映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』では、最後に小野寺拓巳が海外へ行きます。
「拓巳は、海外のどこへ、何しに行ったの?」
「拓巳は、里香の命日に帰って来た?」
「拓巳はなぜ逮捕されてないの?」
といろいろと謎でしたね。
小説版には、映画よりも詳しく書いてありました。
この記事では、
- 拓巳はなぜ海外に行ったのか?どこへ何をしに?
- 拓巳は、なぜ捕まってない?
- 拓巳は、その後どうなった?
- 整形手術後~小説出版までの拓巳は、何してた?
について、解説とをまとめています。
【22年目の告白】最後にたくみはなぜ海外へ?どこへ何をしに行った?
遅ればせながら、、皆様メリークリスマスでした
— 映画『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』 (@22kokuhaku) December 25, 2016
(ギリギリすみませんっ!)#22年目の告白 pic.twitter.com/L8TbALSAfk
拓巳はなぜ海外へ?どこへ何をしに行った?
映画『22年目の告白』で、牧村や山縣院長、美晴が空港で拓巳を見送っていました。
国際線ターミナルだったので、海外に行ったようです。
映画では、
山縣院長が「元気でな、拓巳君」と言い、
拓巳が「先生もお元気で」と返していました。
そして「里香の命日にまた帰ってきます」とも言っていましたね。
しかし、具体的にどこへ何しに行くのか言っていません。
「海外に、何しに行くの?どこへ行くの?」と不思議ですよね。
映画はノベライズ化もされたので、小説版も読んでみました。
映画よりは、もう少し書いてありましたよ。
小説版だと拓巳は
「ここには俺の居場所はありませんから。海外で今後のことをゆっくり考えてみます」
と牧村に言っているのです。
どこの国へ行くのかまでは、書いてありませんでした。
けれど、おそらくアメリカではないかと思います。
なぜなら、里香が行方不明になった後、小説版では拓巳はアメリカで一時暮らしていたからです。
詳しくは、最後の章「飛び降り自殺未遂~本出版までの拓巳はどうしてた?」で解説します。
海外へ行く理由として「ここには俺の居場所はありませんから」と言っています。
拓巳は、日本で有名になりすぎました。
街を歩いていても、みんなが振り向いたり、声を掛けてきたりして、煩わしいでしょう。
あることないこと、週刊誌に書かれそうです。
誹謗中傷する人も、少なからずいそうですよね。
拓巳にとっては、一生忘れられない1年だったはずです。
自分に起きたことや、今後のことを静かに一人で考えたいのでしょう。
気持ちは理解できますよね。
だから、「有名人の拓巳(曾根崎雅人)」を知る人のいない海外に行きたかったのでしょう。
拓巳は仙堂を刺したのに、なぜ捕まってない?
おそらく多くの人が
「拓巳は仙堂俊雄を刺したのに、なぜ捕まってないの?」
と思ったのではないでしょうか。
拓巳は仙堂を、包丁で思いっきり刺してましたよね。
正当防衛というわけでもありませんでしたし、なぜ逮捕されないのか謎です。
実は、小説版でも
- 拓巳は仙堂を刺した
- しかし警察に捕まっていない
- 逮捕されていない理由も説明なし
なのです。
一応、牧村は刑事です。
牧村の性格だと、逃亡を手伝うより、恐らく自主するよう説得しそうですよね。
もし指名手配犯ならば、有名になった曾根崎の顔では飛行機に乗れないはず。
なので、拓巳は警察に追われている身というわけでもなさそうです。
保釈中だったと仮定しても、海外には行けません。
やはり逮捕されてないと考えるのが自然でしょうね。
もしかすると、牧村が尽力したのかもしれませんが、拓巳が捕まってない理由は、分かりません。
【22年目の告白】たくみのその後は?里香の命日に帰国した?
今日は #恋人の日 里香を思いやる拓巳、この若い恋人同士が事件にどう関わっているのか… 気になる方は是非劇場まで! #野村周平 #石橋杏奈#22年目の告白 https://t.co/7L8uh6ZflD pic.twitter.com/BTtec6hI04
— 映画『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』 (@22kokuhaku) June 12, 2017
さて、映画では拓巳は海外に行く時、「里香の命日には帰ってきます」と言っていました。
その後、拓巳はどうなったのでしょうか?
小説版では、「エピローグ」に続きが書かれています。
ちゃんと、里香の命日には日本に帰国していますよ。
牧村は、その後刑事を辞めて、作家になったのです。
曾根崎雅人は『22年目の告白』の本を出しましたよね。
同じ出版社・帝談社の編集者である川北未南子が、やはり牧村も担当。
そして、牧村の本のサイン会を、里香の命日に開いたのです。
映画では端役ですが、小説版での川北未南子は、割と中心的人物です。
川北未南子が、里香の命日にサイン会を開くと拓巳に連絡したのでした。
曾根崎雅人の出版から1年後、という時期でした。
【22年目の告白】飛び降り自殺未遂~本出版までの拓巳はどうしてた?
映画では描かれていない、小説版の拓巳についても少し触れておきます。
拓巳は、時効が成立した後、飛び降り自殺しようとしましたが、死に切れませんでした。
拓巳は「犯人を見つけるため、全く別人になるよ」と決意。
山縣院長の整形手術を受けます。
映画だと、そこから一気に本を出版し「私が犯人です」となりますよね。
小説版では、飛び降り自殺未遂から本出版までの7年間について、書いてあります。
実は、拓巳は渡米して、アメリカのアクタースクールに入学したのです。
そして演技力を必死で身に付けたのでした。
なぜ演技を学んだかというと、真犯人をおびき寄せるために、
犯人だと名乗り出て、日本全国民をだまさなければならなかったからです。
ただ美しいだけではだめだ。
優雅で洗練された殺人犯として世に出なければ、世間の注目を集められない。
だから拓巳にはアメリカのアクタースクールで演技を学んでもらった。
あっちは演技を教えるノウハウが確立されているし、日本人の目もほぼない。
引用:浜口倫太郎『22年目の告白-私が殺人犯です-』(講談社)
拓巳の渡米費用は、
- 山縣院長が援助
- 山縣院長のお金を元手に、拓巳が投資で増やした
のだそう。
拓巳は投資についても「死に物狂いで勉強」したのでした。
小野寺拓巳は、曾根崎雅人と名前を変えて生きます。
壮絶な人生ですよね。
観ていて、「曾根崎雅人は、確かに藤原竜也さんにピッタリだな」と思いました。
- 実写版『るろうに剣心』の志々雄真実
- 『バトル・ロワイヤル』の七原秋也
- 『デスノート』夜神月
- 実写版『カイジ』シリーズの伊藤開司
など、執念の人、困難をガッツで乗り切る人を演じさせると、藤原竜也さんの右に出る俳優はいないように思います。
【22年目の告白】解説・考察記事の一覧
『22年目の告白』の動画配信を無料視聴するには?
『22年目の告白』は2022年1月27日に、金曜ロードショーで放送されます。
「展開が速かったから、もう1回観たい」
「録画するの忘れた!」
という人もいるでしょう。
話がちょっと複雑で、登場人物も多いので
「あれ?どういうこと?」
「何て言った?」
と見直したいシーンがあったりしますよね。
2022年1月26日現在、『22年目の告白–私が殺人犯です–』の動画を配信しているところは6社です。
このうち「月額料金で見放題」で「無料視聴期間」があるのは、3社。
- U-NEXT
- Hulu
- プライムビデオ
ちなみに、U-NEXTは2022年1月31日23時59分で配信終了しますので、ご注意ください。
初回登録する人には、Huluがオススメです。
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※本ページの情報は、2022年1月26日時点の内容です。
最新情報は、各社公式サイトでご確認ください。
\2週間無料/
【22年目の告白】最後に海外へ行ったたくみまとめ
- 小野寺拓巳(曾根崎雅人)は、最後に海外へ行った
- 海外へ行った理由は「日本に居場所がなく、今後のことをゆっくり考えるため」(小説版)
- 小説版でもどこの国へ行ったか不明だが、アメリカの可能性がある
- 小説版では、1年後の里香の命日に、拓巳は帰国している
- 小説版では、整形手術後に、拓巳は演技を学ぶために渡米した