映画『ローマの休日』タイトル

1953年公開の映画『ローマの休日』は、タイトル通りにローマ市内各所でロケ撮影しています。

とりわけ最後の記者会見シーンは印象的ですよね。

この記事では『ローマの休日』の

  • ラストシーンのロケ地場所はどこ?
  • 別れのセリフは何だった?

について、解説をまとめています。

【ローマの休日】ラストシーンのロケ場所と別れのセリフは?

映画『ローマの休日』のラストシーンの場所とセリフを振り返ってみましょう。

ラストシーンはコロンナ宮殿

ラストシーンのロケ撮影地は、コロンナ宮殿(パラッツォ・コロンナ)です。

『ローマの休日』はモノクロ映画ですが、カラー写真で見ると絢爛豪華ですごいですね!

モノクロでも雰囲気ありますが、映画がカラーだったら印象もずいぶん変わったでしょうね。

まず、コロンナ宮殿のロケーションを見てみましょう。

コロンナ宮殿の場所
  • ローマ市内の中心地
  • クイリナレの丘のふもとにある
  • サンティアポストリ教会が隣にある

市内中心地にあり、観光しやすい場所にあるんですね。

コロンナ宮殿は、個人所有の宮殿です。

現在もコロンナ家の当主が住んでいます。

一部は賃貸住居にしてあるため、100人くらいが住んでるそうですよ。

宮殿を賃貸契約できるって、すごいですね。

宮殿に住むって、どんな気分なんでしょう。

歴史的なことを見てみましょう。

コロンナ宮殿の歴史
  • コロンナ家は、9世紀から現在まで続くイタリアの名家
  • 1213世紀は、枢機卿や元老院議員を輩出
  • 1314世紀頃は、大詩人ダンテをもてなした
  • 15世紀には、ローマ法王マルティヌス5世を輩出
  • 500年に渡って、宮殿を増改築している

時代それぞれの当主が、宮殿を増改築しているため、いろんな建築様式が混在してるそうです。

宮殿内にはギャラリーもあり、一般見学できます。

ラストシーンの別れのセリフは?出会いの挨拶の言葉だった

『ローマの休日』のラストシーンは、アン王女の記者会見シーンでした。

前日に、王女はカジュアルな服装で、自由にのびのびと振る舞っていました。

何度もかわいらしい笑顔を見せましたね。

最後の記者会見シーンは、対照的にフォーマルなドレスで、凛とした対応でした。

また、会話も抑制を聞かせながらも、とまどいや思いやりなどの感情が伝わってくるものでした。

少し長めにセリフを振り返ってみましょう。

記者会見の場に登場したアン王女は、取材記者の中にジョーがいることに驚き、とまどいます。

マスコミから「国家間の友好関係について今後の見通しはどうですか?」と質問されると、

「守られると信じます。個人の関係が守られるのと同様に」

と言って、アン王女はジョーを見つめました。

ジョーの正体を知ったアン王女が、けん制した格好でしたね。

ジョーは王女の不安を感じ取り、すぐさま返答します。

「わが通信社の見解を述べますと、王女様の信頼は裏切られないでしょう」

「それを聞いて、安心しました」とアン王女は安堵します。

とてもウィットの効いた会話でしたね。

引き続き、別の記者が「最も気に入った訪問地はどこですか?」と質問します。

王女が少し考え込むと、側仕えが「それぞれ…」と小声で指示をだしました。

王女は「それぞれ忘れがたい思い出があります。とてもひとつには…」と無難な回答をしますが、思い直して

「ローマです。何といってもローマ。ローマの思い出は一生忘れられないでしょう」

と言って、またジョーと見つめ合ったのでした。

写真撮影の時間となり、各社が一眼レフでアン王女を撮影する中、アーヴィングだけがライター型カメラで撮影。

アン王女は、ちょっと呆然とした表情でしたね。

そして「記者のみなさまにご挨拶したいわ」と、普段はしない行動をとります。

右端から、記者ひとりずつの名前を聞き、短い言葉をかけていきました。

アーヴィングが名乗ると、王女は「初めまして」と初対面を装います。

「お渡ししたいものがあります。ローマ訪問の記念写真です」とローマ訪問の記念写真を渡します。

アン王女は、ギターで調査員をぶん殴る写真を見て「感謝します」と返答。

次にジョーが「ジョー・ブラッドレーです」と名乗ると、「お会いできて光栄です」とアンが言って、ふたりは握手し見つめ合ったのでした。

別れの会話が出会いの挨拶というのは、とてもユニークですよね。

制限された状況の中で、アン王女は精一杯の感謝を伝えようとしていることが伝わってきました。

最前列の記者全員とあいさつを交わしたアン王女は、席に戻ります。

そして、記者たちににっこりと微笑み、またジョーと見つめ合い、小さくうなずき、退席しました。

去っていくアン王女を見送るジョーのまなざしが、切なかったですね。

他の記者たちが去った後も、最後まで残っていました。

会場を出る前に名残惜しそうに振り返り、ゆっくりと立ち去ります。

『ローマの休日』のラストシーンは、アン王女とジョーの秘めた想いが、胸に迫る名場面でしたね。

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オードリー・ヘップバーンの代表作を無料で観るには?

『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンは、とても可愛くて清楚ですよね。

「他にはどんな代表作がある?」

「無料で観られる動画配信サービスは?」

について、まとめました。

オードリー・ヘップバーンの代表作は?

ヘップバーンの代表作を、年代順に並べてみました。

オードリー・ヘップバーンの代表作
  1. 『ローマの休日』

  2. 『麗しのサブリナ』

  3. 『パリの恋人』

  4. 『尼僧物語』

  5. 『ティファニーで朝食を』

  6. 『シャレード』

  7. 『マイ・フェア・レディ』

  8. 『暗くなるまで待って』

ブログ主が個人的に好きでオススメな作品を紹介します。

『麗しのサブリナ』

「幸福な恋をしている女は、スフレを焦がす。不幸な恋をしている女は、オーブンのスイッチを忘れる」

というセリフが、とても印象的です。

ヘップバーンが、とにかくキュートなんですよね。

『マイフェアレディ』

『麗しのサブリナ』もそうですが、野暮ったい女の子が磨かれて美しくなるというストーリーは、ヘップバーンの最も得意とするところのように思います。

ファッションもゴージャスで素敵です。

『暗くなるまで待って』

これはサスペンスですが、「ヘップバーンは、きれいなだけの女優じゃない」と思わされた一作です。ドキドキハラハラしますよ!

『ティファニーで朝食を』

カポーティの原作小説とストーリーが全然違います。

小説を読んだことがない人にはオススメです。

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※本ページの情報は、2022年5月7日現在です。
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【ローマの休日】ラストシーンの場所と別れのセリフまとめ

まとめ
  • ラストの記者会見シーンのロケ場所は、ローマ市内のコロンナ宮殿

  • ラストシーンで、「ローマです。何といってもローマ。ローマの思い出は一生忘れられないでしょう」と言って、暗にジョーに「あなたを一生忘れない」と伝えた

  • ラストの二人の別れのセリフは、「ジョー・ブラッドレーです」「お会いできて光栄です」という出会いの挨拶だった

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