『マトリックス・レザレクションズ』では、前作で死んだはずのネオとトリニティーが生き返っていました。
生き返らせたのは、アナリストでしたね。
「なぜ死んだネオとトリニティーを、わざわざ生き返らせたの?」
「なぜまた、二人をポッドに入れたの?」
と思った人も多いでしょう。
この記事では、
- ネオとトリニティーが、生き返った理由は?
- アナリストは、どうやって生き返らせた?
について、分かりやすく考察と解説をまとめました。
【マトリックス・レザレクションズ解説】アナリストがネオとトリニティーを生き返らせた理由は?
『マトリックス4』では、アナリストが
- ネオとトリニティーを生き返らせた
- マシンシティの電力畑で向かい合わせでポットに接続
ということをしていました。
「なぜふたりを生き返らせたの?」と疑問ですよね。
分かりやすく解説します。
【背景】休戦でマシンシティは電力不足に
まず、3作目の『レボリューションズ』の後に起きたことから、押さえておきましょう。
- トリニティーが死亡
- ネオとエージェント・スミスも死亡
7番目のマトリックスの創造
- 預言者は生き返って復活
- マシンシティと人間は休戦
ということが起きました。
「設計者」は、「マトリックスから出たい人間は、出してやる」と言っていました。
これが『マトリックス3』のラストシーンですね。
その後、マトリックスから出た人間が多かったのでしょう。
マシンシティは電力不足となり、マシン同士が戦争を始めました。
結果、どうなったかというと
- 預言者は「新しい力が起きる」と予言して死亡
- 7番目のマトリックスが終了
- アナリストが8番目のマトリックスを創造
となったのです。
アナリストは、「設計者」を「前任者」と言ってたので、「設計者」も死亡したのでしょう。
おそらく、「電力不足でマシンシティを危機に陥れた」ということで、「使えないプログラム」として削除されたと思われます。
ネオとトリニティーが復活することになった背景には、「深刻な電力不足」があったのですね。
【解説】アナリストがネオとトリニティーを生き返らせた理由は?
では、電力不足とネオやトリニティーに、どんな関係があるのでしょう。
アナリストのセリフをヒントに、考えてみましょう。
アナリストは
- ネオが悪夢を見る理由は、アウトプットを最大にしたから
- ネオが苦しむほど、エネルギーが増える
- アナリストは、就任以来、毎年発電量を増やしている
と言っていました。
つまり、マシンシティの電力不足を、ネオで補っていたのですね。
ネオは人間なので、肉体があります。
しかし「救世主」なので、普通の人間とは異なって、マトリックスでは超人的でしたよね。
なので、発電量も膨大なのでしょう。
しかし、ネオは簡単にポッドに接続されたわけではありませんでした。
ネオが、抵抗して拒絶する様子がありましたね。
ネオからしたら、またマトリックスに繋がれるなんて、到底受け入れません。
アナリストは、何年もソースコードを試行錯誤した結果、トリニティーも生き返らせたのです。
- 2人を生き返らせるのは費用がかかる
- ネオとトリニティーは、2人そろって価値がある
- しかし、2人が触れ合うと、マシンシティには危険
ということで、接触しないように、向き合う形でポッドに接続したのです。
すると、アナリストいわく「驚いたことが起こった」のです。
ネオは、ポッドに接続されて「電池」になることを受け入れたのですね。
アナリストは、
- 前任者(設計者)は、正確さと好んで、人間の心を嫌った
- だから、設計者は、ネオにとっての世界はトリニティーだと分からなかった
- 人間の感情は、フィクションを現実に仕立て上げる
- マトリックスの抵抗者は、ゼロになった
- 8番目のマトリックスの成功のカギは、ネオとトリニティー
と言っていました。
「手にしていないものを切望しながら、失うことを恐れている」ということが、
「99.9%の人間にとっての現実だ」とも言っていましたね。
7番目のマトリックスまでは、人間の心理プログラムは「預言者」でした。
預言者が「選択を与える」という方法を編み出したことで、人間たちはマトリックスを受け入れたと言っていましたね。
アナリストは、ネオとトリニティーをつかって「欲求と恐怖」で、人間たちにマトリックスを受け入れさせることに成功したのです。
だから「抵抗者はゼロ」になったのです。
マトリックスから出ようとする人間がいなくなったため、電力供給は右肩上がりになったんですね。
結果、「選択」という心理プログラムは必要なくなり、預言者は削除されたのでしょう。
まとめると、
- アナリストは、電力不足をまかなうために、ネオを生き返らせた
- ネオにマトリックスを受け入れさせるため、トリニティー生き返らせ、向いのポッドに入れた
- ネオとトリニティーの「切望しながら失うことを恐れる」という心理は、そのままマトリックスの安定につながった
- マトリックスに抵抗する人間が、ゼロになった
電力供給は、右肩上がりとなった
ということですね。
【マトリックス・レザレクションズ考察】アナリストは、どうやってネオとトリニティーを生き返らせた?
アナリストは時間を巻き戻した
アナリストは、「電力不足解決」のために、ネオとトリニティーを生き返らせたことが分かりました。
しかし、アナリストは、どうやって2人を生き返らせたのでしょうか?
おそらく、得意の「バレットタイム」を使ったのでしょう。
アナリストは、時間を巻き戻すことができます。
生き返らせたというより、時間を巻き戻して、2人が死なないようにしたのではないでしょうか。
アナリストはエージェント・スミスを説得した
また、アナリストは、「再生させてくれるよう、スーツどもを説得した」と言っていましたね。
また、最後にトリニティーが「よくもリセットしようとしたわね」と言ったら、
「それはスーツどもだ」とアナリストが返答しました。
「スーツども」とは、増殖したエージェント・スミスたちでしょう。
アナリストは、『レボリューションズ』のラストまで時間を巻き戻し、スミスたちを説得したのだと思います。
- ネオと戦うな(お前も死ぬぞ)
- ネオを殺すな(お前も死ぬぞ)
など言ったのかもしれません。
ネオとスミスは戦いを回避したことで、どちらも死ななかった(生き返った)と考えられます。
スミスも生き返ることになったんですね。
アナリストは、スミスをネオの監視役として、上司にしたのでしょう。
スミスは怒り心頭で、復讐すると言っていましたね。
『レボリューションズ』の最後で、デウス・マキナがネオの遺体を回収していました。
しかし、その後またマトリックスにつながれて「電池」にされたんですね。
ネオとトリニティーからすると、屈辱以外の何物でもないでしょう。
『レザレクションズ』のラストで、トリニティーは、アナリストをあごが外れるほど蹴っ飛ばしていました。
ネオは「それくらいして当然」と言ってました。
けれど最後は「あなたにお礼に来たの。2度目のチャンスをくれたから」とも言っていました。
アナリストが、トリニティーとネオを生き返らせたお礼というわけですね。
トリニティーは、新たな能力を身に付けていました。
メロヴィンジアンも復讐する気満々でしたね。
スミスも、「大きな夢がある」と言っていました。
『マトリックス5』に続く予感がしますね。
【マトリックス】考察・解説記事まとめ
『マトリックス』シリーズの無料で観る方法は?
2021年12月現在、『マトリックス』の三部作を無料で観られる配信サービスを確認しました。
5社で
- 『マトリックス』
- 『マトリックス リローテッド』
- 『マトリックス レボリューションズ』
の三部作を配信しています。
無料期間を利用すれば、三部作を無料で視聴できます。
U-NEXTだと、三部作にプラスして『アニマトリックス』も視聴できます。
『アニマトリックス』は、
- 『マトリックス』の前日譚
- スピンオフストーリー
などのオムニバス・アニメです。
22年1月28日追記
1月28日から、『マトリックス・レザレクションズ』のプレミア配信が始まりました。
- U-NEXT(1980円)
- プライムビデオ(1980円~)
内容を別の記事にまとめましたので、ご参照ください。
サービス名 | 月額料金 | 無料期間 (初回登録) | 配信数 | 特徴 |
U-NEXT | 2189円 | 31日間 | 25万本 | 配信数が 業界最多 |
Hulu | 1026円 | 2週間 | 7万本 | 追加課金なし 日テレ系 |
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【マトリックス・レザレクションズ解説】ネオとトリニティーが生き返った理由まとめ
『マトリックス・レザレクションズ』では、『レボリューションズ』で死んだはずのネオとトリニティーが、生き返っていました。
- ネオとトリニティーを生き返らせたのは、アナリスト
- ネオを生き返らせたのは、マシンシティの電力不足を解決するため
- トリニティーを生き返らせたのは、ネオがマトリックスを受け入れるようにするため
- ネオとトリニティーがマトリックスに接続されることで、人間の抵抗者がいなくなった
- 8番目のマトリックスで不要になった、「預言者」と「設計者」は削除された(死亡)