出産します。

しかし、英治にも堂上にも、その事実を伝えませんでした。

堂上は、真佐美の死後、妻の日記で真実を知りますが、亮を自分の子供として育てていたのです。

ところが、英治は亮が自分の子供であることを、遺言状を書いた後に知ります。

英治は、「犯人に全財産を譲る」という2通の遺言状を、

  • 1月27日に第一遺言
  • 128日に第二遺言

として作成しました。

そして、129日夕方に、叔父の森川銀治が

「英治と亮は生物学的な父子関係にある」という鑑定結果を伝えたのです。

英治は亮が自分に似ているので、「僕の子供なのでは?」と思っていたようなのです。

それで、叔父の銀治が遺伝子鑑定依頼していたのでした。

「亮は僕の息子だった」と知った英治は、すぐに堂上を呼び出します。

そして実子である亮に遺産を残したいから、遺言状を書き直すと告げたのです。

亮と英治の関係を明らかにされたくない堂上は、英治を殺害したのでした

犯人が英治を殺した方法は?

獣医である堂上は、薬物の知識がありました。

死体解剖されても検出されにくい塩化カリウムを静脈注射して、殺害しています。

塩化カリウムって、要するにですよね。

「塩化カリウムって、食卓塩に入ってるよね?それで人が死ぬの?」

と不思議だったので、調べてみました。

高濃度の塩化カリウムを静脈注射してために、心不全で死亡したという医療事故は、実際起きていました。

容体が急変して死亡に至るそうです。

怖いですね。

食品にも使われる塩化カリウムなので、解剖でも検出されにくいということなのでしょう。

獣医の堂上は、高濃度の塩化カリウム製剤を持っていたのかもしれません。

ということで、

英治の死因は、塩化カリウムを静脈注射されたことによる心不全

と言えそうです。

堂上は、遺言状を書き換えると告げられた後、130日の未明に英治の屋敷に忍び込んでいます。

万が一のための偽装として、森川製薬の新薬の注射器を英治に持たせたのでした。

英治は、新薬の試作品を持っており、堂上も見せられたことがあったのです。

屋敷のどこに新薬があるかも、堂上は知っていたのですね。

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【元彼の遺言状ネタバレ】犯人が村山権太を殺した動機と方法は?

獣医の堂上は、森川英治だけでなく、顧問弁護士の村山権太も殺害しました。

村山権太は、元カノの遺産相続で剣持麗子と知り合った日に、死んでしまいます。

村山と麗子が、村山の法律事務所へ行くと、遺言状を保管している金庫が盗まれていました。

村山は、デスクに置いてあった煙草を吸った途端に咳き込んで倒れます。

煙草には、即効性の高い毒物が塗られていたのでした。

この辺りから、物語に「英治は病死ではないのでは?」という雰囲気が漂ってくる重要な場面です。

村山を殺害した動機は?

堂上は、なぜ村山弁護士まで殺害したのでしょうか?

理由は、「村山弁護士が、元カノリストを見たから」でした。

金庫を盗んだのは、元カノリストを他人に見られないようにするためです。

なぜなら、元カノリストには、堂上の妻・真佐美の名前が載っていたからでした。

元カノリストを見た人から「堂上真佐美が英治の元カノなら、亮は英治の子供では?」と疑われ、知られるのを恐れたのですね。

元カノの遺産相続の集会で、堂上は村山から、真佐美の元カノとしての遺贈分を代理で受け取るか?と訊かれたのです。

それをきっかけに、金庫を盗み、村山を殺害しています。

また、元カノリストを見た森川紗英のことも殺そうとするのです。

しかし先に気づいた剣持麗子の大奮闘により、ギリギリ間に合って、警察に現行犯逮捕されたのでした。

村山を殺害した毒物は何?

村山を殺す時に使った毒物は、動物用の治療漢方薬の附子(ぶし)でした。

附子は、トリカブトという植物の根を乾燥させた漢方薬。

狂言にも「ぶす」という演目がありますが、附子のことです。

日本でも古くから用いられていたんですね。

トリカブトは毒があるのですが、水で煎じると毒性が弱まって、痛み止めの効能があるのです。

その附子をタバコに塗りつけたんですね。

トリカブトと言えば、1986年に「トリカブト保険金殺人事件」が実際にありました。

なので、「トリカブトは毒」と知ってる人も多いと思いのではないでしょうか。

トリカブトは、結構その辺りに野草として生えているので、誤食で死亡者が毎年出るようです。

 英治を殺すときは、いずれあと数日で死ぬ人間なのだから、

その寿命を数日だけ縮めてもバチが当たらないだろうという悪魔の声に負けてしまったという。

しかしいざ英治を殺してしまった以上、妻の不倫が外部にバレたら、「殺しのモトがとれない」ような気がしてきたという。

引用元:新川帆立『元彼の遺言状』宝島社文庫

一度殺人というハードルを越えると、二回目以降はハードルが低くなるのかもしれません。

獣医である堂上は、英治と村山弁護士を、どちらも薬物で殺害したのでした。

実父と実母は死に、養父は刑務所行きとなった亮は、森川拓未と雪乃の夫婦に引き取られています。

息子のことを思っての犯行でしたが、結果的にもっとも傷つけてしまう形になったしまいました。

 \こちらもドラマ原作/


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【元彼の遺言状ネタバレ】犯人と動機・殺害方法まとめ

まとめ
  • 森川英治を殺した犯人は、獣医の堂上
  • 堂上が英治を殺した動機は、英治が遺言状を書き換えようとしたから
  • 薬物の知識がある堂上は、遺体解剖でも検出されにくい塩化カリウムを静脈注射して殺害した
  • 英治の死因は、上記による心不全と考えられる
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