映画『ボヘミアンラプソディ』タイトル

映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、ラミ・マレックがフレディ・マーキュリーを演じています。

前歯が特徴的だったので、「ラミは、元々出っ歯なの?」「どうやって出っ歯にしたの?」と思った人も多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • ラミ・マレックは、入れ歯でフレディを演じた
  • フレディ・マーキュリーの過剰歯とは何?
  • なぜ歯列矯正しなかったの?

について、解説します。

【ボヘミアン・ラプソディ】ラミ・マレックは入れ歯でフレディを演じた

映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、ラミ・マレックがフレディ・マーキュリーを熱演しています。

劇中でも、最初の方でフレディの歯並びの話が出てきました。

出っ歯をからかわれてましたね。

映像を観ても、ラミ・マレック本人の歯に見えますよね。

「あれは、自分の歯?」
「ラミ・マレックの歯は、どうやって出っ歯にしたの?」

と思った人は、多いのではないでしょうか。

ラミ・マレックは、アメリカのトーク番組でネタを明かしています。

実は、特注の入れ歯をしていたんですね!

下の動画をクリックすると、ラミが入歯を見せるシーンから再生されます。

映画の撮影が終わった後は、「金歯にした」のだとか。

もともとは、アクリル製だそうです。

司会者は「ファンタスティック!」と驚き、会場は大うけでした。

見た目は銀歯のようなので、たぶん白金なんでしょうね。

ラミは、撮影の1年前から入れ歯をしてフレディ・マーキュリーという役に臨んだそうです。

最初はなかなか慣れず、自分ではない感じがして「歯を隠さなきゃ」と不安な気持ちになったのだとか。

上唇がひっかかっるので、話していると喉や唇が渇いてしかたなかったそう。

それで唇をよくなめるようになったそうですが、それはフレディの癖でもあったのです。

この義歯をつくるのも、歯科医はだいぶ苦労しています。

はじめは、フレディ・マーキュリーとほぼ同じサイズの歯を作成。

けれど、ラミ・マレックの顔には大きすぎたのだとか。

いくつも試作品をつくり、ラミの顔の特徴と合わせ、上唇を押し上げつつも、口を閉じられるように調整。

これだけ試行錯誤して作られ、1年もつけていた入れ歯なので、ラミ・マレックも思い出深いでしょうね。

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【ボヘミアンラプソディ】フレディ・マーキュリーの過剰歯とは?

映画の中で、フレディが「僕は過剰歯だから、声域が広い」という場面があります。

歯はフレディの体の中でも、最も特徴的なものでした。

かなりコンプレックスも強かったそうですが、歯列矯正はしていません。

歯が4本多くて、あだ名は「出っ歯」のフレディ

過剰歯とは聞きなれない言葉ですが、つまりは「普通より歯が多い」ということです。

フレディは、メンバーたちに「4本歯が多い」と言っていたそうです。

見た感じ、いわゆる「出っ歯」ですよね。

上の歯の後ろに4本歯が多く並んでいたため、前に押し出されて、出っ歯になったそうです。

インドの寄宿学校時代は、「バッキー(出っ歯の意)」とあだ名をつけられていたのだとか。

フレディの下の歯も特徴的で、2本が前に生えています

アメリカのニュース記事で、歯科医がフレディの歯について説明していました。

下の歯は2本多いのではなくて、並びきれなかった歯が前に出た格好になっているそうです。

結構、食事する時は歯につまったりして、食べにくかったかもしれませんね。

また、フレディは子どもの頃から歯に強いコンプレックスを持っていました。

笑う時や話す時は、よく口を手で覆って歯を隠しています

口ひげを生やしていたのは、視線が歯にいかないようにするためだったと言われています。

フレディはなぜ矯正しなかった?

子どもの頃から、歯にコンプレックスがあったフレディ。

QUEENが売れだした頃に、歯列矯正するかどうか悩んだ時期もあったそう。

けれど、歯並びが変わると口の中の形が変わってしまいます。

その結果、声域が変わってしまうのではないかと心配だったようです。

歯が前に押し出されて、口の中が人より広いために、声域が広いとフレディは信じていたのですね。

そんなわけで、歯にコンプレックスをもちながらも、矯正はしなかったのです。

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【ボヘミアンラプソディ】ラミ・マレックがフレディになりきるためにやったこと

フレディ・マーキュリーの役作りのために、ラミ・マレックが入歯をしたと前述しました。

ラミは、入歯以外にも、様々な方法でフレディになりきる努力をしています。

顔を作るのに毎朝2時間

ヘアメイクのジャン・スーウェルは、ラミ・マレックの顔をかなり研究したと語っています。

  • あごは、フレディのように強いライン
  • 目は、フレディよりだいぶ大きく、離れている
  • 鼻の形はぜんぜん違う

というラミの顔を、いろんな方法でフレディに近づけています。

  • メイク
  • 入れ歯
  • ゼラチンの人工鼻
  • 口ひげ
  • カツラ

というセッティングに、毎朝2時間かかったのだとか。

ライブエイドの撮影の時は、汗で口ひげが取れるのではないかと、かなりヒヤヒヤしたそうですよ。

衣装合わせに50時間

フレディ・マーキュリーと言えば、個性的なファッションも有名ですよね。

10センチの厚底ヒールや、ストレッチの全身スーツ、さらには女装など、結構奇抜です。

映像がたくさん残っているので、イチから考えるよりも、フレディの衣装は再現しやすかったでしょう。

にもかかわらず、衣装合わせに50時間も費やしたそうです。

コーチを付けて、癖や動きを完コピ

フレディ・マーキュリーになりきるため、ラミ・マレックは他にも努力しています。

たくさんのコーチを付けたのです。

歌やダンス、方言などのコーチをつけ、トレーニングしたんですね。

そして「フレディを真似るのではなく、動きの意味を理解しなければいけない」と思ったそう。

まだフレディをよく知らない頃、「どうして口を手で覆うのだろう?」と不思議だったとか。

そこでラミは「ムーブメントコーチ」をつけます。

目の動きや振り向き方、マイクの持ち方や話し方など研究し、フレディの癖を再現。

共演したメアリー役は「動きも話し方も、フレディそのもの」

ブライアン・メイ役は「ラミは、暇さえあれば動きを練習してた」

とインタビューで語っています。

役者魂を感じますね。

歌が苦手だったラミの、涙ぐましいボーカルとレーニングについては、別の記事に書いていますので、ご参照ください。

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【ボヘミアンラプソディ】解説・考察記事一覧

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【ボヘミアンラプソディ】ラミマレックとフレディの歯まとめ

映画の中で「過剰歯」というセリフが出てくるように、フレディ・マーキュリーは歯に特徴がありました。

また、子どもの頃から強いコンプレックスでもあったようです。

  • フレディ・マーキュリーは、上の歯の後ろに4本多く歯が生えていた
  • 後ろの歯が前の歯を押し出したため、出っ歯になった
  • 子どもの頃のあだ名は「バッキー(出っ歯)」で、コンプレックスだった
  • 出っ歯で口の中が広いため、声域も広いと信じていたので、歯列矯正しなかった
  • ラミ・マレックは、入れ歯をつけてフレディの歯を再現した

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