2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第13話は、義時の想いが八重に通じるところで終わりました。
この記事では、『鎌倉殿の13人』の
- 第14回のネタバレあらすじ
- 見どころと史実解説
- ドラマの感想
を、源平マニアのブログ主がまとめました。
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを読めます。
【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!
この記事は、主に公式ガイドブックを資料にまとめました。
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【鎌倉殿の13人】前回の振り返り・今回の要点
前回のプチ振り返り
前回の内容を簡単に振り返ってみましょう
- 武田信義が、頼朝をけしかける
- 義時が、木曽義仲に反意がないことを確認
- 義時の想いが、八重に通じる
第14話の要点
今回の要点をまとめました。
木曽義仲勢が、京で乱暴狼藉を働く
頼朝軍が上洛のため、出陣
反頼朝派の坂東武者が、集まる
くわしいあらすじは、次章をご覧ください。
【鎌倉殿の13人】第14回ネタバレあらすじ(4/10)
木曽義高が大姫の許嫁に
1183年、木曽義仲の嫡男・義高が鎌倉入りします。
表向きは、大姫の許嫁という名目でしたが、実質的には人質でした。
眉目秀麗で礼儀正しい義高に、大姫は一目惚れしてしまいます。
義高は「冠者(かじゃ)殿」と呼ばれ、坂東武者たちとも打ち解けていきます。
後白河法皇の恩賞
その頃、父親の木曽義仲は、平家追討軍を出し、倶利伽羅峠の戦いで勝利。
勢いに乗って京へ攻め入り、平家一門を西国へと追いやります。
頼朝は、義仲に先を越されて悔しがります。
義仲と対面した後白河法皇は、義仲がしきたりや作法に疎く、三種の神器について何も知らないことに呆れます。
その後、源氏一門に恩賞がくだされることになりました。
勲功第一は頼朝、第二が義仲、第三が行家でした。
頼朝は、後白河法皇に「今後は、朝廷の指図のもとに、西は平家、東は源氏が治めてはいかがか」と文を送っていたのでした。
頼朝の文が功を奏して、頼朝は戦もせずに勲功第一を得たのです。
義時は、頼朝に出し抜かれた義仲の胸中を案じます。
案の定、義仲は後白河法皇に、
「真に血を流し戦った家人どものために、ふさわしい恩賞をお願いします」
と抗議しました。
頼朝が源氏の棟梁だと思っていた後白河法皇は、やむなく恩賞を見送ります。
頼朝は、勲功第一を逃して悔しがるのでした。
後鳥羽天皇が即位
秋になると、京の町では木曽勢の乱暴狼藉が目立つようになりました。
義仲の家人ではなく、攻め上るうちに集まってきた寄せ集めの兵たちでした。
義仲も取り締まりに手を焼きます。
後白河法皇は、平家討伐に腰を上げない義仲に業を煮やします。
皇位継承の証である三種の神器がないまま、四歳の孫を後鳥羽天皇として即位させることに。
そして、義仲に平家を討伐し、三種の神器を取り戻すよう命じるのでした。
頼朝が上洛を決意
頼朝は、義仲と後白河法皇がうまくいっていない機を逃しません。
上洛の遅れを詫びて、多大な引き出物を贈ります。
後白河法皇は、お礼として頼朝の流罪を解き、東海道・東山道の軍事支配権を認める院宣まで出したのでした。
義仲が、法皇が頼朝に院宣を出したと知ったのは、備中で平家に苦戦していた時。
義仲の所領である信濃は、東山道に含まれているのです。
義仲は、法皇の真意を知るために、急ぎ京へ戻ります。
京では、「義仲が平家と手を結んだ」と噂が立っていました。
怒った義仲は、周りの制止を振り切って院御所に押し入ります。
乱暴な義仲のふるまいを、後白河法皇は謀反として、頼朝に助けを求めます。
頼朝はすぐに出陣しようとしますが、義時は「すぐには難しい」と言うのでした。
側近の安達盛長も、頼朝が不在になると、奥州の藤原秀衡が襲撃するだろうと進言。
全成は「秀衡が健在なのは、文覚が呪詛を怠ったから」と報告。
文覚は、おはらい箱となります。
御家人たちは、頼朝と義仲の源氏同士の争いで、戦うつもりはありません。
頼朝は大江広元の助言を取り入れ、とにかく出陣し、上洛の途上で兵を集めることにします。
頼朝は、あとから本陣を率いて上洛することにしました。
頼朝は、大将に弟の義経を指名します。
鎌倉は、頼朝と御家人たちの二つに割れた格好となってしまいました。
義時は、どうやって再びひとつにまとめようかと考えあぐねます。
反頼朝派の企み
その頃、三浦義澄の館には
- 岡崎義実
- 土肥実平
- 千葉常胤
らが集まっていました。
頼朝と決別し、坂東を自分たちの手で治めようと考えたのです。
中立の三浦義澄を、何とかして仲間に引き入れようとしたのでした。
三浦義澄は「北条は助けてやってくれ」と条件を出し、岡崎義実らは承諾します。
1183年10月。義経は先陣を率いて出陣します。
三浦館には、反頼朝派が集まっていました。
和田義盛と梶原景時、文覚まで加わることに。
夜遅く、御所に
- 北条義時
- 源範頼
- 比企能員
- 大江広元
- 安達盛長
- 梶原景時
が集まります。
そして、反頼朝派の名前を告げるのでした。
義時は、大江広元に頼まれて、上総広常に会い「三浦館の御家人たちの誘いに乗ってほしい」と頼むのでした。
【鎌倉殿の13人】第14話の見どころ・史実解説
第14話のみどころは
- したたかな法皇と頼朝
- 頼朝を追い出そうとする坂東武者たち
- 気の毒な義仲と義高
ではないでしょうか。
14話では、法皇・頼朝・坂東武者たちが、三種三様の思惑と陰謀を繰り広げます。
後白河法皇と源頼朝の共通点は、
- 本人は戦が苦手(腕力がない)
- その分、裏で他人を翻弄する策謀に長ける
というところ。
後白河法皇は、今後も「差をつける」というやり方で、仲間同士をケンカさせようとします。
「あなたにはコレあげるけど、あいつにはやらない」
とやれば、もらえなかった方がムッとしますよね。
源氏同士を決裂させると、相対的に自分の力を強く保っていられるという、セコイやり方です。
でも、効果あるんですよね。
逆に、義仲と義経は
- 戦に強いが、政治の機微に疎い
- まっすぐな気質で、卑怯なことができない
- 裏で手を回したり勘ぐったりの画策が苦手
な人たちなのです。
基本的に、武士は「名こそ惜しけれ」と名誉を重んじるため、卑怯なことはしないんですよね。
そんな義仲や義経は、法皇や頼朝にいいように使われたり、言いくるめられたりします。
そこが、悲劇の運命につながっていくんですよね。
ちなみに、三谷幸喜さんの義経は、歴史上初めてというくらい腹黒く描かれています。
そして、「頼朝が鎌倉を空けると、藤原秀衡に乗り込まれますよ」と言っていたのに、
一番頼朝の足をすくおうとするのは、御家人たちだった
というのが今日の見どころですね。
頼朝の死後に、あっという間に源氏が滅びていく大きな伏線となっています。
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【鎌倉殿の13人】14話ネタバレあらすじと感想まとめ
- 木曽義高が、大姫の許嫁になる
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