映画『ローマの休日』タイトル
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『ローマの休日』は、1953年に公開されたモノクロ映画です。

「不朽の名作」と銘打たれることが多いのですが、「『ローマの休日』は、なぜ名作なの?」と思う人もいるようです。

この記事では、『ローマの休日』が大好きなブログ主が、

『ローマの休日』の8大魅力(名作たるゆえん)

 について、映画の名場面を交えながら解説します。

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ローマの休日はなぜ名作?8大魅力を解説!

ブログ主が、『ローマの休日』を初めて観たのは中学生の時でした。

10代の頃に、結構いろんなモノクロ映画を観ていました。

何回『ローマの休日』を観ても、心洗われるような気分になるんですよね。

『ローマの休日』の大きな魅力は、8つあると思います。

 

『ローマの休日』の七大魅力
  1. 品の良さ

  2. オードリー・ヘップバーンの可憐で清楚な美しさ

  3. ファッションが素敵

  4. 明るくかわいい「禁断の恋」

  5. 別れの余韻の切なさ
  6. CGがない素朴さ

  7. 唯一無二の映画

  8. 映画賞を総ナメ

ただ、映画はやはり時代性が大きく影響するので、人の好みは大きく分かれるかもしれません。

「古めかしくて、退屈」と感じる人もいるでしょう。

感想は人それぞれで、特に正解不正解があるわけではありません。

あくまで、ブログ主が考える魅力として、ひとつずつ解説します。

【名作理由1】品の良さ

『ローマの休日』は、全編にわたって「品の良さ」に貫かれています。

ヒロインが王女なので、王室という上流階級の品性の良さが隅々まで行き渡っていますよね。

アン王女が、道端に寝転んでいても、ギターで調査員をぶん殴っていても、下品さはみじんもありません

また、ジョーとアーヴィングが、アン王女をスクープしようとしますよね。

逆にそんな下世話さがある意味「品の良さ」を引き立てています。

「おしるこに、塩をいれたら甘みが引き立つ」みたいな感じです。

しかし、ちょっと下世話だけども下品にまではなりません。

ジョーはアン王女を家に泊めても、ただ泊めるだけです。

むしろとても紳士的ですよね。

この品の良さが『ローマの休日』の最大の魅力であり、ユニークなところだと思います。

『ローマの休日』は1953年に公開されました。

 日本人にとって、「上品なモノクロ映画」というと小津安二郎が筆頭にあがると思います。

『ローマの休日』にあって、小津安二郎映画にないものは、「親しみを感じるキュートさ」です。

小津安二郎の映画を観ると「日本にもこういう時代があったんだ」と思うくらい上品ですよね。

あの上品さが失われたのは、テレビの普及という時代性が大きな原因だと思います。

小津安二郎の上品さは、「美しいけれど古い」と感じます。

けれど、『ローマの休日』は「キュートでチャーミング」という親しさがあるので、令和時代でも古さを感じにくいように思います。

「他にはない」というのは、やはり大きな魅力ではないでしょうか。

【名作理由2】オードリー・ヘップバーンの可憐で清楚な美しさ

『ローマの休日』の品の良さを支えているのは、何と言っても主演オードリー・ヘップバーンの清楚で可憐な美しさです。

人間というより妖精みたいなイメージがあります。

いつ見ても変わらないかわいらしさですよね。

「かわいい」「きれい」というのは、大きな魅力ではないでしょうか。

ヘップバーンは、5歳からクラシックバレエを習っていました。

そのため、とても姿勢が良く、立ち姿が美しいです。

ヒロインにオードリー・ヘップバーンが抜擢されたのは、

  • 無名の新人でギャラが安かった
  • ヘップバーンの笑顔に、監督が一目惚れした

という理由がありました。

名俳優グレゴリー・ペックの起用が先に決まっていたので、予算的に大女優を起用できなかったのです。

そこで新人女優たちをカメラテストして決めています。

監督は「カメラテストが終わっても、カメラを回し続けなさい」とカメラマンに言っていました。

テストの後、笑顔で伸びをするオードリー・ヘップバーンを観て、抜擢したのでした。

グレゴリー・ペックも、新人ヘップバーンの才能をすぐに見抜き、「自分と同等のクレジットを」と要求しています。

新人女優オードリー・ヘップバーンは、一流の監督を虜にし、共演俳優からも絶賛されました。

それくらい魅力ある女優です。

実際、「最も偉大な女優50選」で3位に入るくらい、昔も今も人気の女優なのです。

【名作理由3】ファッションが素敵

王女ということもあり、ファッションも素敵ですよね。

カラーフィルムだったら、印象も変わって楽しさが増しただろうなと思います。

映画冒頭の舞踏シーンで着ていたローブ・デコルテは、ゴールドだったんですね!

街にはシャツとスカートで出かけますが、オードリー・ヘップバーンによく似合っています。

袖を折り曲げてるのが、王女としては「やってみたかった冒険のひとつ」なんでしょうね。

カラー写真を見ると白いシャツにベージュのスカートをはいてます。

色合いも上品で、カジュアルになっても王女のイメージを支えています。

個人的には、最後の会見シーンで着ていた総レースのドレスが、一番好きです。

カラー写真を見つけられなかったのですが、白だったらゴージャスでしょうね。

ヒロインと比べると、俳優たちの服装はスーツでおしなべて地味

それが一層ヒロインのファッションを引き立てているようにも思います。

令和時代に観ても、王女のファッションは古臭くなくて素敵です。

【名作理由4】明るくかわいい「禁断の恋」

『ローマの休日』は、「王女と新聞記者の恋物語」です。

生まれて初めて自由になった王女が、本当なら親しくなるはずのなかった新聞記者と1日を過ごし、二人は恋をします。

「立場が違う実らない恋」は、シェイクスピアの時代からずっと恋愛ドラマの王道です。

令和時代にも、「禁断の恋」のドラマ映画は、たくさんあります。

王道なので、「誰もがハマる」という安定感があります。

禁断の恋語は、往々にして情事シーンが多かったり、暗く悲しくジメジメしてたりします。

『ローマの休日』は、明るくかわいくて、悲壮感がありません。

観ていて明るく楽しい気持ちになれる「禁断の恋物語」は、実はありそうで滅多にありません

それも『ローマの休日』の独自性であり、大きな魅力のひとつだと思います。

【名作理由5】別れの余韻の切なさ

『ローマの休日』には、

  • スペイン広場のジェラート場面
  • 「真実の口」に手をいれる場面
  • 髪を切る場面
  • 川べりのカフェで踊る場面

など、名場面がたくさんあります。

中でも、最後の別れのシーンは格別ですよね。

切なくて心が揺さぶられる人は多いのではないでしょうか。

王女に恋したジョーは、スクープ記事を諦めます。

会見シーンでは、制限ある中で思いを秘めながら、最後の会話をします。

アン王女は、記者の中にジョーの姿を見て不安になり、さりげなくけん制しました。

ジョーは、思いやりを見せて安心させてあげましたね。

二人の最後の会話は、

「ジョー・ブラッドレーです」「お会いできて光栄です」

でした。

別れの場面で、出会いの挨拶を交わしているのが、とても印象的でした。

お互いに、もう会うことはないと分かっている。

そして、お互いに一生忘れられない恋であり思い出。

誰にも明かすことのない、秘めた恋ですよね。

ジョーは会見が終わっても、最後までひとり会場に残り、出口で名残惜しそうに振り返ります。

グレゴリー・ペックの名演技に、切なさと心の温かさをじんわり感じます。

「終わった後に余韻が残る」というのも、『ローマの休日』の大きな魅力だと思います。

【名作理由6】CGがない素朴さ

『ローマの休日』は、1953(昭和28)年公開の映画です。

もちろん、CG加工編集などはありません。

リアルな世界がそのまま舞台です。

CGを使った映画では、「人間が空を飛ぶ」みたいなシーンも違和感なく表現できます。

アクション映画やファンタジー映画では、もはやCGは欠かせないですよね。

けれど、『ローマの休日』にはCG加工のない、素朴でありのままの世界の良さが味わえます。

ありきたりの世界だけど、「自由になった王女」というシチュエーションです。

だから、見る側が「たぶん一生に一度の特別な日なんだろうな」と思うことで、特別な景色に転換されてしまうんですよね。

『ローマの休日』には、そんな仕掛けがしてあると思います。

また、映画の中にはとりわけ新しいものが登場しません。

デザインはクラシカルですが、車も原付バイクも、電話も新聞もジェラートも、21世紀の私たちの生活にあります。

もっと言えば、紀元前の遺跡コロッセウムやトレビの泉も、今なおあります。

新しい技術は、実は古さを際立たせます。

昭和の怪獣特撮映画を、令和時代に見ると「うわー、昭和だ」と古さを感じますね。

昭和の最新技術を使った映画を、令和に観ると「技術の古さ」を感じてしまうのです。

けれど、『ローマの休日』は特に新しい技術を使わず、リアル世界を舞台にしているので、逆に古びれないのです。

【名作理由7】唯一無二だから

『ローマの休日』は、よくある「禁断の恋物語」という王道要素を抱えながらも、

  • 上品で紳士的
  • 清楚で可憐でチャーミング
  • 明るくて楽しい
  • ほんのり切ない
  • ファッションが素敵

などの要素から、唯一無二の映画になっていると思います。

あまりに圧倒的なので、リメイク作品がありません。

(カラー映画に着色しなおしたことはあります)

時代性や需要はともかく、「この雰囲気で映画を撮りたい」と思っても、ヘップバーンみたいな女優が思い当たらないですよね。

別の言い方をすれば「撮ろうと思っても、撮れない映画」だと思います。

唯一無二の映画であることは、名作と呼ばれるに必要十分な条件を満たしていると言えそうです。

【名作理由8】映画賞を総ナメ

『ローマの休日』の素晴らしさは、映画賞の受賞歴で客観的に確認することもできます。

『ローマの休日』は6つの映画賞を受賞しました。

アカデミー賞10部門ノミネート3部門受賞

アメリカの大きな映画賞と言えば、アカデミー賞があります。

いわゆる「オスカー」ですね。

『ローマの休日』は、10部門にノミネートされ、3部門で受賞しています。

やっぱり、「主演女優賞」と「衣装デザイン賞」は獲ったんですね。

部門受賞者受賞
ノミネート
主演女優賞オードリー・ヘップバーン受賞
衣裳デザイン賞
(白黒部門)
イーディス・ヘッド受賞
原案賞イアン・マクレラン・ハンター受賞
作品賞ウィリアム・ワイラーノミネート
監督賞ウィリアム・ワイラーノミネート
助演男優賞エディ・アルバートノミネート
脚本賞イアン・マクレラン・ハンター
ジョン・ダイトン
ノミネート
撮影賞
(白黒部門)
フランツ・プラナー
アンリ・アルカン
ノミネート
美術賞
(白黒部門)
ハル・ペレイラ
ウォルター・H・タイラー
ノミネート
編集賞ロバート・スウィンクノミネート

その他の映画賞の受賞歴

アカデミー賞以外の映画賞の受賞を見てみましょう。

アカデミー賞以外にも

  • 5つの映画賞を受賞
  • 5つの映画賞にノミネート

されました。

【受賞した映画賞】

映画賞部門受賞者
ゴールデングローブ賞主演女優賞オードリー・ヘップバーン
英国アカデミー賞主演女優賞オードリー・ヘップバーン
ニューヨーク批評家協会賞主演女優賞オードリー・ヘップバーン
ナショナル・ボード
・オブ・レビュー賞
トップ10
フィルム
全米脚本家組合賞脚本賞イアン・マクレラン・ハンター
ジョン・ダイトン

【ノミネートした映画賞】

映画賞部門ノミネート者
英国アカデミー賞作品賞
外国男優賞グレゴリー・ペック
外国男優賞エディ・アルバート
ニューヨーク批評家協会賞作品賞
ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞ウィリアム・ワイラー
バンビ賞主演女優賞オードリー・ヘップバーン
主演男優賞グレゴリー・ペック
全米監督協会賞長編映画監督賞ウィリアム・ワイラー

数多くの賞を受賞・ノミネートされたんですね。

なかでも特に、主演女優のオードリー・ヘップバーンに対する評価が、非常に高かったことが分かります。

これだけの映画賞を総ナメしたことからも、『ローマの休日』は「不朽の名作」と銘打たれるにふさわしいと言えそうです。

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オードリー・ヘップバーンの代表作を無料で観るには?

『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンは、とても可愛くて清楚ですよね。

「他にはどんな代表作がある?」

「無料で観られる動画配信サービスは?」

について、まとめました。

オードリー・ヘップバーンの代表作は?

ヘップバーンの代表作を、年代順に並べてみました。

オードリー・ヘップバーンの代表作
  1. 『ローマの休日』

  2. 『麗しのサブリナ』

  3. 『パリの恋人』

  4. 『尼僧物語』

  5. 『ティファニーで朝食を』

  6. 『シャレード』

  7. 『マイ・フェア・レディ』

  8. 『暗くなるまで待って』

ブログ主が個人的に好きでオススメな作品を紹介します。

『麗しのサブリナ』

「幸福な恋をしている女は、スフレを焦がす。不幸な恋をしている女は、オーブンのスイッチを忘れる」

というセリフが、とても印象的です。

ヘップバーンが、とにかくキュートなんですよね。

『マイフェアレディ』

『麗しのサブリナ』もそうですが、野暮ったい女の子が磨かれて美しくなるというストーリーは、ヘップバーンの最も得意とするところのように思います。

ファッションもゴージャスで素敵です。

『暗くなるまで待って』

これはサスペンスですが、「ヘップバーンは、きれいなだけの女優じゃない」と思わされた一作です。ドキドキハラハラしますよ!

『ティファニーで朝食を』

カポーティの原作小説とストーリーが全然違います。

小説を読んだことがない人にはオススメです。

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※本ページの情報は、2022年5月7日現在です。

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【まとめ】ローマの休日はなぜ名作?

まとめ

この記事では『ローマの休日』が名作とされる理由を、7つ挙げました。

  1. 品が良く紳士的
  2. オードリー・ヘップバーンの可憐で清楚な美しさ
  3. ファッションが素敵
  4. 明るくかわいい「禁断の恋」
  5. 別れの余韻の切なさ
  6. CGがない素朴さ
  7. 唯一無二の映画
  8. 映画賞を総ナメ
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