映画『おおかみこどもの雨と雪』では、ラストで雨はオオカミとしての人生を選びます。
雪は中学校進学と同時に家を出て、寮生活を始めましたね。
映画では、登場人物がその後どうなったのかは触れられていません。
漫画では映画より数か月分だけ、「その後」が描かれています。
「雨は、もう山から帰ってこないの?」
「雪は、草平と結婚した?」
と気になりますよね。
この記事では、『おおかみこどもの雨と雪』の登場人物について
- 小説や漫画では、「その後」はどうなってる?
- その後、どんな人生になったか考察
について、まとめています。
【おおかみこどもの雨と雪】雨や雪と草平はその後どうなった?
小説や漫画では「その後」どうなってる?
映画『おおかみこどもの雨と雪』には、同名の原作小説と漫画があります。
小説も漫画も、細かいところは少し違っていますが、基本的な物語は映画とほぼ同じです。
ただ、漫画の3巻では
- 夏休み前の雪の学校生活
- 雨が、花に桃を届けに来た
という「その後」がちょっとだけ描いてあるのです。
雪の学校生活については、ちょびっと映画にも出ています。
花の家の冷蔵庫には、雪の写真などが張られてましたね。
- 雪が入学したのは、公立中学
- 親友の信乃や、草平も同じ中学校
- 雪は、バドミントン部に入った
- 募金活動か何かもやったらしい
ことが分かります。
また、花への手紙には
- いろいろなことが、すごく昔に思えて寂しい
- 信乃は毎日「まだかなあ」と夏休みの帰省を楽しみにしている
(信乃も寮に入ったらしい) - 花は、身長が4センチ伸びた
ことが書かれていました。
また、マグネットで貼られた学校からの通信に
「給食はございません」と書いてあるので、雪は寮母さんにお弁当を作ってもらってそうです。
【考察】雨はその後どうなった?
雨は、オオカミとして生きることを選びました。
山で遠吠えしているのを、花が耳をすませて聞くシーンが、映画にありましたね。
突然雨がいなくなったので、韮崎さんたちは驚いたでしょうね。
おそらく「親戚の家で暮らすことになった」とか、そういう感じで花はごまかしたのではないでしょうか。
雨の「先生」は、年老いたキツネで、もうすぐ死にそうだから、「誰かが代わりを務めなければ」と言っていましたね。
新しい山の主として、頑張っているのでしょう。
漫画だと、雨は花に桃を届けに来ます。
家の前に置いて行くんですね。
桃の季節なので、6月~7月でしょう。
『おおかみこどもの雨と雪』では、割と桃が出てきます。
- 花が妊娠中に桃缶を食べてた
- キツネの「先生」にも桃をあげた
なぜ桃が何度も出てくるのか分かりませんが、単純に監督の好物なのかもしれません。
雨も半分は人間ですから、花のことも気になって、様子を見に来るかもしれませんが、しょっちゅう来る感じにはならない気がします。
普通の人間の男性でも、「実家には、数年に一度しか帰らない。特に電話もしない」みたいな人がいますよね。
個人的に気になるのは、「一生涯、山で暮らすの?」「結婚はせず、一生独身?」ということ。
動物は、「種の保存」を原則として生きています。
オオカミとして生きるならなおさら、「生涯、伴侶をもたない」という生き方ができるのかな?と思うんですね。
ニホンオオカミは絶滅しているので、お父さんのように人間と恋に落ちるかもしれませんね。
その場合は、山と人里とどちらを生活の場にするかで、雨の人生はまた大きく変わるでしょう。
また、山での生活が長くなるほど、人間の生活様式になじめなくなるので、苦労しそうです。
【考察】雪と草平はその後結婚した?
雪と草平は、同じ中学校に進学しました。
雪も信乃も寮に入っているので、おそらく同じ学校から進学した生徒は、ほぼ寮生なのでしょう。
- 小学校の時点で、草平は雪に好意をもっていた
- 雪も草平を信用し、秘密を打ち明けた
ということから、中学卒業までにはつきあい始めるのではないかと思います。
好きでなければ「どうして俺を避ける?」と何度も聞かないし、毎日家に様子を見に行きませんよね。
草平は中学では寮なので、「家庭に居場所がない」という悩みは、普段は少し収まりそうです。
夏休みなどの長期休暇は、孤独感が増しそうですね。
高校以降に、2人の道が分かれたとしても、強い絆で結ばれていそうです。
自分がオオカミであることを打ち明けて、驚きもせず受け入れてくれる人は、そういないでしょう。
高校生になると草平は、アルバイトを目一杯いれて、家に帰らない口実にするのではないでしょうか。
雪は、成績が良ければ
- 母が中退した一橋大学に進学する
- 「おおかみこども」の生態の謎を解くべく、生物学や獣医学などの道を選ぶ
などの可能性がありますね。
雪も草平も紆余曲折はあるでしょうが、割と若いうちに結婚するのではないかと思います。
【考察】花はその後どうなった?
つらい時でも笑顔の花は、町の人たちに慕われて、畑仕事をしながら暮らすだろうと思います。
雨とは「元気で!しっかり生きて!」と別れました。
でも、花のことなので「もしかすると雨が困って、帰ってくることがあるかもしれないから」と、引っ越しはしないでしょう。
生涯、あの広い家で暮らすと思います。
田舎の人たちは世話好きなので、「まだ若いんだし」と再婚話をもちかけるかもしれません。
けれど
- 娘が「おおかみこども」
- 引っ越したくない
- 夫の「おおかみおとこ」がいまも大好き
ということから、断る気がします。
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【おおかみこどもの雨と雪】雨や雪と草平のその後まとめ
雪は人間として、雨はオオカミとして生きることを選び、姉弟でも人生の道が分かれていきました。
その後はどうなったか、気になりますよね。
- 漫画では、夏休み前の雪の学校生活と、雨が桃を届けに来る「その後」が描かれている
- 雨は山の主となったが、生涯独身かは疑問(考察)
- 雪と草平は、強い絆で結ばれているので、若いうちに結婚する(考察)
- 花は、万が一に雨が帰ってくる可能性を考えて、生涯あの広い家で暮らす(考察)
- 町の人が、花に再婚話を持ちかけそうだが、花は断る(考察)
というのが、この記事のまとめです。