大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のタイトル画像

2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第11話は、伊東祐親・祐清親子が暗殺されるところで終わりました。

この記事では、『鎌倉殿の13人』の

  • 第12回のネタバレあらすじ
  • 見どころと史実解説
  • ドラマの感想

を、源平マニアのブログ主がまとめました。

ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください。

1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを読めます。

【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!

この記事は、主に公式ガイドブックを資料にまとめました。

  \裏話が満載/


【鎌倉殿の13人】前回の振り返り・今回の要点

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1465928652017778704

前回のプチ振り返り

前回の内容を簡単に振り返ってみましょう

第11話プチ振り返り
  • 義時が、八重にフラれて男泣き
  • 義経が、義円に行家の軍に加わるよう勧める
  • 梶原景時が、善児を使って伊東父子を暗殺

第12話の要点

今回の要点をまとめました。

要点
  • 義時が、八重に伊豆に帰ることを勧める
  • 政子が、頼朝の嫡男・万寿を出産

  • 政子が、亀の前を「後妻打ち」して大騒ぎに

  • 大江広元が、頼朝に助言する

くわしいあらすじは、次章をご覧ください。

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【鎌倉殿の13人】第12回「亀の前事件」ネタバレあらすじ(3/27)

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1470609497118945281

八重が伊豆に戻る

義時は、伊東祐親・祐清が自刃したことを八重に伝えます。

「見事な最期だったそうです」という義時の言葉に、八重は納得がいきません。

義時は、八重に住み慣れた伊豆の江間の館で暮らすよう勧めます。

その頃、北条家では

  • 実衣と全成が祝言を上げる
  • 政子の出産が間近

となっていました。

また、長年朝廷に仕えていた大江広元が、頼朝の家臣に加わることに。

誰もがなりたがる赤子の乳母夫には比企能員が指名されます。

政子は出産のために、比企の館へ移ることに。

政子が男児・万寿を出産

1182812日、政子は男児を授かります。

名は万寿、後の二代将軍・源頼家です。

頼朝は、義時を隠れ家へ呼びます。

御所では話しにくい内輪話をするための館でした。

頼朝は、

  • 時政は、北条の身内から乳母夫を出したいと望んでいた
  • 一つの家に力が集まりすぎてはいけないので比企にした

と義時に話します。

しかし義時は、乳母夫のことよりも、が頼朝に寄り添い、八重を悪く言うことが気になったのでした。

義時は、伊豆の八重に会いに行きます。

八重は、父と兄を殺したのが頼朝だろうと察していました。

にもかかわらず「あの方は、千鶴丸の敵を取ってくださったのです」と、頼朝に未練を見せるのでした。

政子が亀を後妻打ち

頼朝の嫡男・万寿は、体が弱い子どもでした。                                                              

乳母夫の比企能員は、もしものことがあってはいけないと、気が休まりません。

全成「親の不徳が子に災いをもたらす」と、妻の実衣に頼朝の妾・亀の話をしたのでした。

誰にも言ってはいけないと口止めしたものの、

実衣⇒範頼⇒時政⇒りく⇒政子

へ、あっという間に話が伝わります。

政子が激怒すると、りくは

「京では高貴な方が妾をもつのは、よくあること。

こちらも『後妻打ち(うわなりうち)』で仕返しするのです」

と入れ知恵。

政子は、亀の住まいを打ち壊す計画を立て、りくの兄・牧宗親が実行役と決まりました。

一方、義時は頼朝の愛妾のことを、三浦義村に相談します。

義村は、亀をよそに移すことを提案します。

義時は隠れ家の見張りを、「鎌倉殿のため」とだけ言って義経に頼みます。

夜、義経が門前で見張りに立っていると、牧宗親がやって来ます。

宗親は、「この家は頼朝の妾の家だから、政子の頼みで少しだけ壊すのだ」と正直に言うのでした。

義経は納得し、武蔵坊弁慶に家を壊させて、更には燃やしてしまいます。

頼朝が後妻打ちを処分

翌朝、頼朝は侍所で詮議します。

義経は潔く放火したことを認め、宗親は政子に頼まれたと強調。

頼朝は、義経に謹慎を命じ、義経の放火を止めなかった宗親の髻を切ってしまいます

兄に責任を押し付けられたりくは、御所に乗り込みました。

そもそもの発端は、頼朝の女癖の悪さだと指摘。

政子も駆けつけて、りくと一緒に頼朝の浮気を攻め立てます

頼朝が「下がれ!」と怒鳴ると、今度は時政「わしの大事な身内に、よくもそんな口がきけたな!」と激怒。

時政は、「伊豆へ帰る」と立ち去ってしまいます。

大江広元が頼朝に助言

大江広元は、頼朝の周辺の人間関係を観察し

  • 政子とは、ゆっくり話し合うこと
  • 時政は、いずれ必ず戻る
  • 義経は、戦が始まれば自然と居場所が見つかる
  • 義時を手放してはいけない

と、頼朝に助言するのでした。

そして、広元は何か言いかけて、言葉を濁しました。

<第13回あらすじ第11回あらすじ>

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【鎌倉殿の13人】第12話の見どころと史実解説

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1468435171481296899

第12話のみどころは

第12話の見どころ
  • 八重の未練
  • 後妻打ち騒動
  • 冷静な大江広元

ではないでしょうか。

万寿が生まれるのは、八重と頼朝が別れて7年後です。

ドラマでは、父・兄が頼朝に殺されたと薄々勘づきながらも、まだ頼朝に未練をみせます。

史実的なことを言えば、八重が頼朝の嫡男・千鶴丸を生んだことは事実として伝わっています。

しかし、その後どうなったかは諸説あり、明らかではありません。

入水自殺した、北条や千葉へ嫁いだなど、いろんな話があります。

「ずっと頼朝を思い続ける女性」というのが、三谷幸喜さんの八重なのでしょう。

八重がいつまで頼朝を慕うのか、義時との進展はあるのか、気になりますね。

今回のハイライトは、やはり「政子の後妻打ち」でしょう。

内緒話があっと言う間に伝わったのには、笑ってしまいます。

  • 政子が、亀の家を壊すよう命じた
  • 政子ではなく、実行した牧宗親が処分された

というのは、事実です。

りくが入れ知恵したというのは、演出ではないかなと思います。

そのほうがドラマチックで面白いですもんね。

少なくとも、歴史的資料には「りくが入れ知恵」という事実は残っていません。

牧の方は、歴史的には悪女っぽく伝わっているので、

ドラマでも策士的な部分を強調しているのではないでしょうか。

また、「武蔵坊弁慶が家を壊し、義経が放火」というのは、明らかに史実と異なります

ありえないですね。

三谷幸喜さんは、ダークな義経を描きたいようで、演出の部分が多いです。

政子の気の強い性格が、よく分かる回です。

小説などでも、承久の乱のときの政子の演説と並んで、有名で見どころとなる場面

亀にいじめられて不登校ならぬ不出仕になった八重と、対照的ですね。

女性問題が家族中にバレて、職場まで押しかけられての大騒ぎが、面白いです。

征夷大将軍となる人が、かたなしですよね。

こういう人間の情けなさをコミカルに描くのは、三谷幸喜さんの真骨頂ではないでしょうか。

大騒動の後、クールダウンするのが大江広元のシーン。

大江広元は、登場して早々に手腕を発揮します。

大江広元は、のちに「鎌倉殿の13人」の一人となります。

そして、そつなくナンバーツーとなるのです。

「ナンバーツーになるだろうなあ」という納得できる人物であることが、この回で分かりますね。

大江広元の人物像については、別の記事にまとめていますので、ご参照ください。

鎌倉殿の13人とは?名前と経歴や関係を分かりやすく解説!

あと、政子の懐妊にあたって、乳母などの役割がそれぞれ決められました。

義経は、畠山重忠とともに馬を引く役目が割り振られ、かなり不満そうでした。

政子の懐妊の時だったか忘れましたが、「義経が馬を引かされた」というのは事実です。

頼朝は「義経は弟ではあるが、御家人の一人である」という位置づけを、

他の御家人および義経に知らしめたわけですね。

特別扱いはしないよ、という態度を周知したことになります。

義経としては、プライドを傷つけられた格好です。

ドラマでも徐々に頼朝と義経の不和は目立っていき、やがて破綻することになります。

<第13回あらすじ第11回あらすじ>


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【鎌倉殿の13人】第12話の感想

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【鎌倉殿の13人】12話ネタバレあらすじと感想まと

まとめ
  • 義時は、八重に鎌倉を離れて伊豆で暮らすよう勧める
  • 政子が、頼朝の嫡男・万寿を出産
  • 政子が、亀の前を「後妻打ち」して大騒ぎに
  • 大江広元が、頼朝に助言する
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