2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、平安末期から鎌倉時代初期の物語です。
この時代が大河ドラマになるのは久しぶりですね。
幕末や戦国時代に詳しい人も、「どういう時代だっけ?」と思うかもしれません。
この記事では、『鎌倉殿の13人』の
- 保元の乱から北条義時が死ぬまでの年表(年齢つき)
を、まとめています。
【鎌倉殿の13人】年齢つき年表を分かりやすく一覧で!
大河ドラマは、基本的に主人公が生まれてから死ぬまでを描いています。
『鎌倉殿の13人』の主人公は、北条義時です。
ドラマでは、頼朝の父親・源義朝が戦った保元の乱の話も出てきます。
なので、保元の乱から北条義時が死ぬまでの年表を、分かりやすく一覧にしました。
年表の項目は5つです。
- 西暦
- 義時の年齢(数え年)
- 月
- 北条家関連の出来事
- 社会一般の出来事
- 放送回
※年表は右へスクロールできます。
西暦 | 義時年齢 | 北条家 | 一般 | 放送回 | |
1156 | 7月 | 保元の乱 | |||
1159 | 12月 | 平治の乱 頼朝、右兵衛権佐に任命さる | 後白河天皇譲位 二条天皇即位 | ||
1160 | 3月 | 頼朝、伊豆に配流 | |||
1163 | 1歳 | 北条義時が生まれる | |||
1175 | 13歳 | 8月 9月 | 千鶴丸が殺害される 八重は再婚させられる 頼朝は北条家へ | 1話 | |
1176 | 14歳 | 3月 | 頼朝と政子が結婚 | 2話 | |
1178 頃 | 16頃 | 頼朝と政子に大姫誕生 | 3話 | ||
1179 | 17歳 | 後白河法皇の院政停止 | |||
1180 | 18歳 | 8月 10月 12月 | 源平合戦が起こる 石橋山の戦い 北条時政勢が勝利 富士川の戦いで大勝利 頼朝が鎌倉殿に | 以仁王が平家追討の令旨を発布 福原遷都 | 3~10話 |
1181 | 19歳 | 4月 | 義時が頼朝に近侍 | 清盛が死去(2月) | 11話 |
1182 | 20歳 | 8月 | 万寿(源頼家)が誕生 | 12~13話 | |
1183 | 21歳 | 5月 7月 10月 | 義時の息子・泰時が誕生 木曽義仲の倶利伽羅峠の戦い 義仲が平家を京から追放 後白河法皇が頼朝の東国支配を認める | 14~16話 | |
1184 | 22歳 | 1月 2月 8月 | 頼朝、鎌倉に公文所・問注所を設置 義仲が範頼・義経に討たれる 一ノ谷の戦い 義時が平家追討軍に参陣 | 16~17話 | |
1185 | 23歳 | 1月 2月 3月 | 義時、豊後攻めで先陣 義時、葦屋浦の戦いに参陣 壇ノ浦の戦い | 平家滅亡 | 18~19話 |
1189 | 27歳 | 4月 7月 | 義経が殺害される 義時が奥州合戦に参陣 | 奥州藤原氏滅亡 | 20~21話 |
1190 | 28歳 | 11月 | 義時が頼朝の上洛の先陣の随兵に 義時が頼朝の大将拝賀の随兵に | 22話 | |
1192 | 30歳 | 7月 8月 | 頼朝が征夷大将軍に 千幡(源実朝)が誕生 | 後白河法皇が死去 | |
1193 | 31歳 | 5月 | 富士の巻狩り | 23話 | |
1197 | 35歳 | 大姫が死去 | 24話 | ||
1199 | 37歳 | 1月 4月 11月 | 頼朝が死去 頼家が2代目鎌倉殿に 「十三人の合議制」開始 梶原景時の変 | 25~29話 | |
1202 | 40歳 | 7月 | 頼家が従二位・征夷大将軍に | 30話 | |
1203 | 41歳 | 9月 | 比企の乱 実朝が従五位下・征夷大将軍に 時政が執権就任 頼家は幽閉される | 31~32話 | |
1204 | 42歳 | 3月 7月 | 義時が従五位以下・相模守に 頼家が殺害される 義時が頼家の家人の反乱を鎮圧 | ||
1205 | 43歳 | 6月 7月 | 時政、義時に畠山重忠を討たせる 牧氏の変で、時政が失脚 義時が執権に | ||
1209 | 47歳 | 12月 | 義時が政所別当に就任 | ||
1213 | 51歳 | 2月 5月 | 泉親衡の謀反が発覚 和田合戦で和田が滅亡 北条氏の執権政治開始 | ||
1215 | 53歳 | 1月 | 時政が死去 | ||
1217 | 55歳 | 1月 12月 | 義時が右京権大夫に任命さる 義時が陸奥守に就任 | ||
1219 | 57歳 | 1月 2月 | 実朝が公暁に殺害される 義時が阿野時元を追討 | 後鳥羽上皇が大内裏再建を開始 | |
1221 | 59歳 | 5月 6月 7月 | 後鳥羽上皇らが義時追討の官宣 承久の乱 義時追討令の撤回 後鳥羽が隠岐配流 六波羅探題を設置 | ||
1222 | 60歳 | 4月 8月 | 義時が承久の乱に加わった武士たちの領地を没収 義時が陸奥守を辞任 義時が右京権太夫を辞任 | ||
1224 | 62歳 | 6月 | 義時が死去 | ||
1225 | 7月 | 政子が死去 |
【鎌倉殿の13人】年表からドラマを解説!
ドラマのクライマックスはどこ?
年表から見る北条義時の人生で、ドラマの見どころとなりそうな箇所を、赤字にしました。
ドラマの第1話の時は、義時は13歳のはずですが、青年のように描かれています。
前半では、義時が18歳の1180年は、放送回が3~10話と一番長いです。
源氏として決起する頼朝を支え、
- 石橋山の戦いで負ける
- しかし富士川の戦いで大勝利
- 頼朝が「鎌倉殿」となる
という激動の1年でした。
義時の人生が、最も濃くドラマチックな時期だったと言えるかもしれませんね。
第1話では、
「平家の世も、割と平和でいいんじゃない?」とか
「政治や戦には興味ありません」とか
言っていた義時も、次第に変わっていきます。
ドラマでは、
- 石橋山の合戦で負ける
- 兄が死ぬ
という経験を経て、兄の遺志を継ぐと決意し、変わっていく姿も見どころになるでしょう。
前半は、頼朝が征夷大将軍になるまでが描かれるので、戦場シーンも多いです。
昭和時代に中学生だった人は、
「いいくに(1192)つくろう鎌倉幕府」
と年号を覚えましたね。
令和の現在は、壇ノ浦の戦いで勝った1185年に、鎌倉幕府が始まったとされています。
頼朝が死ぬと、源氏は坂道を転げ落ちるように衰退。
後半は、御家人の権力レースが繰り広げられ、北条氏がトップになっていきます。
北条が盛り立てた源氏を、北条が滅ぼしていく過程が見どころでしょう。
その北条家の中でも、時政が失脚するという下剋上が起こります。
前半と後半では、北条家のありようが、ガラリと変わっていきます。
三谷幸喜ドラマの注意点・見どころは?
ブログ主は、源平マニアなので前半が楽しみです。
北条家の執権時代は好きではないのですが、三谷幸喜さんの北条家なら楽しく観られそうで期待しています。
ただ、あらすじを見ると、史実のポイントは押さえつつも、かなり脚色・演出されているように思います。
なので、とりわけコミカルに描かれているところは、演出と見ていいでしょう。
例えば、人物だと
- 源頼朝は、コミカルでチャーミングに
- 源義経は、古今東西見たことないくらいダークに
描かれています。
おそらく三谷幸喜さんは、
「義経はヒーローだからと、美談化されすぎ。もっと人間臭いところがあったはず」
と思っているのではないでしょうか。
腹黒い源義経は、三谷幸喜さんのドラマでしか見られないでしょうから、どうぞお見逃しなく!
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鎌倉殿の13人の年齢つき年表まとめ
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、平安末期から鎌倉時代初期が舞台です。
ドラマに関係する「保元の乱」から、主人公の北条義時の死まで、年表を一覧にまとめました。
- ドラマの第1話は、北条義時が13歳の時から始まる
- ドラマの前半は、源頼朝が征夷大将軍になるまでが描かれ、戦場シーンが多い
- ドラマの後半は、御家人の権力争いの中、北条家がトップに立つ姿が描かれる
- 源氏を盛り立てた北条家が、やがては源氏を滅ぼす過程が見どころ