スピルバーグ映画『E.T.』のタイトル

スピルバーグ映画『E.T.』は、エイリアンと少年の友情物語です。

エリオットとE.T.は、10日間ばかり一緒に暮らしますが、E.T.はどんな宇宙人なのか分からないことが多いですね。

この記事では

  • E.T.はどこから来た?
  • ETは何しに来た?
  • E.T.は何の略?名前はある?
  • 性別や年齢は?
  • E.T.はどんな宇宙人?

について、解説と考察をまとめました。

E.T.はどこから何しに来た?性別や年齢設定・生態は?

E.T.はどこから来た宇宙人?

宇宙人E.T.は、どこからやって来たのでしょう?

映画の中では、妹のガーティが「月からやって来た」と言っていましたね。

それ以外の説明はありませんでした。

E.T.の故郷の星がどこなのか調べましたが、特に設定がないようなのです。

ガーティが「月」と言ったのは、知っている星の名前が月だったからかもしれません。

E.T.は何しに来た?

E.T.が乗っていた宇宙船では、仲間のエイリアンたちが船の外で植物を採取していました。

乗っていた宇宙人たちは、植物学者という設定だったのです。

小説版だと、E.T.はかなり優秀な植物学者です。

地球に来たのは、植物を絶滅から救うため

映画冒頭では、宇宙船の中に温室があり、いろんな植物が栽培されていました。

地球に来たのもこれが最初ではありません。

紀元前から時折やって来ては、植物を収集しています。

しかし、プロジェクトは今回を区切りにいったん終了する予定になっていました。

次にもし来るなら、数世紀後になりそうという状況だったのです。

E.T.たちが地球にやって来たことは、すぐにアメリカ政府から探知されました。

そのため、すぐ逃げられるよう宇宙船の近くで採取していたのです。

宇宙人たちの胸がみんな赤かったですよね。

あれは、宇宙船から警戒警報が出されていたためです。

しかし、好奇心が強く地球好きなE.T.は、警報が出ているにも関わらず、ひとりで遠くまで行ってしまい、逃げ遅れたのでした。

E.T.は何の略?本当の名前は?

E.T.は何の略でしょうか?

Extra-Terrestrialの頭文字をとってE.T.なんですね。

直訳すると「地球外」という意味です。

地球外生命体ということですね。

人間が宇宙人を指す総称ですが、映画に登場するE.T.には名前はあるのでしょうか?

映画の中では特に紹介されませんでしたが、実はちゃんとあります。

「ズレック」という名前なのです。

英単語には無いワードなので、なぜズレックにしたのかは不明です。

劇中には、映画『スター・トレック』のパロディみたいな会話がありました。

トレックをもじったのかな?とちょっと思いました。

ちなみにトレックは「旅」という意味です。

E.T.は映画のタイトルになっていますが、スピルバーグ監督は最初「A Boy’s Life」というタイトルにするつもりだったそう。

ちょっと平凡というか味気ないですよね。

E.T.」になって良かったです。

 E.T.の性別は?

https://twitter.com/InsertosCine/status/1524694513096314880

スピルバーグ監督のインタビューによると、E.T.に性別はないそうです。

ガーティは女の子と言い、エリオットは男の子だと言っていました。

友達になるなら、同性の方が親しみがわくでしょうから、二人は自分の希望を言ったのではないでしょうか。

ガーティは、E.T.を女の子にしたかったようで、長髪のカツラをかぶせて、スカートをはかせていました。

ちょっと可愛かったですね!

E.T.の年齢は何歳?

E.T.には年齢設定があります。

何と、1000万歳以上だそうです。

 1000万歳というのは、E.T.の種族でも高齢です。

小説では、地球の重力はETの体に大きな負担となっていることが、描かれています。

そこから後半のETの瀕死状態につながっていくんですね。

E.T.が地球に滞在していたのは、月の満ち欠けからして10日~12日くらいではないかと思います。

E.T.からすると、ごくわずかな時間だったでしょうが、身体的には地球にいるのはしんどかったようです。

映画ETの病気は敗血病or老衰?なぜエリオットは脳波が同調した?

E.T.はどんな宇宙人?生態は?

スピルバーグ監督は「E.T.は、植物みたいな生物」と言っています。

外見について言うと、E.T.は、首を伸ばすとエリオットより少し高いくらいの身長でした。

エリオットが137cmと言っていたので、140cmくらいでしょう。

他の宇宙人も同じくらいの身長だったので、成人サイズで140cmだと思います。

他にも次のような特徴があります。

  • 目は大きく青色
  • 腕は長いが、脚は短い
  • 頭は大きい
  • 頭髪はない
  • 首は伸び縮みする
  • カエルのような指は細く長い
  • 鼻や口はチンパンジーやゴリラのよう
  • 耳はどこか不明
  • 肌は茶色だが、病気になると白くなる

また、E.T.には、人間にはない能力がたくさんあります。

  • エリオットの怪我を光る指で治した
  • エリオットとテレパシーで交信できた
  • エリオットや友達の自転車を、宙に浮き上がらせた
  • 枯れた花を生き返らせた
  • 地球の物で、宇宙船への通信機を自作した
  • 地球の人間の生活に、すぐに適応した

映画だと分かりにくいのですが、小説だとかなり早い段階で、E.T.とエリオットはテレパシーで繋がっています

しかし、頭の中ではっきり会話できるというものではなく、E.T.の考えがエリオットに伝わるんですね。

これはE.T.が自分でスイッチのON・OFFを切り替えているのです。

映画では、カエルの解剖の授業の時に、エリオットが女の子とキスするシーンがありました。

ちょうどその時、E.Tは家で昼ドラを見ていたんですね。

E.T.が観ていた昼ドラのキスシーンが、エリオットにテレパシーで伝わって、女の子にキスしたのです。

ドラマと動きが完全にシンクロしてましたね。

教室のキスシーンは、「E.T.とエリオットが、テレパシーで繋がってる」という伏線でした。

おもしろいのは、映画のETは片言でしかしゃべれないのに、小説では雄弁に語っているところです。

映画は人間視点、小説はET視点なんですね。

興味のあるかたは、ぜひ小説も読んでみてください。

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【まとめ】E.T.はどこから来た?

まとめ
  • E.T.の故郷の星は不明だが、ガーティは「月から来た」と思っていた

  • E.T.は、Extra-Terrestrialの略

  • E.T.の名前はズレックで、植物科学者

  • E.T.には性別はない

  • E.T.の年齢は1000万歳以上

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