大人気シリーズ『ミッションインポッシブル』では、主演のトム・クルーズ本人がアクションスタントすることで有名です。
5作目の『ローグネイション』でも、空や水中で本人がスタントしています。
この記事では、
- 飛行機スタントは、どんな感じだった?
- 命綱はあったの?CGは使った?
- 水中スタントは、どんな感じだった?
について、盛りだくさんの裏話と動画でまとめています。
【ミッションインポッシブル/ローグネイション】飛行機スタントでCGなし!
時速420kmで1500m飛行をテイク8回
『ミッションインポッシブル』シリーズと言えば、
主演のトム・クルーズが本人がアクションスタントすることで、いつも話題になりますね。
『ローグネイション』は、冒頭から飛行機にしがみついて侵入するという、命知らずのアクションをしています。
一体、どんな撮影だったのでしょうか。
軍用機エアバスA400Mを使用
飛行機は高度1500mまで飛んだ
飛行機の速度は時速420km
数本のワイヤーが命綱だった
撮影は8テイク撮った
着陸するまで6~8分間飛んだ
高度が300m上がるごとに気温が3度下がり、極寒だった
風圧などから眼球を守るための特殊コンタクトレンズを装着
ロンドンで撮影した
CG加工なし
この時、トム・クルーズは53歳。
新幹線より2倍速い飛行機のドアにしがみつく撮影を、
8回もやるとか空前絶後のすごさですよね。
寒いし疲れるしで、ドアをつかむのは大変だったと思います。
映画史に残るすごい名場面です。
緊張で前夜は眠れず撮影に
そもそも、誰が飛行機にしがみつくプランを考えたかというと、マッカリー監督です。
ジョークのつもりで言ったら、トムはやると言ったそうです。
下は監督とトム・クルーズ、そして共演者とのトーク動画。
ベンジー役を演じたサイモン・ペッグによると
「CGでもできるのに実際にやるって言うんだ」とのこと。
発案したのは自分なのに、監督は「トムはただ飛行機にぶらさがりたいだけだ」と言ってます。
ひとつ間違えば、即死するような危険なスタント。
当然ですが、撮影当日の現場は緊張感でピリピリしていたそうです。
トム・クルーズ自身も、かつてないくらい緊張したそうで、眠れなかったとか。
そんな状態で8テイクも撮ったというから驚きです。
しかも2テイク目に、小石が肋骨に当たったそう。
小石がもうちょっと上を飛んでたら、「頭を貫通してた」と言っていて、ゾッとします。
すごく面白かったのが、監督が話したエピソード。
滑走路の僕に向かって、トムが叫んだ。
「パニック状態に見えても、それは演技だ!カットするな!」
引用元:前掲のYouTube動画
役者魂がすごいですよね。
衣装がスーツなのはヒッチコック映画のオマージュ
こちらは飛行機スタントのメイキング動画です。
スーツで撮影したのは、ヒッチコック映画『北北西に進路を取れ』のオマージュだからだそう。
トム・クルーズが「絶対衣装はスーツがいい」と言ったのだとか。
けれど実際に飛行機が飛び始めると、「これはまずかったかも」と少し不安になったそう。
全然防寒できませんよね。
袖口から風が入ると膨らむし、寒いしで、想像以上に大変だったのでは。
さらには、しがみついていた場所がエンジンの真後ろなので、排気ガスをもろに吸ったそう。
バードストライクという、エンジンに鳥が吸い込まれる事故も恐れていたとのこと。
エンジンの真後ろにいるから、バードストライクが起きたら大変ですよね。
バードストライクは珍しくないので、起きなくて良かったです。
トム・クルーズは「マジで怖かった」と言ってますが、「そうですよね」としか言いようがありません。
【ミッションインポッシブル/ローグネイション】水中スタントで6分潜水!
水深6mで6分間息を止めて演技
トム・クルーズは、『ローグネイション』で水中金庫を開けるというスタントもしています。
映画では、プラントの上から飛び込んで、洗濯機のようにぐるぐる回転してましたよね。
一体、どんな撮影だったのでしょうか。
- 水深6mで息を止めて演技をした
- あらゆる角度にカメラを設置
- 不測の事態に備えて救出体制を整えた
- 潜水の世界記録保持者から2ヵ月トレーニングを受けた
- 6分間息を止めて潜水し演技した
- 撮影は2週間かかった
- 2~3回テイクを繰り返して、止めにはいることも
飛行機のスタントもすごいですけど、水中スタントも過酷ですね。
普通はやろうと思いませんし、やろうとしてもできないでしょう。
それをやってのけるのが、トム・クルーズのすごいところです。
何度もブラックアウトした過酷な撮影
泳いだり潜ったりするのが好きな人は知ってると思いますが、水深6mだと耳抜きをしなければなりません。
耳抜きしないと鼓膜が破れます。
映画を見てると、プラントの上の階から飛び込んで、結構なスピードで沈んでますよね。
耳抜きする仕草もなかったし、どうやって撮影したのだろうと思いました。
また、ブログ主は静かにプールに顔を浸ける状態で、1分半くらい息を止められます。
しかし、泳いだり考えたりすると、あっという間に脳が酸素を使うので、1分も止められません。
なので、演技しながら6分息を止めているということは、
ただ顔を水につけるだけなら10分くらい息を止めていられるのではないでしょうか。
監督のインタビューによると、トム・クルーズは
- 撮影終了後は、心身ともにとても疲弊していた
- 全身に痛みを感じていた
そうです。
トムは、何度かブラックアウトもしていたそうなので、とても危険だったと思います。
ブラックアウトとは、血中の二酸化炭素濃度が上がって酸欠になり、失神することです。
下手すると死亡します。
映画でも、イーサンはブラックアウトして、イルサに助けられてましたね。
1本の映画にアクションが山盛りで、トム・クルーズも神経すり減らしたのではないでしょうか。
『ミッションインポッシブル』シリーズを無料視聴するには?
『ローグネイション』以外のシリーズ作品も観たい人もいるでしょう。
『ミッションインポッシブル』シリーズは、6作あります。
- 『ミッション:インポッシブル』1996年
- 『ミッション:インポッシブル2』2000年
- 『ミッション:インポッシブル3』2006年
- 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』2011年
- 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』2015年
- 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』2018年
2022年5月6日現在、『ミッションインポッシブル』シリーズを
無料視聴できる動画配信サービスは以下です。
- U-NEXT(6作目はポイント使用で無料視聴OK)
- Hulu(5/14から6作目も見放題配信)
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※本ページの情報は、2022年5月6日現在です。
最新情報は、公式サイトでご確認ください。
【ミッションインポッシブル/ローグネイション】飛行機・水中スタントまとめ
時速420kmの軍用機にしがみつき、高度1500mを飛行する撮影を、8回行った
命綱は数本のワイヤーで、CG編集なし
衣装がスーツなのは、ヒッチコック映画へのオマージュ
水中スタントは、水深6mで6分間息を止めて演技もした
撮影中にブラックアウトすることもあった
撮影は2週間かかり、過酷だった