2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第24話は、範頼が善児に殺されるところで終わりました。
この記事では、『鎌倉殿の13人』の
- 第25回のネタバレあらすじ
- 見どころと「どこまで史実?」解説
- ドラマの感想
を、源平マニアのブログ主がまとめました。
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを読めます。
【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!
この記事は、主に公式ガイドブックを資料にまとめました。
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【鎌倉殿の13人】前回の振り返り・今回の要点
前回のプチ振り返り
前回の内容を簡単に振り返ってみましょう
- 範頼が謹慎の末、善児に暗殺される
- 義時と比奈が結婚する
- 頼朝が、大姫を入内させようとするも夭逝
第25話の要点
今回の要点をまとめました。
- 頼家が源氏の娘つつじを正室に迎える
- 頼朝が落馬して瀕死状態になる
くわしいあらすじは、次章をご覧ください。
【鎌倉殿の13人】第25回ネタバレあらすじ(6/26)
頼家がつつじと結婚
頼朝は、毎晩のように自分が死ぬ夢を見て怯えていました。
阿野全成は、陰陽五行により、平家が好んだ赤を避けたほうがいいなど、いろいろ助言します。
建久9(1198)年12月27日は、相模川で供養が行われる予定でした。
北条時政の四女・あきが3年前に病死したので、夫の稲毛重成が追善の橋をかけたのでした。
頼朝は、義時の異母弟・時連が真っ赤なほおずきを飾り付けているのを見て、血の気が引きます。
頼朝は慌てて片付けさせますが、その時に頼朝だけが、リンと仏壇の鉦(かね)の音を聞いたのでした。
義時と時連が、赤いほおずきを片付けていると、時政がやってきて「比企のやつ、うまくやりやがったなあ」と言います。
頼朝の長男・頼家と、比企能員の娘・せつの間に、一幡という男児が生まれたのです。
義時が、「鎌倉殿は比企を警戒されてます。範頼の一件に、比企が絡んでるという噂が流れているからです」と言います。
すると、時政が「わしが流した」と告白。
噂により比企を疑っている頼朝は、せつを頼家の正室にしたくないのでした。
そこへ、頼家が義時に会いに来ます。
頼家は、つつじという女性を妻にしたいと言います。
つつじの母親は、頼朝の叔父・鎮西八郎為朝の娘でした。
義時が頼朝に仲介すると、頼家は喜び、つつじを頼家の正室に迎え、せつは側女と決めます。
安達盛長は、比企と軋轢が生まれるのではと心配するのでした。
頼朝が餅を喉につまらせる
https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1533425913030909953
相模川の橋のたもとの寺で、稲毛重成の亡妻の追善供養の準備が進められていました。
同じころ、頼朝は梶原景時に瑠氏を託し、御所を出ようとしていました。
縁起をかついで、吉の方向である和田義盛の別邸に立ち寄ることに。
和田の別邸には義仲の愛妾・巴が住んでいました。
巴は、義仲とは敵同士だった頼朝に会うのは気が重かったものの、義盛に頼まれて渋々会うことに。
頼朝は、「義仲殿もわしも、平家を討ってこの世を正したいという思いは一緒であった、すまぬ」とい謝ります。
橋の追善供養は滞りなく終わり、北条家は総出で餅を作り始めました。
仏事で一門が集まると、みなで丸餅を作るのが習わしだったのです。
そして餅をつまみに酒を酌み交わしたのですが、頼朝が餅を喉につまらせてしまいます。
義時が思い切り頼朝の背中を叩いて、頼朝は命拾いします。
頼朝は、政子と義時に「話したいことがある」と、頼家について語りだします。
「源氏は、この先百年も二百年も続いて行かねばならん。その足掛かりを頼家がつくる。小四郎、おまえは常に頼家のそばにいて、守ってやってくれ」
頼朝は、頼家に鎌倉殿を継がせて、自分は大御所になるつもりでした。
大御所になってどうするのかと尋ねる義時に、頼朝は「人の命は定められたもの。あらがってどうする。甘んじて受けようではないか」と答えます。
自分にだけ大切なことを明かしてくれることを、頼朝から信頼されていると感じた義時は、誇らしく思うのでした。
頼朝が落馬して重体に
北條一門の酒宴が始まる前に、頼朝は先に御所に帰ることにしました。
頼朝が馬に乗り、安達盛長が手綱を引いてゆっくり歩いていた時、突然頼朝は右手にしびれを感じました。
頼朝のしびれは、右手から右半身に広がり、意識が遠のいて馬から落ちてしまいます。
盛長が動転し、頼朝を抱え起こします。
その頃、虫の知らせを感じたのか、政子の笑みがふっと消え、義時も顔を曇らせたのでした。
【鎌倉殿の13人】第25話の見どころ・史実解説
第25話の見どころ
第25話のみどころは
- 「死に抗ってどうする」と言いながら、占いに頼って抗う頼朝
- 比企と北条の対抗意識
- 頼朝が落馬して瀕死状態
ではないでしょうか。
死ぬのが怖い頼朝は、陰陽五行のいわゆる占いに頼って、必死に抗います。
全成もテキトーに言ってるため、頼朝は占いに振り回されることになります。
その一方で、義時には「人の命は定められたもの。あらがってどうする。甘んじて受けようではないか」と言うのです。
心裏腹ですね。
平家を滅ぼして天下を治めた征夷大将軍ですが、やはり一人の人間。
弱さも恐れもあるというのが、三谷幸喜さんの脚本の面白さ・魅力のように思います。
比企と北条は、源氏を挟んで勢力争いをしますが、噂を流すという姑息な手段も、時政がすると笑えます。
しかし、いずれ比企と北条の抗争は、まさに仁義なき戦いとなって、かなり悲惨なことになっていくんですよね。
また、25回の最大の見どころは、何と言っても頼朝が瀕死状態になることでしょう。
頼朝の死にも諸説ありますが、やはり最も可能性の高い落馬説をアレンジした形になっています。
諸説ある死因や死亡年齢、なぜ急に体の具合が悪くなったかなどは、別の記事をご参照ください。
【解説】史実との違い
2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
— 山谷花純 (@minmin12344) May 4, 2022
後に若狭局と呼ばれる女性 せつ役で出演します。
初大河が三谷幸喜さん脚本作品。
私は、出会いと運に恵まれています。
14年間追い求めた場所へ、情熱的な赤色の誠を刻みます。
よろしくお願いします。#鎌倉殿の13人 #大河ドラマ #山谷花純 #若狭局 pic.twitter.com/npi2UNATR0
史実との違いで気になるのは、頼家の正室・つつじ。
つつじは、父親が三河武士の賀茂重長で、母親が鎮西八郎為朝の娘です。
ちなみに、「つつじ」というのはドラマでの呼称で、歴史的には「辻殿」と呼ばれています。
ドラマでは、源氏に縁があるということで、頼朝が頼家の正室に決めています。
これは『吾妻鏡』に、つつじが正室で、せつが愛妾と書かれていることに沿った内容になってます。
しかし、比企の娘せつが産んだ一幡は、ずっと嫡男と同等の扱いを受けていました。
なので、「誰が正室で、誰が愛妾か、いまいちあいまい」という状態だったのです。
頼朝の死後、つつじが頼家の家族をとりまとめる働きをしているため、つつじを後妻と位置付ける歴史家もいるようです。
頼家の妻については、別の記事をご参照ください。
頼朝が餅をつまらせたというのは、史料が特に見当たらないので、ドラマの演出でしょう。
陰陽五行を生活に取り入れたり、ゲンを担いだりするのは、当時はよく行われていました。
頼朝がどの程度、死を恐れていたか分かりませんが、方角などを気にすることはあっただろうなあと思います。
征夷大将軍が、占いをいちいち気にするという演出は、ユーモラスでもあるし、人間臭さを感じますね。
【鎌倉殿の13人】第25話の感想
本日6月23日は #阿野全成 公の命日なんです。
— 新納慎也(Shinya NÎRO) (@ShinyaNIRO) June 23, 2022
全成さんはどんな思いで『#鎌倉殿の13人』を観てくださっているんだろ?
怒ってないかなぁ。。
「心優しく、愛に生きた男。」と僕は理解しています。
一生懸命演じているので温かい目で見守ってくださいね
はい、皆さんも
黙祷。。 pic.twitter.com/chJMOlnY4M
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【鎌倉殿の13人】25話ネタバレあらすじと感想まとめ
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