映画『パイレーツオブカリビアン』のタイトル

人気シリーズの第2作『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズチェスト』では、サイコロで賭けをするシーンがあります。

ウィル・ターナーは、「僕の魂を賭ける」と言って大博打を打ちました。

サイコロゲームのルールが分からないな

どういう賭けルールなの?

と思った人も多いでしょう。

賭けサイコロは、はったりゲームなのです。

サイコロゲームのルールはちょっと複雑です。

この記事では、以下を分かりやすく解説します。

・サイコロの賭けルールを分かりやすく解説!

・3人のセリフとサイコロの目を確認!


・なぜウィルは賭けサイコロをした?


・なぜビルは賭けサイコロに加わった?


・デイビィの「面倒なことしやがって」のセリフの意味は?

【パイレーツオブカリビアン】サイコロの賭けルールを分かりやすく解説!

サイコロの賭けルールは?

さっそくサイコロの賭けルールを解説します。

賭けサイコロのルール

(1)1人につき5個のサイコロを、カップに入れて振る。

(2)自分のカップの中のサイコロの目を確認する。


(3) 順番に、サイコロの目が全員で合計何個あるか、予想して言う。

 例:3の目が5つ

(4)順番が来たら、3つのいずれかをする。
 A:同じ個数で大きなサイコロの目を言う
 B:前の人より多い個数を言う
 C:「嘘つき」と宣言する


 例:前の人が「3の目が5つ」を言ったら、

次は「4の目が5つ」とか「2の目が6つ」など。

(5) 嘘つき宣言が出たら、全員がカップを開ける。


(6) 全員のサイコロの目を数える。


(7) 相手が嘘を言っていれば、宣言した人が勝ち。
  嘘つき呼ばわりされた人の目が当たりなら、宣言した人が負け。

ちなみに、1の目はオールマイティだよ

サイコロの1の目は「ワイルド」というオールマイティの役割をします。

1の目は、どの数字にもなり替わることができます。

例えば、「3が5つ」と言った時には、3になることができるのです。

はったりを掛け合って、相手のミスを誘う賭けゲームなのですね。

映画でも「はったりゲームだ」とビルがウィルに教えてました。

一般的に「ライアー・ゲーム(嘘つきゲーム)」と呼ばれるゲームです。

3人の賭けサイコロをセリフで確認!

ルールだけだと、まだちょっと分かりにくいかもしれませんね。

映画2作目の『デッドマンズチェスト』で賭けをした、

・ウィル

・ビル

・デイビィ

の3人のセリフと、サイコロの目を確認してみましょう。

登場人物セリフ
ビル「2の目が4つだ」
デイビィ「4の目が4つだ」
ウィル「5の目が4つ」
ビル「3の目が6つ」
デイビィ「5の目が7つ」
ウィル「5が8つ」
デイビィ「これでお前は我が手下だ」
ビル「5が12。嘘と思うか?」
デイビィ「嘘に決まってる。面倒なことしやがって」

3週目でデイビィが「嘘つき」宣言して、ゲームオーバーになったんだね

【種明かし】3人のサイコロの目は?デイビィが勝った理由は?

さて、嘘つき宣言がされました。

3人のカップの中身を確認しましょう。

3人のサイコロの目

ビル:2の目が3つ、3の目が2つ

ウィル:1の目が1つ、2の目が1つ、5の目が3つ

デイビィ:4の目が1つ、5の目が4つ

全員のサイコロの目の合計は

  • 1の目=1つ
  • 2の目=4つ
  • 3の目=2つ
  • 4の目=1つ
  • 5の目=7つ

ウィルは、「ワイルド」の1の目を1つ持ってました

・5の目が7つ

・ウィルが1の目を1つ持ってた=5が8つになる

・ウィルは「5が8つ」と言っていた

3人の賭けで当たってたのは、実はウィルひとりだったよ

しかし、次のビルは「5が12」と極端な数字を言います。

デイビィは、5の目を4つ持ってました。

ビルとウィルで5の目を合計8つ持っていなければいけません。

確率的に低いので、デイビィは「嘘つき」宣言します。

そして、実際に嘘だったので、デイビィが勝ったというわけです。

賭けサイコロのゲームは通販で買える

この賭けサイコロのゲームは、アメリカで販売されていました。

その名も「パイレーツ・ダイス」

そのまんまですね!

日本では販売されてないため、逆輸入の通販で買えます。

超プレミア品で、6万円もするよ!


ちなみに、同じルールで「アークライトブラフ」というドイツのゲームもあります。

こちらも輸入盤ですね!


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【パイレーツオブカリビアン】賭けサイコロの3人の目的と思惑は?

なぜウィルは賭けサイコロをした?

フライング・ダッチマン号の船乗りたちは、自分の労働年数を賭けて、サイコロ賭博をしていました。

ウィルは、ジャックの使者として来ただけで、デイビィの手下というわけではありません。

なぜ、わざわざ自分の魂を賭けて、サイコロ賭博を申し出たの?

デイビィ・ジョーンズが、肌身離さず持ってる鍵の在りかを知るため

そのため、ウィルは「デイビィが必ず乗ってくる賭け」を申し出たのです。

ウィルは、自分の魂を賭けて、「負けたら永遠にこの船で働く」と、最上級の賭けを申し出ました。

なぜなら、最上級の賭けには、最上級の賭けで応じなけば、割が合わないからです。

デイビィにとって、最も大切なものは「死者の宝箱の鍵」だね。

実際、デイビィは胸元から鍵を出して「これを賭ける」と言いましたね。

なぜビルは賭けサイコロに加わった?

しかし、ビルはそんなウィルの思惑を知りません。

ビルは、デイビィの無慈悲さや恐ろしさをよく知っています。

何とかして息子のウィルを助けようと思ったんだね

「こいつと同じものを賭ける」と言って、賭けに加わったのでした。

ビルは、100年の労働契約でしたが、「負けたら永遠に働く」と言ったわけです。

ビルは不死身なので、途方もない賭けです。

ビルの覚悟と必死さが、伝わってきますよね。

なぜデイビィは「面倒なことしやがって」と言った?

デイビィの目的は、賭けに勝って、ウィルを永遠に手下にすることでした。

ウィルが「5が8つだ」と言った時、デイビィはウィルが嘘をついてると思ったようです。

「これでお前は我が手下だ」と言います。

そこへビルが「5が12。嘘と思うか?」と、明らかに嘘だと分かることを言ったのです。

ビルは、ウィルを守るために、自分を犠牲にして「すぐ分かる嘘」をついたのでした。

デイビィとしては、「嘘つき」と宣言しないわけにはいかないよね。

そのため「嘘に決まってる。面倒なことしやがって」と言ったのでした。

結果、ビルは「デイビィの永遠の手下」となったのです。

しかし、ウィルは鍵の場所を知りたかっただけ。

鍵を盗んだら、うまく逃げるつもりだったのでしょう。

それでウィルはビルに「勝敗を競うためにやったんじゃないんだ」と言ったのでした。

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【パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト】賭けサイコロのルールまとめ

この記事では、以下の解説をまとめました。

サイコロとカップがあればできるゲームなので、実際やると楽しそうですね!

まとめ

・賭けサイコロは「ライアー・ゲーム」の一種のはったりゲーム

・『デッドマンズチェスト』では、ウィルが唯一当てていた。

・ビルは、ウィルを守るために、明らかに嘘をついて負けた。

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