![2023年大河ドラマ『どうする家康』のタイトル画像](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2023/01/ieyasu.jpg)
2023年の大河ドラマ『どうする家康』の前回は、桶狭間の戦いで終わりました。
この記事では、『どうする家康』の以下の内容をまとめています。
・第2回のネタバレあらすじ
・見どころと「どこまで史実?」解説
・ドラマの感想
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを読めます。
【どうする家康】あらすじをネタバレで最終回まで!史実解説・考察記事まとめ
この記事は、主に公式ガイドブック(完結編)を資料にまとめました。
\裏話満載!/
【どうする家康】第2回ネタバレあらすじ(1/15)
元康と信長の出会い(回想)
生まれた時は、武神の生まれ変わりとまで言われた元康。
しかし元康は、迫りくる織田勢を前におののいていました。
- 城に残り、200の兵で戦う
- 大高城を捨てて逃げる
二つに一つですが、元康は選べません。
![松平元康](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/10/152622-150x150.png)
逃げればよかった
元康と信長の関係は、少々複雑です。
- 父親の松平広忠は、宿敵の織田信秀にたびたび攻め込まれていた
- 織田に攻め込まれる前に、竹千代を味方の戸田宗光に預けた
- 戸田宗光は裏切って、竹千代を人質として尾張に送った
竹千代は、柄の悪い若侍が集まる荒れた寺へ入れられます。
![織田信長](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/10/152622-150x150.png)
かわいいのう、白い子ウサギのようじゃ。
食ってしまおうか!
竹千代は、信長とその小姓たちに、毎日のように相撲で投げ飛ばされます。
竹千代は、尾張で悪夢のような日々を過ごしたのでした。
元康がだまし討ちされる
夕方になり、異変が起こります。
織田勢が全軍、引き揚げたのでした。
元康は、信長らしい脅しだったと知って安堵し、城を出て駿府へ向かうと家臣に告げます。
ところが、出発間際に岡崎城から知らせが入ります。
城代の山田新右衛門が討ち死にし、家臣たちは城を捨てて駿府へ帰ったというのです。
- 家臣:これを機に、本領の岡崎に戻るべき
- 元康:妻子のいる駿府へ帰りたい
と意見が分かれてしまいます。
大部分の兵は岡崎へ戻り、元康の元には40名ほどが残りました。
そこへ三河の松平昌久の軍勢が「助けに来た」と現われます。
過去に、昌久に何度も裏切られていたにも関わらず、元康は信じてしまうのです。
やはり昌久にだまし討ちされて、元康たちは多くの犠牲者を出してしまいます。
元康たちは、菩提寺の大樹寺に逃げ込みました。
元康は、亡き父の墓前で自害しようとします。
「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」という唱えているうちに、
尾張での人質暮らしを思い出したのでした。
尾張での人質の思い出
竹千代は、相撲で何度投げ飛ばされても、信長に果敢に挑みました。
![竹千代](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/10/152622-150x150.png)
竹千代はウサギではない!寅じゃ!
二年経ったある日、ついに竹千代は信長を倒して腕を締め上げます。
しかしすぐに信長に放り投げられて、押さえられてしまいました。
信長は竹千代を立ち上がらせると、人質の交換で、竹千代が今川家に行くことになったと告げます。
![織田信長](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/10/152622-150x150.png)
地獄を生き抜け!そしていつか、俺がお前の国を奪い、お前を食らってやる!
![竹千代](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/10/152622-150x150.png)
竹千代がそなたを食らってやる
信長は「それでよい!」と大笑いしたのでした。
元康が何とか岡崎城へ逃げ延びる
父の墓前で自害しようとした元康の目に、闘志がみなぎってきました。
![松平元康](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/10/152622-150x150.png)
わしは寅の年、寅の日、寅の刻に生まれた武神の生まれ変わりじゃ!
そなたたちは、わしが守るんじゃ!
元康は、寺の総門を開き、敵軍の中央を切り裂くように突破します。
岡崎城へ戻り、居室に入った途端、元康は涙目になって膝から崩れ落ちます。
![松平元康](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/10/152622-150x150.png)
これからどうしよう…
本当は、元康が生まれたのは年が明けたうさぎ年だったことを、元康は知りません。
うさぎだと狼に狩られることを心配して、於大が夫の広忠を口止めしていたのでした。
【どうする家康】第2話の見どころ・史実解説
第2話の見どころ
・追い込まれると奮起する元康
・元康が「厭離穢土欣求浄土」を唱える
・竹千代と信長の思い出
毎回、「どうする家康?」と決断を迫られるシーンがあります。
2話では、「桶狭間で義元が死んだ後、どうするか?」を決めなければなりません。
「逃げればよかった」と泣きごとを言い、「妻子に会いたい」とぼやく元康。
しかし最終的には、岡崎城に戻る決断をしました。
しかし、決断する前に、元康は自害寸前まで追い込まれてしまいます。
信長との幼少期の会話を思い出し、奮起して状況が逆転。
何だかんだと、信長に鍛えられた根性が窮地で生きてくるという展開でしたね。
元康にとって、信長が特別な人であることがよくうかがえる内容になっています。
また、元康が墓前で唱えていた念仏は、「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」です。
ドラマでは「汚れたこの世をこそ、浄土にすることを目指せ」というセリフで翻訳されます。
つまり、家康が後に天下泰平の世をつくる原点となるキーワードなのです。
![](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/09/23131758-150x150.png)
ずっと後の回に、また出てくるかもしれないワードですので、覚えておこう!
【解説】史実とドラマの違い
第2話の「どこまで史実?」「どこがドラマ演出?」について、まとめました。
①元康は、うさぎ年生まれだった
②桶狭間の合戦後、元康は岡崎城へ戻った
ドラマでは、於大の方が家康が「寅年の、寅の日、寅の刻に生まれた」と喜びます。
「三寅の福」と呼ばれ、武将にとっては非常に縁起がいいとされていました。
しかし最後に「実はうさぎ年生まれだった」とどんでん返し。
![](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/09/23131758-150x150.png)
三寅生まれは、後世に作られた家康伝説のひとつとされてるよ
①桶狭間の合戦後、元康は駿府へ帰りたがった
②元康は、幼少期から信長にいじめられていた
③松平昌久がだまし討ちした
④岡崎城で元康が泣き崩れる
⑤元康は、うさぎ年生まれだと知らなかった
①「桶狭間の合戦後、元康は駿府へ帰りたがった」
「どうする家康」は、「家族」が大きなテーマになっています。
そのため、「妻子に会いたくて駿府へ帰りたがる元康」という演出がされているようです。
歴史家の間では、「頼りない氏真では心もとない」と考えて、元康は岡崎城に戻ったというのが通説です。
②元康は、幼少期から信長にいじめられていた
実は、尾張での人質時代の家康については、ほとんど史料がありません。
竹千代時代に信長と会ったことがあるかも、分かっていません。
今回の大河ドラマは「情けない家康」という人物像。
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「ジャイアン的信長」と「のび太的家康」という演出なんだね
③松平昌久がだまし討ちした
松平昌久が、家康をだまし討ちしたという史料は見つけられませんでした。
むしろ、孫は家康軍の先陣をつとめて、桶狭間の時に戦死しています。
のちに、松平昌久は三河の一向一揆で、家康の反対勢力のポジションになります。
そのため、前フリとして「だまし討ち」という演出になったのかもしれません。
④岡崎城で元康が泣き崩れる
これも「情けない家康」の演出ですね。
ピーピー泣いていた元康が、のちに「古だぬき」と呼ばれるようになる、「ビフォーアフター」の演出のひとつでしょう。
![](https://happymackeyblog.com/wp-content/uploads/2022/09/23131758-150x150.png)
何をきっかけに家康が変わっていくのか、楽しみだね
⑤元康は、うさぎ年生まれだと知らなかった
本人は、自分がうさぎ年生まれだと知っていたことが、分かる史料があります。
無病息災と長寿を願う願文に、年齢を書いていたのです。
その年齢から、自分がうさぎ年だと知っていたことが分かります。
三寅生まれだったという家康伝説は、家康本人が情報操作していたのではないかと言われています。
【どうする家康】第2話の感想
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※この記事の情報は、2023年1月7日現在です。
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【どうする家康】2話ネタバレあらすじと感想まとめ
・織田軍は、大高城に脅しをかけただけで、引き揚げた。
・逃走する途中で、松平昌久にだまし討ちされた。
・元康は、自害寸前まで追いつめられるも、奮起して昌久軍を突破した。