
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場する伊東祐親の娘・八重は、北条義時の初恋の人です。
第1話から、不幸つづきの八重殿ですが、どういう経過をたどって最後はどうなるのでしょうか?
この記事では、
- 八重殿は、最後どうなる?
- ドラマ前半の八重をネタバレ(3~20話)
について、解説と考察をまとめています。
ネタバレも含みますので、ご注意ください。
【鎌倉殿の13人】八重殿の最後はどうなる?
『鎌倉殿の13人』の八重はほぼ創作
まず、最初に押さえておかなくてはならないポイントは、
三谷幸喜さんは、2人の女性をミックスして八重に仕立て上げている
ということです。
- 伊東祐親の三女・八重
- 北条義時の側室(泰時の母)の阿波局
この2人は別人のはずですが、三谷幸喜さんは「ひとりの女性」として扱っているのです。
二人ともどんな人生を生きたか、ほとんど分かっていないので、脚本家が自由に創作してるんですね。
伊東祐親の娘・八重は、頼朝の嫡男を産んだ後に、江間次郎と再婚させられます。
分かっているのはそれだけ。
その後どうなったのか、分かっていません。
そして、北条義時の妻となる阿波局は、「御所に仕えていた女房」ということしか分かっていないのです。
義時には、少なくとも4人の妻がいました。
阿波局は、側室です。
しかし、後の三代目執権・泰時を産むので、ドラマでは登場させないわけにはいきません。
三谷幸喜さんは、
「義時が、頼朝の元嫁と再婚したら面白いな。
泰時を産む阿波局は、出自が分からないから、同じ人物ってことにしよう」
みたいな感じだったのかな?と思いました。
- もともと、八重も阿波局も最後どうなったか不明
- ドラマの八重は、ほとんど創作
という状況なので、八重が最後にどうなるのか、1月23日時点では明確には分かりません。
【考察】八重の最後は義時よりも長生き?
公式ガイドブックは、まだ前半の分しか販売されていません。
八重は最後どうなるか、考察してみました。
- 義時よりも早く亡くなる(病死)
- 義時よりも長生きする
の2パターンが考えられます。
個人的にはおそらく、ドラマの八重は義時よりも長生きするのではないかと思います。
なぜなら、ドラマの構成上、義時よりも早く死ぬメリットが特にないからです。
八重も阿波局もどんな死に方をしたか、分かっていないません。
八重や阿波局が「何年に病死した」という史実が分かっていれば、ドラマもそうしなくてはなりません。
しかし、分かっていないので自由に創作できます。
その場合に、わざわざ早く死なせる理由は、あまりないように思うのです。
パートナーである妻の死は、ドラマチックな出来事です。
人によっては人生が変わるほどの衝撃があったりします。
しかも義時は、八重が大好きですから、八重が死んだら影響を受けないはずがありません。
ひどく落ち込む義時の姿は、ドラマチックかもしれません。
しかし「最愛の妻を失った悲しみのあまり、執権も辞めることにした」
くらいの展開にならないなら、死なせるメリットはないのでは。
義時が死ぬのは、62歳(1224年)です。
翌年に、政子も亡くなります(69歳)。
伊藤祐親の娘・八重の生年は分かっていませんが、義時や政子に近い年齢だったと考えられます。
なので、八重が義時よりも長く生きても、特に不自然ではありません。
北条家は鎌倉幕府随一の権力者になるので、比企一族のように滅亡するわけでもありません。
八重が死ぬとすれば病気くらいしかありませんが、死なせる筋書きにするメリットもないのです。
なので、個人的には最終回まで、八重は生きていると考えています。
個人的には、義時の最後がどうなるのか気になります!
【ネタバレ】八重殿は今後どうなる?さらにライバル登場?
八重の今後をネタバレ!
公式ガイドブックで分かっている範囲で、八重の今後をご紹介しようと思います。
1月23日時点では、第2回まで放送されました。
- 八重は、頼朝の嫡男を産むが、父親の祐親に殺された
- 八重は、江間次郎と再婚
- 政子が、八重に「諦めて」と引導を渡した
と、ショックを受けることが続きましたね。
第3回以降はどうなるかというと、
- 八重は、息子の千鶴丸が死んだことを知る(第6話)
- 頼朝決起後、平家方の伊東家は三浦義澄が身柄を預かる(第9話)
- 八重が御所の女房として出仕を始める(第10話)
- 八重が義時の求婚を断る(第11話)
- 八重が頼朝の妾・亀にいじめられる(第11話)
- 八重が伊豆に戻る(第12話)
- 義時の想いが、ようやく八重に届く(第13話)
- 八重が、義時の嫡男(のちの泰時)を生む(第15話)
八重は、政子に「諦めて」とくぎを刺されたものの、かなり長いこと頼朝を引きずることになります。
そんな八重を、義時が一生懸命助けて支え続けます。
源氏の頼朝が決起して関東を支配した後は、平家家臣の伊東祐親は弱い立場に転落。
義時が必死に助命歎願し、伊東家は三浦義澄が身柄を預かることになったのです。
頼朝を諦めきれない八重は、自分から申し出て御所で働きだします(10話)。
義時の側室で泰時を産む阿波局は、御所の女房だったから、つじつまを合わせているのでしょう。
格下だった北条家の政子は、御台所として注目され大活躍。
その一方、落ちぶれた伊東の娘・八重は、他人の家で肩身の狭い思いをするのです。
さらには、頼朝の妾・亀にもいじめられます。
見かねた義時が、召し上げられた伊豆の伊東の家に帰れるように手配してあげるんですね。
八重を諦めきれない義時も、頼朝に勧められて、アタックしますが、あっさり断られて男泣き。
けれど一途に八重を思い続けて、13話で心が通い合うようになります。
そして15話で息子を産んだ後は、八重はしばらくほとんど出番がなくなります。
というのも、平家追討などの戦が話の中心になるからです。
公式ガイドブックによると、第20話は義経が死ぬ話です(1187)。
21話以降の大河ドラマ後半になると、八重の登場も増えるかもしれませんね。
21話以降で正室・比奈の登場でライバルに?
3月14日追記です。
21話以降に、北条義時の正室・比奈が登場します。
演じるのは、堀田真由さん。
比奈は、比企家の娘ですね。
「権威無双の女房」と呼ばれるすごい美人だったそうです。
正室なので、女性の立場としては八重より上。
ということで、三谷幸喜さんのことですから、また女同士のマウントの泥仕合になるかもしれません。
正室が登場するとなると、後妻の伊賀の方も登場するかもしれませんね。
ドラマ後半のキャスト発表を楽しみに待ちましょう!
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【鎌倉殿の13人】八重殿の最後まとめ
- ドラマの八重は、伊東祐親の娘・八重と阿波局をミックスした人物設定
- ドラマ前半の八重は、頼朝への未練を長く引きずるが、義時の妻になる
- 八重は、おそらく義時より長生きするのではないかと考えられる