映画『ファンタスティックビースト』シリーズのタイトル画像

人気映画『ファンタスティックビースト』シリーズには、「オブスキュラス」という黒いもやもやが登場します。

『ハリー・ポッター』にも、似たような黒いもやもやのディメンターが登場します。

「オブスキュラスって、何?」

「ディメンターと関係ある?」

と思う人も多そうです。

この記事では、

  • オブスキュラスとは何?
  • オブスキュラスを生む人は、クリーデンス以外にもいる?
  • ヴォルデモートやディメンターとの関係や違いは?

について、徹底解説します!

【ファンタスティックビースト】オブスキュラスとは何か?

オブスキュラスとは「不安定な闇の力」

『ファンタスティックビースト』シリーズに登場するオブスキュラスは、黒いモヤモヤした姿で描かれています。

「オブスキュラス」とは、一体何なのでしょうか?

1作目の『魔法使いの旅』でのニュートのセリフを確認してみましょう。

魔法使いが人間社会で迫害されていた時代、自分の力を隠し、押さえつける魔法使いがいた。

でも結局、力を制御しきれずオブスキュラスを生み出した

引用元:『ファンタスティックビースト魔法使いの旅』

ティナは、「不安定な闇の力よ。周囲を攻撃し、消えてなくなる」とも言っていましたね。

また、オブスキュラスを生む者は短命で、10歳以下で死ぬとも語っていました。

「魔法族の子供が、精神的・身体的虐待などで魔法の能力を抑圧された時に生まれる、暴力的エネルギー」

と言えそうです。

映画だと、オブスキュラスは感情とも深く関係していることが伺えます。

強い怒りや憎しみが沸き上がると、比例してオブスキュラスの力も増大するようです。

また、オブスキュラスを生む者は「オブスキュリアル」と呼ばれています。

オブスキュラスと魔女狩りの歴史

ニュートは、「魔法使いが人間に迫害されていた時代」と映画で言っていました。

つまり、魔女狩りの時代のことを指しているんですね。

15世紀から18世紀までの中世時代、ヨーロッパでは4万~6万人が処刑されたと言われています。

ブログ主も博物館で魔女展を見たことがありますが、その拷問の残酷さたるや凄まじいものがありました。

魔法使いであることを知られないように抑圧した結果、

怒りや憎しみ、恐怖などの感情がオブスキュラスを生んだのでしょう。

魔女狩りの時代には、オブスキュリアルは、ニュートの時代より多くいたのです。

その後、『ファンタビ』の世界では、迫害や争いを避け、魔法界を守るために法律が制定されます。

  • 国際魔法使い機密保持法
    (魔法を見た人間の記憶を消すなど)
  • ラパポート法
    (人間の結婚や友人関係の禁止など)

という法律で、非魔法族との関わりを厳しく制限したのですね。

魔法界が閉鎖的になった分、迫害されることもなくなり、オブスキュリアルは減りました。

ピッカリー議長のセリフによると、1920年代のアメリカでは、もう200年はオブスキュリアルがいないとのことでしたね。

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【ファンタスティックビースト】オブスキュリアルには誰がいる?

オブスキュラスを生む魔法使いを「オブスキュリアル」と呼びます。

『ファンタスティックビースト』では、どんなオブスキュリアルがいるのか見てみましょう。

ニュートがスーダンで出会ったオブスキュリアル

ニュートは、動物調査で訪れたスーダンで、オブスキュリアルと出会っています。

アメリカへ来る3ヶ月前と言っていました。

少女は魔法を使ったために、牢屋に閉じ込められていたんですね。

オブスキュラスを引き剥がしたものの、少女は助からず8歳で死んでいます

ニュートは研究のために、オブスキュラスを水泡のようなもので包んで、持ち帰っています。

「外では生きられないから害はない」と言っていましたね。

オブスキュラスの宿主となる魔法使いがいなければ、自然と消滅してしまうようです。

クリーデンスはなぜ長生きなのか?

オブスキュリアルは、短命で10歳くらいまでしか生きられません。

しかし、クリーデンスはどう見ても10代後半から20代前半ですよね。

クリーデンスが長く生きている理由を、ニュートは

「彼自身の力が強く、生き延びたんだろう」

と言っていました。

年齢的には倍近く生きているので、クリーデンスは相当な力を持っていそうです。

ニュートは、ノーマジの養母に虐待されて育ち、魔法教育も受けていません。

力を制御して適切に使う方法も分からない上に、オブスキュリアルですから、傍からすると危険ですよね。

ダンブルドアの妹アリアナもオブスキュリアル?

アルバス・ダンブルドアには、弟アルバースと、妹アリアナがいました。

ハリポタファンの間では、「アリアナもオブスキュリアルなのでは?」と言われているのです。

アリアナ・ダンブルドアは、6歳の時に魔法を使っているのを人間の少年たちに見られて、襲われています。

それがトラウマとなって、アリアナは魔法の力を制御できなくなったのです。

怒った父親は、人間の少年たちを攻撃し、アズカバン送りになったのでした。

家族は引っ越して、ひっそりと暮らすようになります。

そして14歳の時に、アリアナの魔法が暴走して母親が死んでしまうのです。

母親の死後は、兄のアルバス・ダンブルドアが妹の面倒をみるようになります。

このアリアナの不安定さは、「彼女がオブスキュリアルだからでは?」と言われているのです。

アリアナは、『ファンタビ』シリーズで今後登場すると思われます。

というのも、アルバスとアルバース、グリンデルバルドの3人が決闘した時に、

アリアナは3人の誰かの呪文に当たってしまったのです。

この事件により、ダンブルドアとグリンデルバルドの友情は、決定的に終わってしまったのでした。

ダンブルドアとグリンデルバルドの関係において、アリアナはキーパーソンと言えます。

ヴォルデモートとオブスキュラスの関係は?

『ファンタビ』とは時代が違いますが、あの黒いもやもやを見ると、やはりヴォルデモートを連想しますね。

『ハリーポッターと謎のプリンス』では、少年時代のトム・リドルが登場します。

トム・リドルは、ヴォルデモートの少年時代の名前です。

トム・リドルは、マグルの孤児院で幼少期を過ごしました。

魔法を使って多くのトラブルを起こし、問題児として扱われています。

教師だったアルバス・ダンブルドアが、トム・リドルをホグワーツ魔法学校に入学させたのでした。

ハリポタファンの間では、「ヴォルデモートも、オブスキュリアルでは?」という話も出ます。

しかし、個人的にはヴォルデモートは、オブスキュリアルではないと思います。

というのも、ヴォルデモート(トム・リドル)は魔法を抑圧していなかったように思うからです。

孤児院では、魔法をつかって叱られたり恐れられたりしていました。

しかし、トム・リドルは「いじめられたら、この力でやり返す」みたいなことをダンブルドアに言っています。

どちらかというと、トム・リドルは幼少期から能力を利用していたように思うのです。

ダンブルドアは、「制御することを学ばなくてはならない」と諭して、ホグワーツ魔法学校に入学させました。

ホグワーツでは、もちろん魔法の力を隠す必要はありません。

なので、トム・リドルはオブスキュリアルではなかった、というのがブログ主の考えです。

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【ファンタスティックビースト】オブスキュラスとディメンターの違いは?

最後に、オブスキュラスとディメンターの違いも確認しておきましょう。

『ハリーポッター』で「黒いもやもや」と言えば、ディメンターですよね。

オブスキュラスもディメンターも、黒いもやもやですが、どんな違いがあるのでしょう。

ディメンターは「吸魂鬼」ともいって、生き物です。

ディメンターとは何か、ざっくり解説します。

ディメンターとは?
  • 人間から幸福な記憶を吸い取り、絶望させる
  • 人間の魂を奪う
  • 魂を奪われた人間は、昏睡状態になる
  • ディメンターは、アズカバン獄の看守
  • ヴォルデモート復活後は、手下になった

オブスキュラスは、生き物ではなく、エネルギーそのものを指します。

単体では存在し続けられず、オブスキュラスを生み出す魔法族の子供が必要です。

似たような黒いモヤモヤですが、全然違うものなんですね。

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『ハリー・ポッター』『ファンタビ』シリーズを無料で観る方法は?

2022年3月28日現在、『ハリー・ポッター』シリーズを無料で観られるVODサービスを一覧にしました。

『ハリー・ポッター』シリーズ全8作

『ファンタスティックビースト』シリーズ2作

を「見放題」で観られるところは、Huluだけです。

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※本ページの情報は2022年3月28日時点の情報です。
最新の情報は 各社公式サイトにてご確認下さい。

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【ファンタスティックビースト】オブスキュラスまとめ

まとめ
  • オブスキュラスは、魔法族の子供が、精神的・身体的虐待などで魔法の能力を抑圧された時に生まれる、暴力的エネルギー
  • オブスキュラスを生む者は短命で、通常は10歳までしか生きられない
  • クリーデンスは、本人の力が強いため長く生きている
  • ヴォルデモートは、オブスキュリアルではない(ブログ主の見解)
  • 『ハリー・ポッター』のディメンターは見た目はオブスキュラスのような「黒いもやもや」だが、生物
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