映画『そして、バトンは渡された』では、終盤で継母の梨花が病気であることが明らかになります。しかし、なんの病気かは説明がありませんでした。
「梨花は、なんの病気だったの?」
と気になった人も多いでしょう。
また、梨花は相手によって、病気を打ち明けたり、隠したりしています。
「なぜ、優子や森宮には病気のことを黙ってたの?」
と思いますよね。
この記事では、
・梨花はなんの病気?
・原作小説では梨花は最後死なない
・梨花が病気を隠した理由は?
について、考察と解説をまとめています。
【そしてバトンは渡された/考察】梨花はなんの病気?
#そしてバトンは渡された
— 映画『そして、バトンは渡された』公式 (@baton_movie) September 9, 2021
梨花の物語
梨花(#石原さとみ)
みぃたんの母親。
自由奔放で、目的のためには手段を選ばない魔性の女。 pic.twitter.com/hGwJozUIu8
不妊で闘病するのはなんの病気?
映画の終盤で、梨花は病気だったことが明らかになります。
しかし、具体的な病名については説明がありませんでした。
まず梨花の病状について、確認してみましょう。
・水戸秀平と結婚前から、子供が産めない体だった
・健康に自信がなく、ブラジル移住しなかった
・森宮と再婚後に、病気が再発した
・痩せていくのはダイエットと嘘をついてた
・帽子とスカーフで髪を隠していた
以上の状況から考えると、梨花の病気は
・子宮頸がん
・子宮体がん
などの子宮の病気である可能性が高そうです。
水戸秀平は、「子供が産めない体」と断言していたので、子宮を切除していたのではないかと思われます。
再発したというのは、がんが転移したと考えられそうです。
がんの場合、定期的に転移していないか検査する必要があります。
ブラジルに移住すると、言葉の分からない国の病院に通うわけですから大変ですよね。
また、痩せていき髪もスカーフで隠してましたから、抗がん剤治療を受けていたと考えられます。
原作小説では梨花は最後死なない
#クリスマスイブ の本日12/24は、#石原さとみ さんのお誕生日!おめでとうございます
— 映画『そして、バトンは渡された』公式 (@baton_movie) December 24, 2021
本作のキーパーソン「梨花」を演じた石原さん。
華やかさの中に悪女感も忍ぶ「梨花」という難役は、石原さん以外では表現しえないものでした#そしてバトンは渡された pic.twitter.com/iy3AylD3y2
映画では、ラストの優子の結婚式前に梨花は死んでしまいます。
しかし、原作小説では病気の梨花が、ちゃんと優子の結婚式に参列します。
死ぬ場面もありません。
原作小説では、梨花は最後死なないんですね。
映画で最後に梨花が死ぬ理由は?
では、なぜ映画では梨花は死ぬという展開になったのでしょうか?
梨花が生きてる方が、ハッピーエンド感はありますよね。
考察ですが、「優子が、いかに父親たちに愛されてるか」を強く印象付けたかったからではないでしょうか。
「3人の父親たちの愛情のバトンが、夫になる早瀬に渡された」というラストを、よりドラマチックにすることができます。
「娘を嫁に送り出すのが父親の仕事」というセリフが何度か出てきますよね。
ずっと行方不明だった梨花が最後に生きて登場すると、「父親の仕事」は薄まります。
何しろ、優子は梨花が一番好きですから。
「ママ、どこに行ってたの?」「ごめんね」
という母子の再会の方にドラマが移ってしまうでしょう。
梨花の優子への愛情の深さは、劇中でたくさん出てきました。
「継母なのに、すごくかわいがってるな」と思った人も多いでしょう。
「梨花は、卒業式を見に来てた」というエピソードで十分愛情を感じますよね。
以上のことから、映画では「優子と父親たちの関係」を重視したラストにしたのだと思います。
【そしてバトンは渡された】梨花はなぜ病気を隠した?
石原さん「冷蔵庫の中身を充実させる!冷蔵庫の中身を切らさない。とっさに作れるように把握するようにしています」
— 映画『そして、バトンは渡された』公式 (@baton_movie) October 29, 2021
とご回答いただきました#本日バトンは渡された #そしてバトンは渡された pic.twitter.com/XJBXAoe1BL
梨花は、相手によって自分の病気を告知したり、しなかったりしています。
「なぜ優子に病気のことを言わなかったの?」と思いますよね。
登場人物別に、梨花が病気を告知したor隠した理由をまとめました。
優子に病気を隠した理由
梨花は、なぜ優子に病気のことを隠したのでしょうか?
泉ヶ原茂雄のセリフを振り返ってみましょう。
「大人になる前に、2人もママが死んでしまったら、優子ちゃんがあまりにかわいそうだし、
どこかで生きてるって思える方が、優子ちゃんも救われる。
彼女はそう言ってました。
自分が死んでも、優子ちゃんには知らせないでほしいと」
映画『そして、バトンは渡された』
梨花は、まだ「みぃたん」だった頃の優子にお願いされていました。
「ママには、ずっと死なないでほしいの」
実母は、出産後まもなく病死したため、優子は母親を知りませんでした。
そのため、優子は梨花に「死なないでほしい」と頼んだんですね。
梨花は、ハッとした顔をしますが、すぐ笑顔で言います。
「大丈夫だよ、ママはすっごく丈夫だから!」
この時、梨花は優子には決して自分の病気を知らせまいと決めたのでしょう。
梨花なりの、覚悟のある思いやりから、優子に病気を隠しとおしたのですね。
水戸秀平に病気を明かした理由
子供好きだけれど、子供が産めない梨花は、子供のいるバツイチ男性と結婚したかったのでしょう。
しかし水戸秀平からすると、小さな子供のいるバツイチ男性だから、再婚は難しそうと思ってたでしょうね。
「なぜ、自分と結婚したいのか?自分でいいのか?」と思ったと思います。
その時に、梨花は自分の病気について話したのではないでしょうか。
泉ヶ原茂雄に病気を明かした理由
最後のバトンは #市村正親 さんから #永野芽郁 さんにへ
— 映画『そして、バトンは渡された』公式 (@baton_movie) October 29, 2021
「容姿端麗で性格も優しくて声も綺麗。その声で歌をやる気持ちはありますか?その声で歌を聴きたい!」
この質問に永野さんは…#本日バトンは渡された #そしてバトンは渡された pic.twitter.com/Y7V65xwpgq
梨花は、泉ヶ原茂雄と再婚した時には、病気について話していなかったはずです。
泉ヶ原と別れて、森宮と再婚した後に、病気が再発します。
泉ヶ原のセリフを振り返ってみましょう。
「そのうち治療費に困って、森宮さんを頼ろうとしたけど、優子さんのお金を使ってはいけないと思って、僕のところへ」
映画『そして、バトンは渡された』
病気が再発したけれど、治療費がないので支援してほしいと頼んだのですね。
森宮壮介に病気を隠した理由
森宮壮介と梨花は、高校の同級生でした。
古くからの知り合いですが、梨花はいろいろ隠してましたね。
・結婚式当日に、優子という連れ子が発覚
・病気も死ぬまで隠し通した
再婚する時に、病気について話すと結婚してもらえないと考えたのでしょう。
また、再発した時に森宮に話すと、優子にも知られてしまうでしょう。
一緒に暮らしていて通院治療すると、優子にバレることは確実です。
優子に病気のことを隠すために、梨花は森宮の家からいなくなったようです。
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※当ページの情報は、2022年11月10日現在です。
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【そしてバトンは渡された】梨花はなんの病気まとめ
・梨花の病気は、子宮頸がんか子宮体がんの可能性が高そう。
・原作小説では、梨花は最後死なずに優子の結婚式に参列する。
・映画で最後に死ぬのは、「嫁に出すのは父親の務め」という父親との関係を際立たせるためと考えられる。