2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第7話は、上総広常が頼朝に参陣するところで終わりました。
この記事では、『鎌倉殿の13人』の
- 第8回のネタバレあらすじ
- 見どころ解説
- ドラマの感想
を、源平マニアのブログ主がまとめました。
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを、まとめて読めます。
【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!
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【鎌倉殿の13人】前回の振り返り・今回の要点
前回のプチ振り返り
前回の内容を簡単に振り返ってみましょう
- 上総広常が頼朝の運を試して、大騒ぎに
- 上総広常が頼朝に参陣する
頼朝が間男になっての大騒ぎは、コミカルで面白いですね!
第8話の要点
今回の要点をまとめました。
- 頼朝軍が、鎌倉の仮御所入り
- 頼朝と政子が再会
くわしいあらすじは、次章をご覧ください。
【鎌倉殿の13人】第8回ネタバレあらすじ(2/27)
義時が西へ東へ奔走
関東各地で、反平家の機運が高まり、頼朝軍に参陣する武士は日ごとに増えていきました。
頼朝軍は、下総から武蔵へを経由して、墨田宿へ軍勢を進めます。
北条義時(小栗旬)は、豪族たちの力関係や功績に配慮しながら
- 行軍の順列
- 宿所の割り当て
を決めていきます。
ある日、大庭勢についていた畠山重忠(中川大志)が降伏してきます。
畠山の処遇を巡って、豪族たちの意見が割れます。
上総広常(佐藤浩市)が
「俺たちは所詮、烏合の衆だ。頼朝を信じてここにいるんだ」
と畠山を許そうという意見を出します。
頼朝も「味方になろうという者は、大事にしなければ」と受け入れたのでした。
頼朝は、義時に武田信義(八嶋智人)に会って味方につくよう説き伏せることを命じます。
一足早く時政(坂東彌十郎)を差し向けたものの、その後の報告がなかったからです。
義時は再び武田信義に会って交渉すると、信義はあっさり承諾。
京から追討軍が来ると、源氏で一番西にいる武田信義が、真っ先に戦わねばならないことに気づいたのです。
頼朝をライバル視しているものの、手を組んだ方が、信義も得と考えたのでした。
三万軍の頼朝軍が鎌倉入り
時政は武田の館に残り、義時が頼朝に「武田も参陣」と報告に戻ります。
頼朝の横には、異母弟の阿野全成(新納慎也)が控えていました。
頼朝は、鎌倉の御所選びなどを、占星術や易に詳しい全成に任せる考えを示します。
もともと頼朝の家人ではない上総広常らが、不満を唱えるだろうと、義時は心配になります。
頼朝と豪族たちが仲たがいしないよう、気乗りしない頼朝を酒宴に引っ張り出します。
酔っぱらった上総広常は、頼朝を呼び捨てに。
焦った三浦義村(山本耕史)は、機転を利かせて「唐では親しい人を武衛と呼ぶ」と教えます。
武衛とは「兵衛府」のことで、佐殿よりも尊称となります。
上総広常は、「ブエイ、俺もあんたと飲んでみたかった」と頼朝に盃を差し出します。
頼朝は、驚きながらも喜んで、酒を飲みかわすのでした。
石橋山の合戦で負けてから、ひと月半後の10月7日。
頼朝は三万の大軍を従えて、鎌倉の仮御所に入ります。
大庭景親(國村隼)や山内首藤経俊(山口馬木也)ら、関東の御家人はうろたえるのでした。
梶原景時(中村獅童)は、そんな景親たちに見切りをつけます。
一方、伊東祐親(浅野和之)は討ち死にの覚悟。
息子の祐清(竹財輝之助)は敵に背を向けてでも活路を見いだそうとるすのでした。
頼朝と政子が再会
伊豆山権現を出た政子(小池栄子)たちは、ふもとの秋戸郷にかくまわれていました。
頼朝が鎌倉入りしたので、政子たちも鎌倉へと移ることになりました。
政子は、棟梁の妻らしい着物を着たいと願います。
困った義時は、敵方ではあるものの梶原景時なら力になってくれそうと、相談します。
景時は、「大庭殿とは、袂を分かった」と義時に告げ、着物の調達を約束してくれました。
義時は、梶原景時を頼朝に仲裁することにします。
頼朝と政子たちは、仮御所で喜びの再会を果たしました。
安堵している義時に、三浦義村が捕縛された伊東祐清に会わせます。
祐清は、館に籠った父・祐親と妹の八重の身を案じるのでした。
義村は「佐殿の命令で、和田と畠山が伊東へ向かった」と義時に知らせます。
伊豆の有力者である伊藤祐親は、娘を時政と結婚させていました。
つまり、義時からすると祐親は祖父であり、八重はいとこです。
義時は、祐親と八重を助けるために、義村と急ぎ伊豆へ向かうのでした。
【鎌倉殿の13人】第8話の見どころ解説
第8話のみどころは
- 義時の総務部長ぶり
- 三浦義村のナイスサポート
- 上総広常の坂東武者ぶり
- 政子の女心
ではないでしょうか。
北条義時は、豪族たちに細かく気を配りながら
- 行軍の順列
- 宿の手配
- 武田信義と交渉
- 豪族と頼朝の仲立ち
- 政子の着物
などに采配をふるいます。
行軍で先陣を切るのは、武士にとって大きな名誉。
ここで配役を間違えると、大ブーイングとなります。
あっちを立てれば、こっちが立たず、となりやすい場面でもあるのです。
しまいには、姉の政子に着物まで頼まれてしまいました。
女の着るものは、義時の仕事ではないのでしょうが、棟梁の妻となると放っておくわけにもいきません。
西へ東へと駆け回る義時の「総務部長ぶり」が見どころでしょう。
また、そんな義時をさりげなくサポートする三浦義村も素敵です。
- 酔っぱらいの上総広常
- 捕らえられた伊東祐清
など、義時の手が回らないところをアシストしています。
総務副部長という感じですね。
上総広常の酔っぱらいぶりも、坂東武者っぽいと言えそうです。
頼朝に従ったとはいえ、上総広常の方が年齢も上で、武士としての功績も上です。
あそこまで無礼をしたはずはありませんが、三谷幸喜さんの演出が面白いですね。
平家など京の武士は、もっと上品で雅さを好みます。
坂東武者の「荒くれぶり」が分かって、興味深い場面です。
政子の女心も、可愛らしいですね。
久しぶりに夫に会うわけで、それも棟梁の正室ならば、恥ずかしくない着物を着たいですよね。
三谷幸喜さんは男性なのに、こういう女心もしっかりとらえます。
さらには「振り回される義時」に着地していくところがすごいなと思います。
【鎌倉殿の13人】第8話の感想
【鎌倉殿の13人】解説・考察記事の一覧
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【鎌倉殿の13人】8話ネタバレあらすじと感想まとめ
- 北条義時が、参謀として日々成長していく「総務部長ぶり」が楽しい
- 三浦義村が、随所で義時をサポートする
- 上総広常が、荒っぽい坂東武者を好演
- 頼朝との再会で、キレイな着物を着たがる政子の女心が可愛い