映画『おおかみこどもの雨と雪』タイトル

映画『おおかみこどもの雨と雪』では、「おみやげみっつ、たこみっつ」という不思議なおまじないが出てきます。

雪が小学校に上がる時に、「人前でオオカミにならない」という約束をする場面で出てくるおまじないです。

「”おみやげみっつたこみっつ”って、どういう意味?」と気になった人も多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • 「おみやげみっつ、たこみっつ」の意味は?
  • フレーズの元ネタは何?

について、解説します。

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【おおかみこどもの雨と雪】おみやげみっつたこみっつとは?

雪が、小学校に上がる時に、花が「おみやげみっつ、たこみっつ」という「オオカミにならないおまじない」を教えます。

不思議な言葉で、この映画で初めて聞く人も多いのではないでしょうか。

呪文の意味や元ネタは?

「おみやげみっつ、たこみっつ」とは何か、映画の舞台挨拶で、細田監督が語っていたそうです。

約束する時の「指切りげんまん」の歌に続けて、「おみやげみっつ、たこみっつ」と言う地方があったのですね。

調べてみたところ、昔の東京で言っていたようです。

東京以外の地域でも言っていたのかもしれませんが、調べた範囲で分かったのは東京だけでした。

映画では、「オオカミにならないためのおまじない」として使っていますね。

正確には「オオカミにならない」という約束を守るための呪文という意味で使ったのでしょう。

胸を3回たたくのは、「胸に誓う」という動作のように思えます。

フレーズの由来となった童謡「おみやげ三つ」

指切りげんまんをする時に、どうやら昔の東京では「おみやげみっつ、たこみっつ」と言っていたようです。

「ずっと東京に住んでるけど、聞いたことない」という人も多いかもしれませんね。

というのも、「おみやげみっつ、たこみっつ」というフレーズは、昭和6年にリリースされた童謡の歌詞に由来しているからです。

この映画を観る世代の祖父母、曾祖父母の時代の歌ですから、だいぶ古いですよね。

昭和6年生まれだと、2021年現在90歳です。

100歳くらいの方なら、「子どもの頃、指切りげんまんの後に、おみやげみっつ、たこみっつって言ってたよ」という人がいるかもしれませんね。

フレーズの由来となった「おみやげ三つ」という童謡は、どんな曲か聞いてみましょう。

おみやげ三つに たこ三つ
おみやげ三つは だれにやろ
さようなら いう子に わけてやろ
せなかをたたいて ぽんぽんぽん

 おみやげ三つに たこ三つ
たこはたこでも いたいたこ
せなかに しょわせる いたいたこ
そらそら あげるよ ぽんぽんぽん

引用「おみやげ三つ」作詞:西條八十 作曲:中山晋平

 

歌詞に「背中をたたいて ぽんぽんぽん」とありますが、これが映画の「胸を3回たたく」につながっているのかもしれませんね。

 また、2番の歌詞に「痛いたこ」とあります。

ここでいう「たこ」とは、軟体動物のたこではなく、皮膚の角質が固くなって痛むたこなのですね。








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【まとめ】おみやげみっつたこみっつとは?

映画『おおかみこどもの雨と雪』には、「オオカミにならないためのおまじない」が出てきます。

「おみやげみっつ、たこみっつ」と言いながら、胸を3回たたいていましたね。

  • 約束の指切りげんまんの後に、「おみやげみっつ、たこみっつ」と言う地方があった
  • 「おみやげみっつ、たこみっつ」のフレーズの元ネタは、昭和6年の童謡「おみやげ三つ」
  • 背中を3回たたくという童謡の歌詞が、映画では「胸を3回たたく」というおまじないになったかも

というのが、この記事のまとめです。

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