2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第8話は、
北条義時と三浦義村が、伊東祐親と八重を助けるため伊豆に向かうところで終わりました。
この記事では、『鎌倉殿の13人』の
- 第9回のネタバレあらすじ
- 見どころと史実解説
- ドラマの感想
を、源平マニアのブログ主がまとめました。
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを、まとめて読めます。
【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!
この記事は、主に公式ガイドブックを資料にまとめました。
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【鎌倉殿の13人】前回の振り返り・今回の要点
前回のプチ振り返り
前回の内容を簡単に振り返ってみましょう
- 畠山重忠や武田信義が、頼朝軍に参陣
- 頼朝が鎌倉入りして、政子たちと再会
- 義時と三浦義村が、伊東祐親たちを助けに伊豆へ急行
義時が、参謀として日々成長していく姿が印象的でしたね。
第9話の要点
今回の要点をまとめました。
- 義時が、伊東祐親と八重を助けようと頑張る
- 源氏が、富士川の戦いで平家に勝つ
- 義経が頼朝の元へ参じる
くわしいあらすじは、次章をご覧ください。
【鎌倉殿の13人】第9回ネタバレあらすじ(3/6)
伊東の館で孫と祖父が対峙
伊豆の土地に明るい義時(小栗旬)と三浦義村(山本耕史)は、近道を選んで伊豆へ急行。
和田義盛(横田栄司)と畠山重忠(中川大志)より先に伊東の館に到着できました。
すでに鎧に身を固めている伊藤祐親(浅野和之)を、義時は「命を無駄にしてはなりません」と説得。
「生き恥をさらすわけにはいかない」と祐親は刀を抜きます。
その頃、別室では「頼朝に渡すより殺せ」と祐親に命じられた江間次郎(芹澤興人)が、八重(新垣結衣)を逃がそうとしていました。
そこへ善児(梶原善)が現れて江間次郎を斬り、八重も手にかけようとします。
義村が助けに入って、善児は逃げたものの、八重は難を逃れたのでした。
義時と祐親が刀を構えて向き合っているところへ、八重が止めようとして飛び込みます。
祐親が八重に刃を向けたため、止めようとした義時は祐親に傷を負わせてしまいます。
義時は、とっさに床に手をついて「八重さんは必ず守ります」と祐親に約束。
祐親は、義時の言葉を聞いて刀を収めたのでした。
頼朝、祐親を三浦に預ける
義時は鎌倉に戻り、頼朝(大泉洋)に伊東祐親の命乞いをします。
頼朝は拒絶しますが、政子(小池栄子)も「娘の大姫の曾祖父だから」と頼みました。
頼朝は、祐親を斬らず三浦に身柄を預けることに。
三浦家では、八重の身柄も預かるつもりでしたが、八重は断ります。
「私を侍女として、御所においてください」
頼朝の側で、大願成就を見届けたいという切なる願いを、義時は拒否できませんでした。
富士川の戦いで圧勝
平維盛(濱正悟)を総大将とした平家の追討軍が駿河入りします。
頼朝は、武田信義(八嶋智人)がはせ参じるのを待っていましたが、信義は単独で駿河に向かっていました。
信義が頼朝を待つ形となるため、頼朝は立腹します。
その頃、北条家では久しぶりに家族が集い、団らんとなって過ごしました。
翌日、頼朝は駿河の黄瀬川へと進軍。
平家の追討軍は、四日後に富士川の西岸に到着しました。
頼朝と武田信義は、黄瀬川の陣で対面し、お互いにけん制しあいながらも握手します。
出陣を翌々日と決め、信義は頼朝だけを酒宴に誘います。
蚊帳の外におかれた坂東武者たちは、おもしろくありません。
時政(坂東彌十郎)が代表して掛け合いに行きますが、信義に「景気づけに一杯」と言われ、取り込まれてしまいます。
不甲斐ない時政に、親友の三浦義澄(佐藤B作)さえも憤慨してしまいます。
頼朝と時政が主演から戻ってくると、頼朝軍が寝静まった深夜に、信義は全軍で出陣。
側近の安達盛長から知らせを受けて、頼朝は飛び起きます。
しかし「武田は功を焦っているのだ。つられて動いても混乱する」と思い直し、朝まで待つことに。
川辺では、三浦義澄が「何をすべきかよく考えろ」と、北条時政を厳しく諫めていました。
反省した時政は、「俺のほっぺを思い切り殴ってくれ」と義澄に頼みます。
義澄が時政を思い切りビンタすると、時政が吹っ飛びます。
時政がやり返して義澄を突き飛ばすと、義澄は川に転んでしまい、水しぶきがあがりました。
すると、近くにいた水鳥たちが驚いて、一斉に飛び立ったのです。
平家は、敵の急襲と勘違いして、寝起きのまま逃走。
あっと言う間に総崩れになってしまったのでした。
義経、馳せ参じる
頼朝は、追討軍を追って京に攻め入りたいと考えました。
しかし、平家を深追いせず所領に帰りたい豪族たちは、戦意を失います。
「一日も早く、清盛の首をはねたい」と言う頼朝を、義時と時政は必死に説得。
坂東武者にとって何より大事なのは、所領と一族だという時政に、頼朝は心を打たれます。
一方で、所領と一族に命をかける坂東武者の中に、頼朝に命を賭けてくれる者はいるだろうかと、頼朝は孤独を感じるのでした
そんな折、奥州にいた弟の義経が「兄上のため、この命を捧げます」と馳せ参じてくれたのでした。
【鎌倉殿の13人】第9話の見どころ・史実解説
第9話のみどころは
- 八重を守り抜く義時
- 時政と義澄の中2的殴り合い
- 戦のエース・義経が登場
ではないでしょうか。
9話では、いとこで初恋の人・八重を、義時が必死に守ろうとします。
時代とはいえ、祖父と孫が刀を抜いて向き合わなければならないというのは、武士の厳しさを感じますね。
武家同士、婚姻関係でお互いを縛っているので、状況次第では修羅場となってしまいます。
八重の女心も切ないです。
前半の緊張感を一気にほどくかのように、富士川のほとりで時政と義澄が殴り合いのケンカに。
時政は自分から「俺を殴ってくれ」と言っておきながら、義澄にやり返して突き飛ばします。
中学生みたいな二人に、笑ってしまいますよね。
しかも、三谷幸喜さんの解釈では、富士川の戦いで勝った原因とされました。
これは明らかに史実と異なる演出ですから、日本中の「そんなはずないやろ!」とツッコミを期待しているのでしょう。
SNSでも間違いなくトレンド入りするでしょうね。
史実的には、武田信義の軍が平家の背後をつこうと、川に馬を乗り入れたと言われています。
それで水鳥が飛び立ったのですね。
もともと平家の追討軍は兵糧に乏しかったことから戦意も低く、1/3近くが脱走したと言われています。
残った兵たちは「いつ攻め入られるか」とかなりピリピリしていたのです。
そんなところに水鳥が一斉に飛び立ち、平家軍はパニック状態になったのでした。
まあ、歴史的にみても情けない戦いだったのですが、後世からみるとコミカルでもあります。
三谷幸喜さんが、見逃すはずはありませんよね。
そして、最後に軍神・源義経が登場。
日本では、江戸時代の昔から判官・義経は大人気。
2005年の大河ドラマ『義経』では、滝沢秀明さんが演じました。
滝沢秀明さんの義経は、源平ファンからすると「正統派の義経」ですね。
史実的に言えば、義経は反っ歯で赤ら顔で、お世辞にも美男とは言い難かったそうです。
けれど、その悲劇的人生から「紅顔の美少年」というイメージが作られました。
滝沢秀明さんの義経は、「紅顔の美少年」にピッタリのハマリ役でした。
三谷幸喜さんは、「カッコいいけど、お茶目でコミカルなところもある義経」にしたかったのでしょう。
そういう意味では、今をときめく菅田将暉さんもハマリ役と言えそうです。
ここから頼朝と義経の兄弟愛は始まりますが、長続きはしません。
その悲劇的な落差は今後の見どころになります。
この放送回では、最高潮に近いくらいの兄弟の絆を、しっかり見ておきましょう。
【鎌倉殿の13人】第9話の感想
【鎌倉殿の13人】解説・考察記事の一覧
【北条義時】
【八重】
【北条政子】
【源義経】
【大姫】
【キャスト】
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【鎌倉殿の13人】9話ネタバレあらすじと感想まとめ
- 北条義時が、祖父の伊藤祐親と、いとこで初恋の人・八重の命を助ける
- 富士川の戦いで、源氏軍が圧勝
- 時政と義澄がケンカして、水鳥が飛び立ったのは、ドラマの演出
- 源義経が兄・頼朝の元へ馳せ参じ、兄弟愛の最高潮となる