【おおかみこどもの雨と雪】畑の害獣被害がない理由は？広い畑にしたのはなぜ？

映画『おおかみこどもの雨と雪』では、子ども2人のために、花は富山県の田舎町に引っ越します。

韮崎のおじいちゃんに教わって、花は畑で野菜をつくりはじめます。

物件案内をしてくれた町の担当者は、「害獣被害がひどくて、畑には向いてない」と言っていました。

けれど、花の畑だけは害獣被害がありませんでしたね。

この記事では、

について、解説します。

【おおかみこどもの雨と雪】畑の害獣被害がなかった理由は？

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第弾
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※常識の範囲でご自由にお使いください。#おおかみこどもの雨と雪 #7月2日金曜ロードショー放送#金曜ロードショー3週連続細田守SP#スタジオ地図10th#これからもよろしくお願いしまぁぁぁすっ pic.twitter.com/17PanHZbMi

— 『竜とそばかすの姫』細田守最新作＠スタジオ地図 (@studio_chizu) June 22, 2021

花が、富山県の田舎町に引っ越すと、家の前の畑で野菜を作り始めます。

物件案内をしてくれた町の担当者は、「ここは害獣被害がひどいから、畑には向かない」と言っていました。

町の人たちも、畑を荒らされて全然ダメだったと言っています。

しかし、花の畑は裏がすぐ山なのに、害獣被害がまったくありませんでした。

町の人たちも不思議がって、理由を知りたがっていましたね。

一体なぜ、花の畑だけ害獣に荒らされなかったのでしょうか？

理由は、おおかみこどもの雪が畑でおしっこしていたからですね。

伏線は、映画の中で2カ所ありました。

一番分かりやすかったのは、花や町の人たちが縁側で「畑が獣に荒らされた」という話をしていた場面。

「どうして花ちゃんだけ無事？」という話になったとき、外から雪が「おしっこ！」と言って縁側から家に入りました。

花は、「もしかして？」とハッとなっていましたね。

動物のおしっこの匂いのする場所は、「なわばり」として認識されます。

オオカミは強い動物なので、他の動物が寄り付かないのです。

もうひとつの伏線の場所は、花たちが引っ越してきて間もない頃。

雨が三毛猫に引っかかれて泣いていた時、雪が「そんなんじゃ生きていけないよ！」と言うシーンがあります。

雪はイノシシにも負けないと言って、お山の大将ぶりを自慢します。

そして「雪のおしっこは…」と言いかけたのですが、花が「他の動物たちの前で偉そうにしないで、お願い」とさえぎったのです。

雪は、経験から「わたしのおしっこは、他の動物に効果がある」と知っていたのでしょう。

家の周りにイノシシがいても、寄ってこないことが分かっていたのだと思います。

オオカミの尿は、実際「害獣除け」として販売されています。

商品名もダイレクトに「ウルフピー」（オオカミのおしっこの意味)です。

畑の周りに、オオカミのおしっこを撒くだけなので、電圧線のように動物を傷つけませんし、土を汚すわけでもありません。

だいぶ臭いそうですが、全体的には自然に優しい害獣対策と言えそうですね。

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【おおかみこどもの雨と雪】広い畑をつくらせたのはなぜ？

畑で野菜をつくり始めた時、花はかなり苦戦しました。

本を読んで勉強したものの、植えたトマトは病気で全滅。

見かねた韮崎のおじいちゃんが、花の畑仕事を指南します。

韮崎のおじいちゃんは、下の畑も耕すよう言いました。

花は「親子３人食べてくだけなので…」とやんわり断りますが、おじいちゃんは「聞こえなかったのか？」と有無を言わせません。

花は、予定外の広い畑をつくることになります。

なぜ、韮崎のおじいちゃんは、広い畑をつくらせたのでしょうか？

それは、町の人たちに配るためでした。

イノシシなどに畑を荒らされなかった花の畑では、じゃがいもが大量に獲れました。

親子3人では食べきれないので、いつもお世話になっている人たちに、配って回りましたね。

そして、お返しに抱えきれないほどの大根などもらっていました。

花は韮崎のおじいちゃんに「畑が広くなければいけない理由が分かりました」と言います。

町の人たちも言っていましたが、「ここは雪も積もるし、人間が生きていくのに楽ではない土地」なのです。

隣に誰が住んでるか分からない都会とは違い、田舎では「持ちつ持たれつ」の助け合いの生活。

人間関係は大切です。

「害獣で畑が全滅」だった人にも収穫を分け、別の時に自分が困ったら助けてもらうわけですね。

自分のためだけの狭い畑より、広い畑の方が人間関係を良く回せるということなのです。

【おおかみこどもの雨と雪】花の畑まとめ

富山県の田舎に引っ越した花は、畑で野菜をつくりはじめます。

韮崎のおじいちゃんは、花に広い畑をつくらせました。

というのが、この記事のまとめです。