2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第9話は、源義経が頼朝の元へ馳せ参じるところで終わりました。
この記事では、『鎌倉殿の13人』の
- 第10回のネタバレあらすじ
- 見どころと史実解説
- ドラマの感想
を、源平マニアのブログ主がまとめました。
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを、まとめて読めます。
【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!
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【鎌倉殿の13人】前回の振り返り・今回の要点
前回のプチ振り返り
前回の内容を簡単に振り返ってみましょう
- 頼朝が、伊東祐親を三浦に預ける
- 源氏が、富士川の戦いで平家に勝つ
- 義経が、頼朝の元へ参じる
頼朝が源氏の棟梁らしくなり、勢いもついてきましたね。
第10話の要点
今回の要点をまとめました。
常陸の佐竹義政を征伐
八重をめぐって亀や頼朝が動く
義円が鎌倉にやって来る
くわしいあらすじは、次章をご覧ください。
【鎌倉殿の13人】第10回ネタバレあらすじ(3/13)
奥州の藤原秀衡
源義経(菅田将暉)は、奥州平泉の藤原秀衡(田中泯)のもとで、6年間過ごしていました。
義経は、秀衡に援軍を頼む書状を送ります。
秀衡の元には、義経だけでなく平清盛(松平健)からも頼朝追討の書状が届いていました。
秀衡は、両者に「承知した」と返事をします。
京の清盛と法皇
清盛は、災難の続く福原から京へと都を戻します。
そして自ら頼朝を追討することを決めたのでした。
一方の後白河法皇(西田敏行)は文覚(市川猿之介)を呼び、呪詛を企みます。
対照的な八重と政子
- 伊東祐親
- 伊東祐清
- 八重
の3人は、鎌倉の三浦館に預けられました。
八重(新垣結衣)は、三浦館から御所に通うことに。
義時は、何かと八重を気にかけて世話を焼こうとしますが、迷惑がられていることには気づきません。
政子(小池栄子)は御台所と呼ばれるようになり、接見することが多くなりました。
時政の妻りく(宮沢りえ)は、「京に上がることもあるかもしれない」と言って、政子に雅な作法を身に付けさせようとします。
りくは、自分の兄の牧宗親(山崎一)と政子を引き会わせます。
政子は、頼朝の異母弟である源範頼や義経とも会います。
頼朝は、範頼、義経、全成の弟たちを集めると「世を正すため、ともに力を尽くしてくれるな」と協力を求めます。
頼朝にとって弟たちは、領地などの褒賞と引き換えにつながっている坂東武者とは、異なる存在でした。
亀が八重をけん制
亀(江口のりこ)を侍女頭とする鎌倉御所の台所で、八重も侍女として働いていました。
八重のきちんとした立ち居振る舞いから、亀は八重がそれなりの出自だろうと怪しみます。
亀は、八重に頼朝(大泉洋)の部屋まで酒を運ぶよう言いつけます。
八重は頼朝の部屋へ行き、頼朝と八重が寄り添う姿を見てしまうのでした。
次の日から、八重は体調不良で出仕を休むようになります。
佐竹義政を攻める
頼朝は、常陸の佐竹義政の征伐に出陣します。
上総広常(佐藤浩市)は、戦いを回避するために、交渉に赴きます。
ところが、義政の挑発に腹を立てた広常は、その場で義政を斬り捨ててしまうのです。
佐竹勢は、金砂山を砦として立てこもります。
地形の守りが固く、頼朝たちは攻めあぐねるのでした。
義時(小栗旬)が「義経殿ならどうしますか?」と尋ねると、義経は誰も思いつかない策を披露して、頼朝をうならせます。
頼朝が支度を整えようとした時、時政(坂東彌十郎)が朗報を伝えました。
広常が敵と内通して、砦の守りが解かれたのです。
頼朝と豪族たちが陣を出ていくと、義時は義経の策の見事さを褒めます。
しかし、手腕を発揮できなかった義経は、悔しさをあらわにするのでした。
義円が頼朝を訪れる
政子を母親のように慕う義経は、政子のいたわりの言葉と膝枕で、ようやく機嫌を取り戻します。
義時は、三浦館に八重を見舞った時に、庭の茂みに隠れる頼朝に気づきます。
頼朝は、「お前が八重に惚れているなら、わしは諦めよう」と言います。
義時は、「諦めてなかったことが驚きです」と返すのでした。
義時は、御所で八重に何があったか気にしますが、頼朝は気にしません。
頼朝は「八重と一緒になれ。わたしが二人を取り結んでやる」と言い出す始末。
頼朝と義時が話していると、頼朝の弟・義円が現れます。
頼朝と義時が義円の訪問を喜ぶ姿を、義経が庭で見ているのでした。
【鎌倉殿の13人】第10話の見どころ・史実解説
第10話のみどころは
- 八重をめぐる動き
- 義経と政子
ではないでしょうか。
10話は、八重と頼朝が別れさせられてから、5年たった頃です。
ドラマでは、八重はまだ頼朝に未練を感じていますね。
史実ではないでしょうが、ドラマでは
- 頼朝の元嫁・八重
- 頼朝の愛妾・亀
が同じ職場で働いています。
これもドラマの演出でしょうが、亀は八重をけん制するために、自分と頼朝の関係を見せつけます。
ショックを受けた八重は、翌日から出仕しなくなってしまうのです。
今後、亀の前は政子ともぶつかることになるのですが、政子は亀の前をこてんぱんにやっつけます。
政子は正室、八重は元嫁でしかも今は預かりの身という違いはありますが、対照的な対応となるのです。
八重と亀の前の関係は、今後の政子と亀の関係の比較の伏線となるでしょう。
10話では
・御台所として腕を振るう政子
・侍女で預かりの身となった肩身の狭い八重
という女性としての格差も印象強いです。
また、八重をめぐる頼朝と義時の会話も、コミカルで面白いですね。
源氏の棟梁が、家人の館の庭でコソコソと元嫁の様子をうかがうのです。
プライドも何もない感じですね。
義時の「諦めてなかったことが驚きです」というダイレクトなセリフも、笑わずにはいられません。
10話は、八重をめぐる男女の動きが注目を集める回になりそうです。
さて、政子は御台所として俄然忙しくなり、また権力も握っていきます。
そんな政子に甘えてくるのが、源義経。
三谷幸喜さんの義経は、政子を母のように慕って、膝枕してもらうなど甘えん坊なところも見せます。
もちろん史実ではなくドラマの演出ですね。
また、豪族たちの注目を集めるチャンスを失って、露骨に腹を立てる場面もありました。
三谷幸喜さんの義経は、天才的な戦略家でありつつも、感情的で切れやすい義経のようです。
おそらく「歴史的な英雄にも、ダメなところはあるだろう」という三谷幸喜さんの解釈なのでしょう。
こんな義経は、かつてなかったので斬新と言えそうです。
【鎌倉殿の13人】第10話の感想
【鎌倉殿の13人】解説・考察記事の一覧
【北条義時】
【八重】
【北条政子】
【源義経】
【静御前】
【大姫】
【キャスト】
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【鎌倉殿の13人】10話ネタバレあらすじと感想まとめ
- 八重をめぐる動きが面白い
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