大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のタイトル画像

2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第8話は、

北条義時と三浦義村が、伊東祐親と八重を助けるため伊豆に向かうところで終わりました。

この記事では、『鎌倉殿の13人』の

  • 第9回のネタバレあらすじ
  • 見どころと史実解説
  • ドラマの感想

を、源平マニアのブログ主がまとめました。

ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください

1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを、まとめて読めます。

【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!

この記事は、主に公式ガイドブックを資料にまとめました。

  \裏話が満載/


【鎌倉殿の13人】前回の振り返り・今回の要点

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1465928652017778704

前回のプチ振り返り

前回の内容を簡単に振り返ってみましょう

第8話プチ振り返り
  • 畠山重忠や武田信義が、頼朝軍に参陣
  • 頼朝が鎌倉入りして、政子たちと再会
  • 義時と三浦義村が、伊東祐親たちを助けに伊豆へ急行

義時が、参謀として日々成長していく姿が印象的でしたね。

第9話の要点

今回の要点をまとめました。

要点
  • 義時が、伊東祐親と八重を助けようと頑張る
  • 源氏が、富士川の戦いで平家に勝つ
  • 義経が頼朝の元へ参じる

くわしいあらすじは、次章をご覧ください。

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【鎌倉殿の13人】第9回ネタバレあらすじ(3/6)

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1468074040267005954

伊東の館で孫と祖父が対峙

伊豆の土地に明るい義時(小栗旬)と三浦義村(山本耕史)は、近道を選んで伊豆へ急行。

和田義盛(横田栄司)と畠山重忠(中川大志)より先に伊東の館に到着できました。

すでに鎧に身を固めている伊藤祐親(浅野和之)を、義時は「命を無駄にしてはなりません」と説得。

「生き恥をさらすわけにはいかない」と祐親は刀を抜きます。

その頃、別室では「頼朝に渡すより殺せ」と祐親に命じられた江間次郎(芹澤興人)が、八重(新垣結衣)を逃がそうとしていました。

そこへ善児(梶原善)が現れて江間次郎を斬り、八重も手にかけようとします。

義村が助けに入って、善児は逃げたものの、八重は難を逃れたのでした。

義時と祐親が刀を構えて向き合っているところへ、八重が止めようとして飛び込みます。

祐親が八重に刃を向けたため、止めようとした義時は祐親に傷を負わせてしまいます。

義時は、とっさに床に手をついて「八重さんは必ず守ります」と祐親に約束。

祐親は、義時の言葉を聞いて刀を収めたのでした。

頼朝、祐親を三浦に預ける

義時は鎌倉に戻り、頼朝(大泉洋)に伊東祐親の命乞いをします。

頼朝は拒絶しますが、政子(小池栄子)も「娘の大姫の曾祖父だから」と頼みました。

頼朝は、祐親を斬らず三浦に身柄を預けることに。

三浦家では、八重の身柄も預かるつもりでしたが、八重は断ります。

「私を侍女として、御所においてください」

頼朝の側で、大願成就を見届けたいという切なる願いを、義時は拒否できませんでした。

富士川の戦いで圧勝

平維盛(濱正悟)を総大将とした平家の追討軍が駿河入りします。

頼朝は、武田信義(八嶋智人)がはせ参じるのを待っていましたが、信義は単独で駿河に向かっていました。

信義が頼朝を待つ形となるため、頼朝は立腹します。

その頃、北条家では久しぶりに家族が集い、団らんとなって過ごしました。

翌日、頼朝は駿河の黄瀬川へと進軍。

平家の追討軍は、四日後に富士川の西岸に到着しました。

頼朝と武田信義は、黄瀬川の陣で対面し、お互いにけん制しあいながらも握手します。

出陣を翌々日と決め、信義は頼朝だけを酒宴に誘います。

蚊帳の外におかれた坂東武者たちは、おもしろくありません。

時政(坂東彌十郎)が代表して掛け合いに行きますが、信義に「景気づけに一杯」と言われ、取り込まれてしまいます。

不甲斐ない時政に、親友の三浦義澄(佐藤B作)さえも憤慨してしまいます。

頼朝と時政が主演から戻ってくると、頼朝軍が寝静まった深夜に、信義は全軍で出陣

側近の安達盛長から知らせを受けて、頼朝は飛び起きます。

しかし「武田は功を焦っているのだ。つられて動いても混乱する」と思い直し、朝まで待つことに。

川辺では、三浦義澄が「何をすべきかよく考えろ」と、北条時政を厳しく諫めていました。

反省した時政は、「俺のほっぺを思い切り殴ってくれ」と義澄に頼みます。

義澄が時政を思い切りビンタすると、時政が吹っ飛びます。

時政がやり返して義澄を突き飛ばすと、義澄は川に転んでしまい、水しぶきがあがりました。

すると、近くにいた水鳥たちが驚いて、一斉に飛び立ったのです。

平家は、敵の急襲と勘違いして、寝起きのまま逃走。

あっと言う間に総崩れになってしまったのでした。

義経、馳せ参じる

頼朝は、追討軍を追って京に攻め入りたいと考えました。

しかし、平家を深追いせず所領に帰りたい豪族たちは、戦意を失います。

「一日も早く、清盛の首をはねたい」と言う頼朝を、義時と時政は必死に説得。

坂東武者にとって何より大事なのは、所領と一族だという時政に、頼朝は心を打たれます。

一方で、所領と一族に命をかける坂東武者の中に、頼朝に命を賭けてくれる者はいるだろうかと、頼朝は孤独を感じるのでした

そんな折、奥州にいた弟の義経「兄上のため、この命を捧げます」と馳せ参じてくれたのでした。

<第10回あらすじ第8回あらすじ>

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【鎌倉殿の13人】第9話の見どころ・史実解説

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1471330496936353799

第9話のみどころは

第9話の見どころ
  • 八重を守り抜く義時
  • 時政と義澄の中2的殴り合い
  • 戦のエース・義経が登場

ではないでしょうか。

9話では、いとこで初恋の人・八重を、義時が必死に守ろうとします。

時代とはいえ、祖父と孫が刀を抜いて向き合わなければならないというのは、武士の厳しさを感じますね。

武家同士、婚姻関係でお互いを縛っているので、状況次第では修羅場となってしまいます。

八重の女心も切ないです。

前半の緊張感を一気にほどくかのように、富士川のほとりで時政と義澄が殴り合いのケンカに。

時政は自分から「俺を殴ってくれ」と言っておきながら、義澄にやり返して突き飛ばします。

中学生みたいな二人に、笑ってしまいますよね。

しかも、三谷幸喜さんの解釈では、富士川の戦いで勝った原因とされました。

これは明らかに史実と異なる演出ですから、日本中の「そんなはずないやろ!」とツッコミを期待しているのでしょう。

SNSでも間違いなくトレンド入りするでしょうね。

史実的には、武田信義の軍が平家の背後をつこうと、川に馬を乗り入れたと言われています。

それで水鳥が飛び立ったのですね。

もともと平家の追討軍は兵糧に乏しかったことから戦意も低く1/3近くが脱走したと言われています。

残った兵たちは「いつ攻め入られるか」とかなりピリピリしていたのです。

そんなところに水鳥が一斉に飛び立ち、平家軍はパニック状態になったのでした。

まあ、歴史的にみても情けない戦いだったのですが、後世からみるとコミカルでもあります。

三谷幸喜さんが、見逃すはずはありませんよね。

そして、最後に軍神・源義経が登場

日本では、江戸時代の昔から判官・義経は大人気。

2005年の大河ドラマ『義経』では、滝沢秀明さんが演じました。

滝沢秀明さんの義経は、源平ファンからすると「正統派の義経」ですね。

史実的に言えば、義経は反っ歯で赤ら顔で、お世辞にも美男とは言い難かったそうです。

けれど、その悲劇的人生から「紅顔の美少年」というイメージが作られました。

滝沢秀明さんの義経は、「紅顔の美少年」にピッタリのハマリ役でした。

三谷幸喜さんは、「カッコいいけど、お茶目でコミカルなところもある義経」にしたかったのでしょう。

そういう意味では、今をときめく菅田将暉さんもハマリ役と言えそうです。

ここから頼朝と義経の兄弟愛は始まりますが、長続きはしません。

その悲劇的な落差は今後の見どころになります。

この放送回では、最高潮に近いくらいの兄弟の絆を、しっかり見ておきましょう。

<第10回あらすじ第8回あらすじ>

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【鎌倉殿の13人】第9話の感想

https://twitter.com/zibumitunari/status/1500436053307850755
https://twitter.com/m_hntkr/status/1500437818568753167
https://twitter.com/kanadorama/status/1500436574349119491
https://twitter.com/tsurukameryu/status/1500437423243034629
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【鎌倉殿の13人】解説・考察記事の一覧

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【鎌倉殿の13人】9話ネタバレあらすじと感想まとめ

まとめ
  • 北条義時が、祖父の伊藤祐親と、いとこで初恋の人・八重の命を助ける
  • 富士川の戦いで、源氏軍が圧勝
  • 時政と義澄がケンカして、水鳥が飛び立ったのは、ドラマの演出
  • 源義経が兄・頼朝の元へ馳せ参じ、兄弟愛の最高潮となる
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