映画『おおかみこどもの雨と雪』のポスター
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映画『おおかみこどもの雨と雪』では、お父さんである「おおかみおとこ」が衝撃的な最期を遂げます。

雨の日に、川で死んでいた「おおかみおとこ」は、ゴミ収集車に回収されましたね。

きちんとお別れもできないまま、なすすべもなくゴミ収集車を見送る花が、とてもかわいそうでした。

「お父さんの死因は何?」
「なぜゴミ収集車で回収された?」
「どうして玄関に買い物袋置いて行ったの?」
など、謎がいっぱいです。

考察してみたところ、お父さんの死に方はツッコミどころ満載でした。

実は、「玄関に、買い物袋を置いて行った」というのが、死因を考える上で一番大きなポイントになるのです。

この記事では、

  • お父さんは、なぜ玄関に買い物袋を置いていった?
  • お父さんの死因は?

について、考察をまとめています。

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【おおかみこどもの雨と雪】お父さん()の死因を考察

お父さんである「おおかみおとこ」は、映画の前半で死んでしまいます。

川で死んでいるのを、ゴミ収集車が回収していくシーンは、かなり衝撃的でしたね。

死因を考えているうちに、実は「玄関先に買い物袋を置いて行った」ということが、大きなポイントになっていると思いました。

なぜ玄関先に買い物袋を置いていった?

雨が生まれて間もない頃、雨の日にお父さんは姿を消します。

花がアパートのドアを開けると、玄関の外にスーパーの買い物袋が2つ置いてありました。

お財布も中に入っていましたね。

かなり不自然なシーンだと思いませんか?

自分の家なのだし、玄関まで来たのなら、買い物袋は家の中に入れるのが普通ですよね?

「なぜ、家の外に買い物袋を置いて行ったのだろう?」

とお父さんの気持ちを考えると、答えは見つかりません。

けれど、「監督は、なぜこんな展開にしたのだろう?」と考えると、ちょっと分かる気がします。

家の中に買い物袋が置いてあると、花が買い物したと思う人もいますよね。

「お父さんが買い物に行き、その後に行方知れずになった」

と視聴者に見てすぐ理解してもらうためには、

  • 買い物袋に財布が入ってる
  • 買い物袋が外に置いてある

とするのが、たぶん一番早いのです。

お父さんが買い物に出かけるシーンから始めて、花が「帰ってこない」と心配して…という展開にすると、ストーリーは説明的で長くなってしまいます。

監督は、お父さんに名前を付けませんでした。

生い立ちもほとんど語られていません。

制作側としては、「最初から最後まで、お父さんには謎のままでいてもらおう」という意図があったのではないでしょうか。

そのため、お父さんの死因もほのめかすだけで、はっきりと分からないようにしてあります。

映画のナレーションで

  • 赤ん坊のために狩りをする本能が働いたのかも
  • 産後すぐの母に滋養のあるものを、食べさせたかったのかも

と、視聴者が最低限納得できるだけの情報しか与えていません。

この章では、「なぜ玄関に買い物袋を置いていった?」を考察しました。

ここで、一番重要なポイントは、

「制作側の都合で、ストーリーが不自然な展開をすることがある」と認識しておくことです。

後述しますが、お父さんの死因も、制作側の都合でつじつま合わせになっているのです。

お父さん()は、山に行っていない

それでは、お父さんの死因を具体的に探ってみましょう。

映画のナレーションからして、お父さんが狩りをしたことは間違いないようです。

川のお父さんの遺体の周りにも、鳥の羽がたくさんちらばっていたので、鳥を狩ろうとしたと分かります。

花が雪を妊娠している時、お父さんはキジを獲って来ました。

オオカミに変身して獲ったと思われます。

死んだ日に狩ろうとしたのが、キジなのか分かりませんが、キジの羽っぽかったですね。

キジは普通、山や野原にいますが、羽がちらばっていたのは川でした。

なので「狩りの現場は山ではなく、遺体のあった川の付近」と推測できます。

鳥を獲って羽があんなに散らばるとしたら、狩りの現場で散らばるはずだからです。

また、遺体の側に鳥の死体がなかったことから、仕留め損じている可能性があります。

お父さん()は、川で流されていない

「川に落ちて流されたのでは?」と仮定してみましょう。

川で流されたのなら、遺体のそばに羽は残っていなかったはずです。

また、オオカミ姿のお父さんは、かなり体長が大きいです。

絶滅したニホンオオカミは、体長1mくらいなのですが、お父さんは倍くらいの大きさ。

ゴミ回収員が2人がかりで、頭よりも高く遺体を持ち上げていました。

それくらい体が大きく、重かったわけです。

お父さんは、オオカミになっても人間の時のサイズとあまり変わらない印象です。

だとすると、オオカミ姿でも体長が180cmちかく、体重も70キロくらいと考えられます。

この大きさのオオカミが川で流されるとしたら、それなりに深く水流のある川でなければなりません。

けれど、遺体のあった川は水位が浅く、人間の足首くらいまでしかありませんでした。

横たわったオオカミも、顔半分くらいしか浸かっていないのです。

溺死するとは考えられません。

また、川の水も透明でしたから、「雨で川が増水し、濁流にのまれて流された」という状況ではありませんでした。

お父さん()は、ハンターに撃たれていない

お父さんは、ハンターに撃たれて死んだとも思えません。

「山で狩りの途中にハンターに撃たれて、川に落ちて流された」

と仮定しても、前述の理由でありえません。

「山で狩りの途中に撃たれて、ハンターが川に投げ捨てた」

というのも考えにくいです。

お父さんが狩りをしたのは、状況からして家の近所の川付近のはずなのです。

東京の国分寺市の市街地で、銃を撃つハンターはいませんよね。

また、ハンターに撃たれていたのなら、お父さんの体にはそれなりに血が付いていたはずです。

お父さん()は、寿命で死んだわけではない

お父さんは、寿命で死んだのでしょうか?

おおかみおとこなので、人間とは生態が違い、寿命が異なることは考えられます。

イヌ科のオオカミの方が、人間より寿命は短いですよね。

けれど普通、「寿命で死んだ」という場合は、「老衰」や「高齢で病死」を指します

老衰で死ぬ間際の人間が、買い物に出かけるかな?

老衰でもうすぐ死にそうな犬やオオカミに、鳥に飛びかかる元気があるかな?

と考えると、老衰が死因というのも不自然な気がします。

お父さん()の死因は、転落死?

そうすると、結局お父さんの死因は何だったのでしょう?

個人的には、「川に転落して死んだのでは?」と思っています。

けれどツッコミどころ満載なので、「制作側の都合による事故死」と言えそうです。

つまり、制作側に以下の意図が先にあったと思うのです。

制作側の意図
  • おおかみおとこは、最初から最後まで、謎のままでいてほしい
  • しかし、視聴者をそれなりに納得させなければいけない
  • 狩りの途中、何らかの事情で死んだことにしたい
  • 花に「わたしが一人で、子どもたちを育てる」と決心させる死に方にする

これらをぜんぶ都合よくまとめると、

「お父さんは買い物の後、狩りに出かけ、何らかの事情で死に、川で遺体で発見された」

となったのだと思います。

状況からすると

  • 家の近所の川の近くで、鳥を狩ろうとした
  • 誤って川に転落して死亡

    という感じではないでしょうか。

    高さが15m~20mくらいある川だったので、打ち所が悪ければ死にそうです。

    「国分寺市の真ん中で、オオカミになって狩りしたってこと?」など、ツッコミどころ満載ですよね。

    けれど、「買い物から帰ってきたのに家に入らず、玄関先に買い物袋を置いて行く」という、かなり不自然な展開をする映画なのです。

    「ツッコミどころ満載の死に方」というのも、ありえるかなと思いました。

    映画のリアリティと現実世界のリアリティは違います。

    物語が破綻しているわけではないので、厳格に整合性をつけなくてもいいかもしれませんね。

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    【おおかみこどもの雨と雪】お父さん()の遺体は、なぜゴミ収集車で回収された?

    なぜゴミ収集車で回収された?

    川でオオカミの姿の遺体で発見されたお父さんが、ゴミ収集車に放り込まれるシーンは、衝撃的ですよね。

    「オオカミの死骸って、ゴミ扱いなの?」と思った人も多いでしょう。

    動物の死骸の扱い方は、自治体によっても少し異なります。

    ただ、基本的には「ペットや野生動物の死骸は、一般廃棄物」として扱われることが、法律で定められています。

    ちなみに、家畜の死骸は「産業廃棄物」だそうです。

    「死骸を見つけた」と自治体に連絡すると、

    • 自分で焼却施設に持ち込み
    • 収集に向かいます

    という2パターンがあるようです。

    例えば「自宅の庭で、野良猫が死んでる」という場合などは、「自分で持って来て」と言われる場合が多いようです。

    また、「ゴミ袋に入りきれない場合は、持ち込み不可」と細かく規定している自治体もあります。

    映画のお父さんの場合は、川で死んでいたので、自治体が回収に向かったのでしょう。

    一般廃棄物ということでゴミ収集車が来たのでしょうが、見ていて切なかったですね。

    回収員はオオカミと気づいていなかった

    花は、お父さんがゴミとして回収されるところに、居合わせていました。

    回収員とちょっと押し合いみたいになっていましたね。

    セリフがなかったので分かりませんが、

    「すみません、ちょっと待ってください」
    「危ないから下がって」

    みたいな会話だったかもしれません。

    「そのオオカミは、私の夫です」とは言えないですものね。

    そして、お父さんはゴミ収集車に放り込まれ、持って行かれてしまいます。

    この場面を観ていて思ったのは、「回収員は、オオカミと気づいてないな」ということ。

    「川で動物が死んでる」と連絡した人も、回収員も「大きな野犬」としか思わなかったのでしょう。

    というのも、絶滅したはずのニホンオオカミと気づいていれば、研究対象になります。

    ゴミとして回収しなかったはずなのです。

    なので、「その大きな犬は、うちのペットなのです」と花が言えば、ゴミ収集されなかった可能性があります。

    首輪がついてないくらいは、何とでも言い逃れできます。

    頭のいい花なのに、機転が回らなかったのは

    • 気が動転して、頭が真っ白だった
    • オオカミと関係があると知られてはいけない

    と思っていたからでしょう。

    愛する人と死に別れるだけでもつらいのに、お葬式どころか、ゴミとして回収されたのは、胸がつぶれる思いだったでしょうね。








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    【おおかみこどもの雨と雪】お父さんの死因まとめ

    生い立ちなど、いろんなことが謎めいている「おおかみおとこ」。

    雨の日に、川で死んでいるのを花が見つけましたが、ゴミ収集車に運んで行かれました。

    • お父さんの死因は、映画では明確に説明されていない
    • お父さんの死に方はツッコミどころ満載で、「制作側の都合による事故死」と言える
    • お父さんがゴミ収集されたのは、動物の死骸は「一般廃棄物」として扱われるから
    • 回収員はオオカミと気づいていなかったので、「私のペット」と言えば遺体を取り戻せたかも

    というのが、この記事のまとめです。

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