アニメ映画『時をかける少女』では、間宮千昭が未来からタイムリープしてやって来ます。
しかし、いつの時代なのかは説明されていません。
「千昭は、何年後の時代からやって来たの?」
と気になりますよね。
この記事では、
- 千昭はいつの時代からやって来た?
- 千昭の時代は、どんな世界?
について、原作小説をヒントに考察をまとめました。
\原作は魔女おばさんが主人公/
【時をかける少女】千昭は何年後のいつの時代から来た?
原作小説では西暦2660年
千昭がいつの時代からやって来たのか、原作小説をヒントにしてみましょう。
原作小説の主人公は、紺野真琴ではなく、芳山和子です。
つまり、魔女おばさんがヒロインなんですね。
アニメ映画は、原作小説の「その後」を描いた作品なのです。
芳山和子も中学3年生の時に、タイムリープを体験します。
- 理科実験室で、ラベンダーの香りを嗅いでタイムリープ
- クラスメイトの深山一夫が、未来から来ていた
というのが、原作小説です。
ちなみに担任も、福島先生でした。
深山一夫は、西暦2660年からやって来た科学者だったのです。
タイムリープする薬を開発していた深山一夫は、材料にするラベンダーを採取するために過去にやって来ます。
深山一夫の時代には、ラベンダーは採れなくなっていたからです。
アニメ映画だと、ラストで魔女おばさんが、真琴に学生時代の恋愛話をします。
その時、男子2人と写っている写真立てが出てきます。
「いつか必ず戻るって言ってた」というのが、深山一夫です。
写真立ての横には、ラベンダーの花も飾られていました。
千昭は、ラベンダーではなく「くるみ」の装置でタイムリープしていました。
方法が違うので、時代も若干違うのかもしれませんが、千昭も数百年先から来ているのではないでしょうか。
ちなみに、深山一夫の時代は、千昭の時代ほど荒廃していなかったと記憶します。
なので、千昭は2660年より後の時代から来ているのかもしれませんね。
千昭の時代は荒廃した未来
千昭の時代の世界の様子は、セリフから伺うことができます。
- 絵画「白梅ニ椿菊図」は消失している
- 川は地面を流れていない(=水がない?)
- 広い空を見たことがない(=地下生活?)
- 自転車に初めて乗った
- 人が少ない(=人口減少)
- 野球がない
千昭のセリフからすると、世界は荒廃した末期的な状態のように思えます。
火星や月のように「昔は水があったんだけど」みたいなイメージですよね。
広い空を見たのは初めてと言っているので、映画『マトリックス』のザイオンのような地下生活なのかもしれません。
また、人口も少なそうです。
千昭が「お前らといるのがあんまり楽しくて」と言ってるので、未来はあまり楽しくなさそう。
「白梅ニ椿菊図」という絵を観に来た理由は、はっきりとは言っていません。
しかし、魔女おばさんの「世界が終ろうとしていた時、どうしてこんな絵が描けたのかしらね」というセリフはヒントになりそうです。
千昭の住む未来も、「歴史的な大戦争と飢饉の時代」なのかもしれませんね。
千昭が絵を観ずに帰った理由や、帰らなければならないと分かっていて真琴に告白した理由は、別の記事をご参照ください。
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【時をかける少女】千昭の時代まとめ
- 原作小説では、深山一夫が西暦2660年からやって来て、芳山和子(魔女おばさん)と出会っている
- 映画と小説の内容からすると、千昭は深山一夫より後の時代と考えられそう
- 千昭の住む未来は、「歴史的な大戦争と飢饉の時代」の可能性がある