映画『万引き家族』では、血縁ではない疑似家族が登場します。
そのため関係がちょっと複雑です。
また「知り合ったきっかけは何だったの?」と不思議ですよね。
この記事では、『万引き家族』の
- 登場人物ネタバレ相関図
- キャストとスタッフ一覧
- 6人はそれぞれどうやって知り合った?
について、まとめています。
【万引家族】登場人物ネタバレ相関図
映画『万引き家族』の登場人物ネタバレ相関図はこちら。
スマホは指で広げると拡大します。
カードの色分けは以下の通りです。
- ブルー:疑似家族の柴田家
- ピンク:亜紀の本当の家族(柴田家)
- オレンジ:りんの本当の家族(北条家)
- グレイ:警察
- グリーン:その他
亜紀の本当の家族は、ピンクの柴田家なので、ブルーをピンク枠で囲っています。
同様に、りんのカードも北条家のオレンジ枠で囲いました。
分かりにくいですが、柴田家が2つあります。
疑似家族の柴田家は、柴田初枝の苗字にあわせて偽名をつかってるんですね。
元夫の柴田と離婚した後も、初枝は苗字をそのまま変えなかったようです。
戸籍では、離婚する時にどちらの苗字にするか選べますから、法的には「柴田」でも不思議ではありません。
しかしほとんどの場合が、女性は旧姓にもどすので、「変だな」と思った人もいるかもしれませんね。
治の本名は「えのきしょうた」で、信代の本名は「たなべゆうこ」でした。
柴田治と柴田信代は、完全に偽名ですね。
また、祥太も本名ではなく、治が自分の本名で呼んでいました。
何だかややこしいですね…。
亜紀は本当の家族も柴田姓なので、本名です。
しかしアルバイト先では、妹の名前「さやか」を源氏名として使っていました。
相関図には、実際には登場していない「信代の元夫」も左上のグリーンで配置しています。
信代に暴力を振るう夫を、殺害しています。
一応、正当防衛が認められたようですが、治には執行猶予の前科がついたようです。
ふたりで殺したのか、治が一人でやったことにしたのかは、映画では分かりません。
しかし埋めるのは、おそらく二人でやったのではないでしょうか。
初枝を埋める時も「またこんなことするなんて」と二人で言っていましたし。
6人の家族が、それぞれどうやって知り合ったかは、次の章をご覧ください。
【万引家族】キャストとスタッフ一覧
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督 審査員会見コメント
— 映画『万引き家族』公式 (@manbikikazoku) May 19, 2018
この作品は私たちに深い感動を与えてくれました。
とにかく恋に落ちてしまった。上品で素晴らしくとても深い。魂をわし掴みにされた。 pic.twitter.com/xgBeUxHUwh
【万引家族】キャスト一覧
登場人物名 | 役柄 | キャスト名 |
柴田修 | 主人公 信代の夫 | リリー・フランキー |
柴田信代 | 主人公 治の妻 | 安藤サクラ |
柴田初枝 | 家の持ち主 | 樹木希林 |
柴田亜紀 | 初枝の元夫の孫 | 松岡茉優 |
柴田祥太 | 治が誘拐した子 | 城桧吏 (じょうかいり) |
りん/じゅり | 治が誘拐した子 | 佐々木みゆ |
4番さん | 亜紀の客 | 池松壮亮 |
柴田譲 | 亜紀の実父 | 緒形直人 |
柴田葉子 | 亜紀の実母 | 森口瑤子 |
柴田さやか | 亜紀の実妹 | 蒔田彩珠 |
北条保 | りんの実父 | 山田裕貴 |
北条希 | りんの実母 | 片山萌美 |
店長 | 亜紀のバイト店長 | 黒田大輔 |
根岸三都江 | 信代の同僚 | 松岡依都美 |
山戸頼次 | 駄菓子屋店主 | 柄本明 |
前園巧 | 警察官 | 高良健吾 |
宮部希衣 | 警察官 | 池脇千鶴 |
【万引家族】スタッフ一覧
8/3(金)是枝裕和監督のティーチインイベントが決定しました
— 映画『万引き家族』公式 (@manbikikazoku) July 27, 2018
18:50の回(上映後にイベント)@TOHOシネマズ 日比谷にて実施。チケットは本日24:00よりインターネットチケットvitにて発売です#万引き家族#是枝裕和 pic.twitter.com/8pCI6KmcJs
担当 | スタッフ名 |
監督/脚本/編集 | 是枝裕和 |
製作 | 石原隆 依田巽 中江康人 |
プロデューサー | 松崎薫 代情明彦 田口聖 |
撮影 | 近藤龍人 |
照明 | 藤井勇 |
録音 | 冨田和彦 |
万引家族はどうやって知り合った?
治と信代は客と店員で知り合った
治と信代は、元客と従業員だったことが映画で少し出てきました。
信代は、どうやら風俗店で働いていた時に、客の治と知り合ったようです。
治が「じゃあまた一緒に店やるか。西日暮里辺りでよ」と言い、
信代は「亜紀でも雇えばどうにかなるかね」と言っていました。
また、信代が亜紀に治のことを「客だった」と言っています。
これらのことから、治と信代が風俗店の客と従業員だったことが伺えます。
治と初枝はパチンコ屋で知り合った
映画の中で説明がなかったため、分からなかったのは
「治と信代は、どうやって初枝と知り合った?」
ということでしょう。
ノベライズされた小説には、治と初枝がパチンコ店で知り合う場面があるのです。
映画の中で、初枝がパチンコしているシーンがありました。
隣の人が席を外した隙に、初枝はパチンコ玉のカゴを盗っていましたね。
昔、治はパチンコ店で初枝が同じようにしてパチンコ玉を盗むのを見たのです。
そして、治が初枝に話しかけて親しくなり、治が初枝の家に居候するようになったのでした。
そして信代も一緒に暮らすようになったんですね。
治と信代は、初枝の年金を当てにしていました。
また、初枝は孤独な一人暮らしに不安があって、ふたりを受け入れたようです。
亜紀と初枝は元夫つながりで知り合った
初枝と亜紀の関係も不思議ですよね。
初枝が元夫と離婚したのは、後妻が割って入ったからのようです。
元夫が不倫相手と結婚した感じでしたね。
元夫と後妻の間に生まれたのが、柴田譲(緒形直人)です。
亜紀は、譲の娘ですね。
なので、初枝にとって亜紀は、元夫の孫ということになります。
両親は妹にだけかわいがると亜紀は感じていたのか、家庭に居場所を見つけられなかったようです。
初枝から亜紀に「一緒に暮らそう」と声を掛け、亜紀が家でした格好でした。
まさか金を無心にくる初枝と一緒に暮らしていると思わず、両親は驚いたでしょうね。
祥太は治・信代と駐車場で助けられた
祥太は、松戸のパチンコ店の駐車場から、治と信代が連れてきたようです。
祥太は「助けてくれた」と言っていたので、炎天下の車の中にひとり置き去りにされていた可能性があります。
治と信代は、
- パチンコ店に遊びに行って気づいた
- 車上荒らしをしていて気づいた
のどちらか、はっきり分かりません。
車の中から祥太を助ける時に、クラッシャーを使ったでしょうから、後者かもしれませんね。
りんは治・祥太が連れ帰った
りんが疑似家族に仲間入りした経緯は、映画冒頭に出てきました。
冬の寒い日に、家に入れてもらえずアパートの通路にいたりんに、
治が「コロッケ食べる?」と話しかけて、連れ帰っています。
治は、それまでにも外に出されているりんを、何度か見ていたようです。
【万引家族】登場人物相関図&キャストまとめ
- 治と信代は、風俗店の元客と従業員
- 治は、パチンコ店で玉を盗む初枝を見て声を掛け、居候することに
- 亜紀は、初枝の元夫の孫
- 祥太は、治と信代が松戸の駐車場から誘拐した
- りん(じゅり)は、治が帰宅途中で誘拐した