実写映画『ザ・ファブル』の主人公・佐藤明は、いつもベッドではなく風呂場のバスタブの中で寝ています。
短いシーンでしたが、結構インパクトありましたね。
劇中では特に何の説明もなかったので、「どうして浴槽で寝てるの?」と思った人もいるのではないでしょうか。
この記事では、
佐藤明が、風呂場の浴槽で寝る理由
について、個人的な考察をまとめています。
【ザ・ファブル】佐藤明が風呂場の浴槽(バスタブ)で寝るのはなぜ?
【考察1】敵に対する用心のため
原作漫画でも、佐藤明はベッドではなく浴槽で寝ています。
実写映画よりは、詳しく描いてあるので、ちょっと紹介しますね。
- ベッドはあるが、バスタブで寝ている
- 枕や毛布を丸めて、上から布団をかけて人が寝ているように見せてる
- ベッドメイキング後、手を合わせて布団を拝むことも
- 冬は、風呂のフタをしめて寝てる(たぶん防寒のため)
- 朝起きたら、そのまま浴槽にお湯を張って、朝風呂に入っている
という状況なのです。
明が、なぜベッドで寝ずに、風呂場で寝るのか、原作漫画でも説明されていません。
そこで考察してみたのですが、一番考えられるのは、「敵に対する用心のため」ではないでしょうか。
明は、ベッドを人が寝ているように整えて、別の場所で寝ています。
仮に、寝ている時に敵の襲撃を受けたとします。
寝ている時というのは、人間が一番無防備な時ですよね。
普通、人はベッドなど布団の上で寝るので、寝室が真っ先に狙われるはず。
風呂場やトイレは、一番最後に探すはずなのです。
なので、寝室に人が入る気配に気づいたら、逃げるなり戦う準備をするなり、わずかでも時間が稼げますよね。
原作漫画では、ベッドを人が寝てるように整えた後、目を閉じて両手を合わせて、拝む姿も描かれています。
セリフがないので分からないのですが、何事もないよう祈っているのかもしれませんね。
【考察2】「普通でない」という表現
【じっくり語り合い──】
— 映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』公式 (@the_fable_movie) June 12, 2021
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幼少時から、ボスから殺し屋としての訓練を受けてきた明は、「普通」がよく分かっていないところがあります。
サンマの塩焼きを頭から丸かぶりして、ミサキの驚く顔を見て、「これって普通じゃない?」と確認したりしています。
明は、ボスからナイフ一本もたされて山に置き去りにされ、自力で帰って来るよう言われるなど、普通ではない子ども時代を過ごしました。
映画の中では、木の中の虫を捕まえて、生きたまま丸呑みしていましたね。
また、明は極度の猫舌ですが、食べ物に毒が入っているかどうか見分けるため、敏感になってしまったから。
そして、理由は不明ですが、家にいるときは服を着ません。
いろんな面において、明は「普通ではない」わけです。
その「普通ではない」表現のひとつとして、「ベッドではなく風呂場で寝る」という人物設定になっているのかもしれません。
普通は、風呂場では寝ませんからね。
【考察3】ベッドで眠れないから
子どもの頃から、山でサバイバル生活をしていた明は、もしかするとベッドで寝るのが、落ち着かないのかもしれません。
山の中だと、アリなどの虫を避けるために、地面に横になって寝たりしなかったのではないでしょうか。
とりあえず、山の中には羽毛布団のような、柔らかいものは無さそう。
- 石の上のような固い場所
- 小さな横穴のような狭い場所
の方が、明にとっては落ち着いて眠れる場所なのかもしれません。
ボスは、明に普通の生活をさせたいようです。
いずれ、明が殺し屋稼業を辞める日が来るかもしれません。
それからは、ベッドでゆっくり体を伸ばして寝られるようになるといいですね。
【ザ・ファブル】解説・考察記事一覧
【ザ・ファブル】明が浴槽で寝る理由まとめ
実写映画『ザ・ファブル』では、佐藤明が浴槽で寝る場面があります。
- 原作漫画でも、明が風呂場で寝る理由は明かされていない
- 明の部屋にはベッドがあるが、人が寝ているように整えて、浴槽で寝ている
- 明が浴槽で寝るのは「敵の用心のため」「普通ではないという表現」「ベッドで眠れないから」という理由が考えられる