映画『シン・ウルトラマン』のタイトル

映画『シンウルトラマン』では、ラストでゾーフィという名前のウルトラマンが登場します。

TVのウルトラマンシリーズを知っている人だと「ゾーフィって、ゾフィーとは違うの?」と思いますよね。

はい、ゾフィーとゾーフィは別人です。

この記事では、

  • ゾフィーとゾーフィの違いは?(一覧あり)
  • ゾーフィの正体は何者?
  • なぜゾフィーではなくゾーフィが登場する?
  • ゾーフィのモデルは、巨神兵

について、分かりやすく解説と考察をまとめています。

【シンウルトラマン】ゾフィーとゾーフィの違いは?正体は何者?

https://twitter.com/ohagi581227/status/1528595558348525568

ゾフィーとゾーフィの違い一覧

TVのウルトラマンに登場するゾフィーと、映画『シンウルトラマン』のゾーフィの違いは何でしょうか?

まず、ざっくりと一覧でまとめてみました。

項目ゾフィーゾーフィ
シルバーに赤のラインゴールドに黒のライン
カラータイマー
外見胸にスターマークの突起
肩にウルトラブレスターの突起
突起は無い
職業宇宙警備隊地球の人類の
監視者・裁定者
母星M78星雲(光の国)光の星
ウルトラマン
との関係
後任者
ゼットン
との関係
人間がゼットンを倒すのを見守った人類を粛清するために
ゼットンを最終兵器として使用
人類との関係見守り手を出さない(39話)滅ぼそうと試みる

ゾフィーとゾーフィの違いは色々ありますが、

簡単に言えば

ゾフィーとゾーフィの大きな違い
  • ゾフィーはウルトラマンの兄で、ゾーフィはウルトラマンの後任者
  • ゾフィーは地球を見守ったが、ゾーフィは滅ぼそうとした

    というのが、重要な違いです。

    ちなみに、ゾフィーとウルトラマンの兄弟関係は、義兄弟という設定です。

    いわゆる「ウルトラ兄弟」は8人兄弟なのですが、ゾフィーが長兄で、ウルトラマンが次男という位置づけです。

    『シンウルトラマン』のゾーフィは、ウルトラマンとは初対面で、兄弟ではありません

    見た目が違うのは、ゾフィーの初代バージョンをアレンジしてるからですね。

    名前は似てますが、キャラ設定も全然違うので、見た目を変えた方が分かりやすいというのもあると思います。

    一覧だけでは分かりくいところもありますので、ゾフィーとゾーフィについて、それぞれ詳しく解説します。

    ゾフィーはウルトラマンの兄

    https://twitter.com/xiR6q2AqumjtTjm/status/1512779498563211266

    TVシリーズのウルトラマンでは、ゾフィーはウルトラマンの兄です。

    ゾフィーが長兄で、ウルトラマンが次男なんですね。

    ウルトラマンはゼットンに負けるのですが、人間が自分たちの兵器でゼットンを倒したのです。

    ゾフィーは「地球の平和は人間の手でつかむことに価値がある」と言って、弟のウルトラマンに母星に帰るよう言います。

    しかしウルトラマンはハヤタ隊員と融合しているため、M78星雲に帰るとハヤタが死ぬと言って断ったのです。

    みかねたゾフィーは「命を2つ持ってきた」と言って、ひとつハヤタに与えます。

    そして、ウルトラマンとハヤタを分離。

    ハヤタは人間として地球に残り、ウルトラマンは光の国へ帰ったのでした。

    TVシリーズのゾフィーは、ウルトラマンを母星に連れ戻しに来る役目だったんですね。

    ゾーフィの正体はウルトラマンの後任で裁定者

    一方、『シンウルトラマン』のゾーフィは、ウルトラマンの兄ではありません。

    劇中で、お互いに自己紹介しあっているところからして、初対面同士だったことが分かります。

    神永新二は「君が新たな光の星の使者か?」と言っていました。

    ゾーフィは

    「光の星の掟を破った君に代わり、この星の人類と呼ばれる原住生物の監視者となった。同時に私は裁定者でもある」

    と言っていましたね。

    ウルトラマンの代わりなので、後任者ということですね。

    「監視者のリピアが、掟破って人間と融合しちゃったから、ゾーフィが行ってきて」

    ということです。

    また、ゾーフィは

    「この星の人類は、我らと同じ進化にいたる可能性が高い。故に現時点で廃棄処分と決定した」

    とも言っていました。

    光の星が、人類を滅ぼすことを決めたわけです。

    「リピアのせいで、全宇宙に人類は兵器になると知れ渡ったから、先手を打って地球は滅ぼした方がいい」と裁定を下したんですね。

    で、最終兵器ゼットンを起動して、地球を爆破させ、人類をせん滅しようとしたのでした。

     ゾフィーは、「もう地球は人類だけでやっていけるから、帰ろう」と弟ウルトラマンを迎えに来ました。

    しかし、ゾーフィは「もう地球は滅ぼした方が、宇宙の平和のためだ」と地球ごと爆破しようとしたんですね。

    また、ウルトラマンを逮捕連行して、罪を償わせるために、地球にやって来たのでした。

    この点が、ゾーフィとゾーフィの大きな違いですね。

    ゾフィーとゾーフィの違い・共通点は39話でよく分かる

    『シンウルトラマン』のラストは、初代の『ウルトラマン』シリーズの39話「さらばウルトラマン」を元ネタにしています。

    なので、39話を観るとゾフィーとゾーフィの違いや共通点がよく分かります。

    違いは前述したので、共通点について解説しますね。

    39話では、ゼットンが地球にやって来て、ウルトラマンが戦いますが、負けてしまいます。

    科学特捜隊は、自分たちで開発した兵器をゼットンに打ち込んで、勝つのです。

    『シンウルトラマン』でも、ウルトラマンはゼットンに勝てませんでした。

    浅見弘子が「ゼットンに勝てないと、最初から分かってたんでしょ」と言っていましたね。

    ウルトラマンが「最初から勝てない」と分かっていたのは、39話がベースにあるからです。

     また、映画でもウルトラマンは、融合した神永の命を助けようとします。

    ゾーフィは、母星に帰って罪を償うよう説得しますが、リピアは受け入れません。

    「自分は死んでもいいから」と神永を助けようとします。

    この自己犠牲の態度も、TVシリーズと同じです。

    そこでゾーフィは「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」と言うのです。

    このセリフは映画のキャッチコピーになってます。

    それくらい映画では重要なセリフなんですね。

    TVシリーズでも、やはりゾフィーが「そんなに地球人が好きになったのか」とほぼ同じセリフを言っているのです。

     TVシリーズだと、ゾフィーは「命を2つ持ってきた」と言ってハヤタ隊員に与えて分離しました。

    そのため、ウルトラマンもハヤタ隊員も助かっています。

    しかし、映画ではゾーフィは命を2つ持ってきていませんでした。

    なので、分離された神永が人間として生き残り、ウルトラマンは死んでしまいます。

     TVシリーズと映画『シンウルトラマン』では、共通点と違いが混在しているんですね。

    元ネタを知ってると、庵野秀明さんの意図などが理解できて、映画のラストを深く味わえます。

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    【シンウルトラマン考察】なぜゾフィーではなくゾーフィが登場する?

    『シンウルトラマン』では、なぜゾフィーではなくゾーフィが登場するのでしょうか?

    別人という設定なのに、名前が似てて紛らわしいですよね。

    理由を3つ考察しました。

    【理由1】マニアックな夢を実現したかったから?

    なぜ、わざわざ「ゾーフィ」という名前にしたのでしょう?

    実は、「ゾーフィ」には元ネタがあったのです。

    ゾフィーは、60年代はほとんど登場しなかったため、認知度が低かったんですよね。

    そのため、ゼットン星人と混同されて、児童雑誌に「謎の宇宙人ゾーフィ」と紹介されたりしたのです。

    ウルトラマン好きの庵野秀明さんは、「謎の宇宙人ゾーフィ」というワードを知っていたはず。

    映画で使ってみたくなったのではないでしょうか。

    コアなファンしか知らない裏話を、映画で公式キャラクターにしたんですね。

     【理由2】新しさ・面白さを追求したから?

    庵野秀明さんは、『シンウルトラマン』では、総監修、脚本、企画、編集、コンセプトデザインなど一人十役をこなしています。

    映画の隅々まで、庵野さんの知識とウルトラマン愛が行き渡ってるんですね。

    庵野さんは、常に作品に新しさと面白さを追求する人です。

    『シン・エヴァンゲリオン』でもそうでしたが、『シンウルトラマン』でも、斬新な画の構図がたくさん使われています。

    「ゾーフィ」も、かなり斬新なキャラクターです。

    何せ、リピアと同じ「光の星」から来たウルトラマンなのに、地球を滅ぼそうとするのです。

    「ゾーフィもウルトラマンなんだから、正義の味方じゃないの?」と思いますよね。

    ある意味、『ウルトラマン』の概念をひっくり返しているのです。

    新しさや面白さを出すために、庵野監督はゾーフィというユニークなキャラクターを生み出したのだと思いました。

    【理由3】ゾフィーだとブーイングになりそうだから?

    『シンウルトラマン』では、ウルトラマンが人間と融合したために、「人類は兵器になりえる」と全宇宙に知られてしまいます。

    そのため、先手をうって地球を滅ぼそうという話になりました。

    もしウルトラマンの兄のゾフィーが、地球を滅ぼそうとすると、ゾフィーファンからブーイングになりそう。

    また60年代からずっと積み上げてきたゾフィーのイメージが、壊れてしまいます。

    けれど、別人「ゾーフィ」なら問題にはなりませんよね。

    そういう配慮もあったのかなと思いました。

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    ゾーフィのモデルは『ナウシカ』の巨神兵

    ゾーフィのモデルは巨神兵

    『シンウルトラマン』のラストで、ゾーフィが登場する場面を見て、

    「庵野さんは、『ナウシカ』の巨神兵をゾーフィのモデルにしたんだな」

    と思いました。

    庵野さんが、学生時代に『風の谷のナウシカ』の巨神兵の絵を担当したのは有名な話ですよね。

    『ナウシカ』の原作漫画では、終盤で巨神兵オーマが登場します。

    巨神兵のセリフに「ぼくはオーマ。調停者にして戦士、そして裁定者」という言葉があるのです。

    原作漫画の巨神兵は、人間を裁く役割を持ってるんですよね。

    私は『ナウシカ』が大好きなのですが、『シンウルトラマン』で「裁定者」という言葉が出てきたので、ちょっと嬉しかったです。

    『ナウシカ』は映画よりも、原作漫画の方がはるかに面白いです。

    原作漫画は7巻あるのですが、映画は2巻の途中までのストーリーなのです。

    そこから先がすごーーく面白いので、映画のナウシカが好きな方は、ぜひ原作漫画も読んでみてくださいね!

      \映画より面白い/


    ゾーフィと『エヴァ』の人類補完計画を比較

    ちなみに、ラストのゾーフィのシーンでは、『エヴァンゲリオン』の人類補完計画を連想しました。

    『エヴァンゲリオン』では、人類の魂をエヴァンゲリオン初号機に集めて、一個体にしようとします。

     そのために、インパクトを起こして人類を死滅させようとするのです。

    ちなみに、エヴァの人類補完計画も原作漫画『ナウシカ』の哲学がベースになっています。

    ゾーフィは「面倒が起こる前に、人類を滅ぼそう」としますよね。

    「庵野さんは、何かと人類を滅ぼそうとするんだなあ」と思いました。

    確かにドラマティックではあるのですが。

    庵野さんの作品は、『ナウシカ』と『エヴァ』と『ウルトラマン』が相互に影響しているのも、おもしろさの一つだと思います。

     エヴァの人類補完計画や、どこを『ナウシカ』ベースにしてるのかは、別の記事にまとめているので、ご参照ください。

    【エヴァ解説】人類補完計画とは?ゼーレとゲンドウや目的が違う!

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    【シン・ウルトラマン】解説・考察記事の一覧

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    シンウルトラマンを10倍楽しく見る方法は?

    『シンウルトラマン』を10倍深く楽しむためには、

    TVシリーズのウルトラマン』18話、33話、39話

    を、映画の事前もしくは事後に視聴するのがオススメです!

    できれは、事前視聴すると効果大です。

    • 18話「宇宙から来た遊星」ザラブ星人が登場
    • 33話「禁じられた言葉」メフィラス星人が登場

    • 39話「さらばウルトラマン」ゾフィーとゼットンが登場

    とくに39話は必見と言いたいくらい重要です。

    『シンウルトラマン』のラストの元ネタとなっているんですね。

    知っておくと『シンウルトラマン』を深く楽しめます!

    2022年5月23日現在、動画配信しているのは、プライムビデオだけで、1話ずつの有料課金でないと視聴できません。

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      【シンウルトラマン】ゾフィーとゾーフィの違い・共通点まとめ

      まとめ
      • ゾフィーとゾーフィの大きな違いは、
        「ゾフィーはウルトラマンの兄で、ゾーフィは後任者」
        「ゾフィーは地球を見守るが、ゾーフィは滅亡させようとする」

      • ゾーフィの正体は、人類の監視者・裁定者

      • ゾフィーとゾーフィの違いは、『ウルトラマン』の39話「さらばウルトラマン」を見ると、よく分かる
      • ゾフィーとゾーフィの共通点は、ウルトラマンと同族であること、ウルトラマンを助けるところ
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