朝ドラ『舞いあがれ!』タイトル

2022年後期の朝ドラ『舞いあがれ!』のヒロインは、岩倉舞です。

舞は、子どものころから体が弱く、原因不明の熱をよく出します。

「病気の原因は?」

「しょっちゅう熱が出る病気は何?」

と気になりますよね。

しかし舞は五島で祖母の祥子と暮らすうちに、熱を出さなくなるのです。

この記事では、

・舞の病気(発熱)の原因は?

・舞は、なぜ五島で病気(発熱)が治った?

・舞が、病弱なヒロインの理由は?

について、考察をまとめています。

ネタバレも含みますので、ご注意ください。

【舞いあがれ】舞の病気(熱)の原因をネタバレ!

舞の病気の原因は心因性だった

ヒロインの岩倉舞は、ドラマの第1回から熱を出します。

・半年前から熱を出すようになった

・少し走るとすぐ熱が出る

両親は、病院へ連れていきますが、原因不明と言われます。

結論を言うと、舞の病気は心因性でした。

つまり、ストレスだったんですね。

舞の病気の原因の伏線は?

舞の病気の原因がほのめかされる伏線はどこでしょう?

分かりやすいのは、医者たちのセリフ。

まず、東大阪で医者に診てもらった時です。

医者A
医者A

子どもは敏感やよってな。

親がいっぱいっぱいになってると、いろいろとなあ

次に、五島の医者に診てもらった時も言われます。

医者B
医者B

体に問題のなかとやったら、心の問題かもしれんね

二人の医者たちの言葉から、舞がすぐ熱を出す理由は心因性と考えられそうです。

なぜ舞は心の病で熱を出す?

どんなストレスで、舞は熱を出してしまうのでしょう?

父親・浩太の工場は、経営難です。

母親のめぐみは、辞めた事務員の代わりに経理など引き受けています。

経済的、精神的、体力的に親がいっぱいっぱいの状態。

舞は、人の気持ちをすぐに察して気を遣ってしまう、感受性の強い女の子。

親の大変さを感じると苦しくなって、発熱という形で体に出てしまうようなのです。

その他にも、

・「失敗するのが怖い」など思う時

・自分の本当の気持ちが言えない時

などに、舞は熱を出してしまうのでした。

舞は、半年前の運動会のリレーで転んでしまいます

「どんくせえな」と心無いことを言われて以来、失敗することを恐れるようになったのです。

SOSサインとして、体に反応が出てしまうんですね。

祥子が舞の病気の原因を見抜く

五島の医者に「心の問題」と言われた祥子は、母親のめぐみの影響が大きいとすぐ見抜きます。

めぐみは、舞をあれこれ心配して「あれやっちゃダメ、これやっちゃダメ」と言います。

愛情があるから心配して、つい口を出してしまうんですね。

舞は「お母さんに心配かけたくない。困らせたくない」と思います。

それで、「本当は遊びたい」など自分の気持ちを言えなくなってしまったのです。

そのため、祥子はめぐみに東大阪へ帰るよう言ったのでした。

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【舞いあがれ】なぜ舞は五島で病気が治った?

舞は、五島で祥子と暮らすうちに熱を出さなくなります。

公式ガイドブックを読む限り、大学や航空学校に進学した後に、病気が再発することもないようです。

なぜ、舞の病気は五島で治ったのでしょうか?

【理由1】祥子が適度に舞を放っておいたから

祖母の祥子は、舞を適度に放っておきます。

舞を心配し過ぎると、敏感に察知する舞がまた熱をだすからです。

祥子
祥子

いつも、くっついて回るわけにはいかない。

だから自分の事は自分でやらせる。

というのが、祥子のモットー。

舞が寝過ごしても、起こしてあげません。

食後は皿を自分で洗うようしつけます。

舞は、初めはとまどいながらも、少しずつ自立していくのです。

【原因2】舞が失敗を恐れなくなったから

舞は、極度に失敗を恐れる子どもです。

失敗して親や周りに迷惑を掛けたくないからです。

一太の凧を壊してしまってからは、舞は凧揚げをしなくなります。

舞

私な、何やっても上手いことできへんねん

祥子は、言葉を変えて何度も舞を励まします。

「できんことは、次でくっごとなれば良か」

「できんなら、でくっことば探せば良か

「失敗することは、悪かことじゃなか」

そして、ジャムづくりをしたりして、舞に小さな成功体験を積ませていくのです。

また、祥子自身が大きな失敗をするものの、しっかり対応する姿を舞に見せます。

舞は、祖母の姿から少しずつ学んで、失敗することへの恐れを乗り越えていくのです。

最後は、五島で凧揚げに挑戦し、走り回りますが熱を出しませんでした。

【原因3】自分の気持ちも大切にするようになったから

人の気持ちを思いやって、自分の気持ちを犠牲にする舞。

祥子は舞の優しさを認めた上で、自分を大切にするよう伝えます。

「舞は、人ん気持ちば考えらるっ子たい。じゃばってん、自分の気持ちも大切にせんば」

祥子に導かれながら、舞は「自分の気持ちを大切にするとは、どういうことか」を学んでいきます。

自分の気持ちを人に伝えられるようになった舞は、熱を出さなくなったのでした。

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【舞いあがれ】舞が病弱なヒロインの理由は?

ヒロインの岩倉舞が病弱なのには、深い理由がありました。

脚本家の桑原亮子さんは、次のように語っています。

脚本をお引き受けし、どのようなドラマにするか、話し合いが始まりました。

私がいちばん長く考え続けたのはヒロインについてです。

このまま新型コロナウイルス感染症の流行が続くと、

2022年秋の世の中はどうなっているのだろうか、

その世の中にふさわしいヒロインはどのような女性なのか……。

考えれば考えるほど、「元気で明るいヒロイン」というだけでは足りないような気がしました。

そこで生まれたのが「岩倉舞」というヒロインです。

舞は、初めから元気なわけではありません。

周囲の人々に見守られ、支えられながら、少しずつ元気になっていきます。

引用元:『舞いあがれ!』公式ガイドブック

ヒロインの舞が病弱だったのは、2022年の世相を映したからだったんですね。

初めは病気がちだけど、回復して元気になる舞に、希望を感じますね。

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【舞いあがれ】舞の病気(熱)の原因まとめ

まとめ

・舞が発熱する病気の原因は、心因性だった

・自分より他人の気持ちを優先する舞は、親の大変さを感じ取って発熱していた

・失敗を恐れたり、自分の気持ちを言えない時にも、発熱してしまう

・祖母の祥子のサポートを受けて、舞は熱を出さなくなった

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