大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のタイトル画像

 

2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』21話は、八重が亡くなるところで終わりました。

この記事では、『鎌倉殿の13人』の

  • 第22回のネタバレあらすじ
  • 見どころと「どこまで史実?」解説
  • ドラマの感想

を、源平マニアのブログ主がまとめました。

ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください

1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを読めます。

【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!

この記事は、主に公式ガイドブックを資料にまとめました。

\裏話が満載/


【鎌倉殿の13人】前回の振り返り・今回の要点

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1465928652017778704

前回のプチ振り返り

前回の内容を簡単に振り返ってみましょう

第21話プチ振り返り
  • 奥州の藤原氏が滅亡
  • 時政が願成就院を建立し、運慶の阿弥陀如来像を納める
  • 八重が孤児を助けようとして溺死

20話で義経が死に、21話では八重が死ぬという、重要キャラの死が続きました。

第22話の要点

今回の要点をまとめました。

要点
  • 頼朝と法皇が対面
  • 頼朝が征夷大将軍に任ぜられる
  • 義時が比奈との再婚話を断る
  • 曽我兄弟の敵討ち計画

くわしいあらすじは、次章をご覧ください。

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【鎌倉殿の13人】第22回ネタバレあらすじ(6/5)

頼朝と後白河法皇が初対面

義時は、突然に妻の八重を失った悲しみに沈んでいました。

しかし、息子の金剛には「決して鶴丸を恨んではならない」と諭します。

義時は失意から立ち直れず、出仕を休んで孤児たちの養育に励む毎日でした。

数カ月が過ぎたある日、頼朝が尋ねてきて上洛に随行することになります。

建久元(1190)年11月、頼朝は大軍を率いて上洛し、後白河法皇に拝謁しました。

頼朝と法皇は、御簾を挟んで二人きりで対峙。

「われらを亡き者にしてこの日の本は治まらぬ。できるものならやってみるがよい」

と不安から挑戦的な態度の法皇に対し、頼朝は「新しい世のために、朝廷は欠かせませぬ」と言うのでした。

戦のない世のために、ぜひともお力をお貸し願いたいと申し出る頼朝に、後白河法皇は全国の守護の任命と罷免の権限を与えます。

また、頼朝は後鳥羽天皇の后として、娘の大姫を差し出す約束をしました。

頼朝への不満が高まる

拝謁を終えた頼朝は、御家人の工藤祐経に誘われて歌会に行ってしまいます。

はるばる京までやって来た御家人たちは、酒宴に主役の頼朝がいないので面白くありません。

義時に、畠山重忠が「鎌倉殿への不信が膨らんでいる」と耳打ちします。

頼朝の異母弟・範頼の宿所に、頼朝に不満をもつ御家人たちが集まっていたのでした。

範頼の下に集まっていたのは、舅の比企能員や岡崎義美、土肥実平、三浦義澄、千葉常胤らでした。

頼朝の挙兵以来、戦があれば参集してきた古株の御家人たちですが、所領は一向に増えません。

範頼は、御家人たちの声に耳を傾けつつ、兄頼朝をたてながら諭したのでした。

義時の子育て

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1533433463340138498

鎌倉へ戻った義時は、再び孤児たちの世話に明け暮れます。

見かねた政子や大姫が手伝いに行こうとすると、阿野全成が「小四郎は忙しくして、悲しみを紛らわせているんだと思うな」とたしなめるのでした。

ある日、政子が侍女に扮して義時の館をのぞくと、御家人の仁田忠常が世話を手伝っていました。

義時は、政子に「方々に頭を下げて、引き取り手を見つけてもらっているところです」と打ち明けます。

政子も、「あなたには、金剛をしっかり育てるという役目があるから、八重さんも反対しないと思う」と励まします。

しばらくして、金剛が安達盛長の息子・弥九郎と喧嘩してしまいます。

先に手を出した金剛に、義時は「北条は、他の御家人よりも立場が上。だからこそ慎み深くなければならぬ」と北条一族の心構えを説きます。

安達宅を訪れて謝り、帰宅した義時と金剛に、鶴丸が「金剛は私を守ってくれたのです」と申し出ました。

弥九郎が鶴丸を孤児だとからかったため、義憤にかられた金剛が殴ったのです。

義時は、言い訳しなかった金剛を褒めたのでした。

義時が比奈との再婚を断る

建久3(1192)年3月、後白河法皇が崩御します。

頼朝との対面から、わずか1年4カ月後でした。

同年7月、頼朝は征夷大将軍に任ぜられます。

その翌月に、政子が第四子となる千幡(のちの実朝)を出産したのでした。

乳母夫には実衣と全成の夫婦が選ばれ、比企能員は北条の力が増すことを警戒します。

そこで、能員は姪の比奈を頼朝の側女にしようと考えたのでした。

比奈が男児を授かれば、比企家は盤石になるからです。

能員は比奈を連れて頼朝の居室を訪れ「都でも通じるたしなみを身につけさせたい」と言って側においてほしいと頼みます。

頼朝は美貌の比奈をすぐ気に入りましたが、すぐに政子の耳に入ってしまいます。

問い詰められた頼朝は、義時の再婚相手候補だとごまかします。

政子は「実はわたしも同じことを考えていた」と満面の笑顔に。

しかし、肝心の義時は「後妻をもらうつもりはない」とあっさり断ったのでした。

曽我兄弟の敵討ち計画

建久4(1193)年5月、時政は遠縁にあたる曽我十郎・五郎兄弟の打ち明け話に驚きます。

伊藤祐親の甥である工藤祐経を敵討ちするつもりだというのです。

工藤祐経は、伊藤祐親を殺害しようとして間違って祐親の息子・河津祐泰を殺していたのでした。

親の仇を討ちたいという曽我兄弟を、時政はあっぱれな心がけと励まします。

曽我兄弟は、比企能員にも敵討ちについて話を持ち掛けます。

「なぜ、わしに敵討ちの話を?」といぶかしむ能員に、「狙いは工藤だけではなく、混乱に乗じて頼朝を襲います」と打ち明けたのでした。

曽我兄弟は、祖父の伊東祐親の世話になりながら、恩をあだで返した頼朝のことも恨んでいたのです。

能員は「お前らだけで何ができる」と叱咤します。

すると、曽我十郎は「北条の兵を借りる手はずに」と言うのです。

工藤祐経への敵討ちしか知らない時政は、陰謀に巻き込まれた格好になったのです。

話を終えて帰っていく曽我兄弟たちを見て、能員はほくそ笑むのでした。

襲撃は失敗すれば北条が失脚し、成功して頼朝が死ねば跡継ぎの万寿は手の内にあるため、比企に損はないからです。

しかし、話はすぐに漏れ伝わりました。

梶原景時が義時に、「再び謀反の気配がある」と曽我兄弟の名を挙げたのです。

父親の時政が関わっていると知り、義時は嫌な予感に襲われたのでした。

<第23回あらすじ第21回あらすじ>

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【鎌倉殿の13人】第22話の見どころ・史実解説

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1533426413767999488

第22話の見どころ

第22話のみどころは

第22話の見どころ
  • 頼朝と法皇の対面
  • 義時の悲嘆と子育て
  • 曽我兄弟の敵討ち計画

ではないでしょうか。

前回も話しましたが、頼朝と後白河法皇は似た者同士という感があります。

どちらも腕力がないため、周囲を戦わせる策略に長けた人たちです。

そのため思考が似ており、お互いが何を考えてるか割と分かってたと思うんですよね。

立場が違うので対立していましたが、利害が反しなければ気が合うところもあったのかもと思います。

ドラマの八重は、実在の八重と阿波局をミックスした創作キャラです。

なので、「妻に先立たれて、悲しみを紛らすために育児に励む」という義時の姿は、ドラマの演出ですね。

けれど、「悲しみを紛らす」という心理行動は視聴者から共感を得られるでしょうし、

イクメンという在り方も現代的で、「応援したくなる主人公」という感じです。

20話で、義経が死に追いやられるあたりでは、義時の腹黒さに驚いた視聴者もいるでしょうから、印象は良くなりますよね。

その辺りをあざとくなく演出しているのは、さすがだなと思いました。

【解説】史実との違い

https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1533300081918726145

さて、22話で最も目につく「史実との違い」は、比奈と義時の関係でしょう。

歴史的に見ると、比奈は義時の正室です。

しかも、義時が猛烈アタックして、ようやく結婚してもらえたと歴史は伝えています。

1年近く恋文を送ったそうですが、比奈はまったく気にもかけていなかったそうです。

結婚する時は、頼朝が「絶対に離縁しません」という誓文を義時に書かせています。

ドラマではかなり脚色された演出になっていますね。

八重が21話で死んだのも、正室の比奈が22話で登場するからでしょう。

幼少期から八重が大好きだった義時が、比奈にべた惚れというふうには書けなかったのではないかと思います。

すぐに乗り換えられると、見ててドン引きですよね。

一応、義時はドラマの主人公ですから、視聴者の反感を買ったり嫌われたりするわけにはいきません。

また、22回では曽我兄弟の敵討ちの計画も出てきました。

曽我兄弟の敵討ちについては、『吾妻鏡』と『曽我物語』が大きな史料とされています。

ドラマでは、「北条時政黒幕説」をアレンジしているようです。

曽我兄弟は、富士野の旅館に押し入って、親の仇である工藤祐経を討ち取ります。

その時、弟の五郎が頼朝にも襲い掛かるのです。

時政は、曽我兄弟の烏帽子親であることや、頼朝より先に駿河国にはいって準備に当たっていました。

そのため「時政が、頼朝を襲撃するように誘導したのではないか?」という説があるのです。

一方で、時政と頼朝が対立する要素がないことや、事件後も二人の関係が悪化してもいないことなどから、疑問視する向きもあります。

ドラマでは、「お人好しの時政が、他人のもめごとに巻き込まれた」みたいに演出されているように思いました。

曽我兄弟のキャストやプロフィールについては、別の記事をご参照ください。

曽我兄弟キャストは誰?田邊和也と田中俊介のプロフィールも!

<第23回あらすじ第21回あらすじ>

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【鎌倉殿の13人】第22話の感想


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【キャスト】

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【鎌倉殿の13人】22話ネタバレあらすじと感想まとめ

まとめ
  • 頼朝と法皇が対面
  • 頼朝が征夷大将軍に
  • 義時が比奈との再婚話を断る
  • 曽我兄弟の敵討ち計画
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