
ジブリ映画『崖の上のポニョ』では、海が大荒れになって津波が起こります。
港の人に止められたにも関わらず、リサは車を飛ばして家に帰りました。
しかし翌日、宗介たちを残して職場に向かいました。
「なぜ家に帰ったの?」と思った人も多いでしょう。
また職場に戻るなら、ずっと職場にいたほうが良かったのに、と思いますよね。
この記事では、
- リサは嵐なのになぜ家に帰った?
- リサはなぜ運転が荒い?
- リサの車の車種は?
について、解説と考察をまとめています。
【崖の上のポニョ】リサはなぜ台風なのに家に帰った?
企画当初は4歳の男の子の日常を綴った童話「#いやいやえん」のアニメ化も検討されました。ところが #宮崎駿監督が #鈴木敏夫 プロデューサーに「保育園の映画を作ろうと思っていたけど、やっぱり本物の保育園を作りたい」と言ったことで企画は変更。→続く#崖の上のポニョ#ポニョ#宗介 pic.twitter.com/X4nfOlS7Zu
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 23, 2019
『崖の上のポニョ』では、フジモトに海へ連れ戻されたポニョが、宗介に会うために陸に行こうとします。
すると局地的な超小型の台風が起こって、海は大シケに。
リサは、仕事仲間に「帰れるうちに帰りなさい」と言われ、宗介と車で帰宅します。
途中、港で「もう通れない」と止められますが、押し切って家に帰りました。
「子供を危険にさらして危ないな」
「なぜ家に帰ったの?」
とちょっと思いますよね。
押井監督が鈴木敏夫Pに「何のために帰ったの?」と質問
まずは、鈴木敏夫プロデューサーの答えを確認してみましょう。
押井守監督と鈴木敏夫Pの対談で、押井監督が質問してるのです。
押井:あのお母さん、何のために家に帰ったの?
鈴木:家に帰ってる?
押井:家に帰ってから、もう一度、「ひまわり」に戻ってるじゃない。
だったら、なんで、ずっと「ひまわり」にいないのよ。鈴木:そりゃ、だって、ポニョと宗介とのやりとりをしたかったからでしょう?
押井:あの映画の世界で、どういう意味があるんだ、って聞いてんの!(笑)
最低限の必然性がなかったら、誰も納得しないんだよ。
それでも、ついつい見せちゃうのは、表現力が圧倒的だからだよ。鈴木:だから、そういうもの作りたかったんだろうね。
ポニョや宗介と話したいということなら、ひまわりの家でもできたと思うんですよね。
押井監督は「映画の中での必然性は?」と訊き直しています。
リサが家に帰った理由は、別のところにありそうです。
リサが帰った理由は「灯台」だから
本作🎞の美術監督は、#ジブリ では「もののけ姫」以来、第一線で活躍してきた #吉田昇さん。絵本のような独特の画風が印象的ですが特徴は「直線のない景色」。#宗介 の住む家など人工的に作られたものでも、すべて曲線で描かれています。→続く#金ロー#崖の上のポニョ#ポニョ#リサ#宮崎駿 pic.twitter.com/I9OTX7imZ4
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リサが危険を冒しても自宅に帰った理由は、宗介たちがラーメンを食べた後の会話がヒントになりそうです。
リサは、ふたたび職場に戻ろうとします。
宗介もついていこうとしますが、リサは留守番を頼みました。
今この家は嵐の中の灯台なの 真っ暗な中にいる人は
みんなこの光に励まされているわ だから誰かがいなきゃダメ
引用元:映画『崖の上のポニョ』
沖にいる船にとって、崖の上の宗介の家が灯台代わりだったんですね。
船乗りの夫をもつリサは、夫や他の船を心配したのでしょう。
緊急事態の中で、自分にできることをやろうとしたのではないでしょうか。
なぜ宗介を家に残して職場に戻った?
考えてみると、リサはいろんな人のことを心配し、気遣っています。
リサは、宗介が「海に女の子がいる」というと車を止めて、確かめました。
崖の上の自宅は、津波でも大丈夫そうと思うと、今後はひまわりの家の人たちを心配します。
「5歳の宗介を残して心配じゃないの?」とも思いますよね。
リアル世界だと「ありえない」と思いますが、アニメ映画なので「息子を信頼してる」という表現なのかもと思いました。
【崖の上のポニョ】リサはなぜ車の運転が荒い?
冷蔵庫にも注目ポイントが‼️小トトロのマスコットが飾ってあるんです。#宗介 や #リサ も「となりのトトロ」を観ているのかもしれません。#金ロー#崖の上のポニョ#ジブリ#ポニョ#宮崎駿#大橋のぞみ pic.twitter.com/CvCIDerVyY
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リサの運転が荒い理由は?
SNSを見ていると、リサの運転の荒さが気になる人もいるようです。
個人的には「宮崎駿アニメらしいな」と思いました。
宮崎駿監督のアニメで、車の運転が荒いのは今に始まったことではありません。
『カリオストロの城』の崖の壁を走るルパンのフィアットとか、典型的ですよね。
車に限らず、宮崎駿監督のアニメは「スピード感」「疾走感」が見せ場であり、大きな魅力だと思います。
ナウシカのメーヴェ、紅の豚のサボイア、トトロの猫バスなど、どれもスピード感がありますよね。
乗り物ではなく、人も全力疾走する場面が多いです。
『崖の上のポニョ』は、リサが母親で子供を乗せていたために「運転が乱暴」と批判的に見られるのだろうと思います。
これが「父親の耕一が、港から車で急いで帰宅」という場面なら、視聴者の反応も全然違うのではないでしょうか。
個人的には、リサの運転が荒いのも
てきぱき・サバサバして快活な性格をアニメらしく表現した
と受け取りました。
映画が公開された後に、ドキュメンタリー番組で鈴木敏夫Pが、
「スピード出てないと、宮さんも年取ったなって思ってしまうし、そういうのはちょっと悲しいじゃない」
みたいなことを言っていたように記憶します。
「疾走感」というのは、宮崎アニメの特徴であり、見せ場です。
リサの運転が荒くスピード出し過ぎなのは、「だって、宮崎アニメだから」と言えるでしょう。
リサの車の車種は?
リサの車の車種も気になりますよね。
ネットでは、「三菱ミニカのトッポ」という見方が大多数のようです。
ミニカトッポは、1990年に販売開始され、1998年に生産終了しました。
ミニカをベースに、背を高くして車内を広くしたつくりになってます。
ホイールやルーフの感じから、年式は1995年か1996年かなあと思いました。
リサの車はATとマニュアルのどっち?
SNSで知ったのですが、リサの車は場面によってオートマだったり、マニュアルだったりするんですね。
オートマだとペダルは2つですが、場面によってはペダルが3つに。
クラッチがあるということは、マニュアル車ですよね。
なぜ場面によって、AT車だったりMT車だったりするのか、理由はわかりません。
リサがマニュアル運転してたら、かっこいいですね。
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【崖の上のポニョ】リサの運転・帰宅理由まとめ
リサが、嵐の中を止められても帰宅したのは、家を沖にいる船の灯台代わりにするため
リサの運転が荒いのは、スピード感のある場面は宮崎アニメの見せ場だから
リサの車の車種は、三菱ミニカトッポ