2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の
- 第39回のネタバレあらすじ
- 見どころと「どこまで史実?」解説
- ドラマの感想
を、まとめました。
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを読めます。
【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!
この記事は、主に公式ガイドブックを資料にまとめました。
【鎌倉殿の13人】第39回ネタバレあらすじ(10/16)
義時が政治の中心に立つ
- 承元2(1208)年の春
- 義時とのえの息子(のちの北条政村)は、すくすく成長
- 実朝は、疱瘡を患い一時は命の危機に陥る
- 実朝と千世が子宝に恵まれないため、善哉を猶子(養子)にする
- 実朝らの状況から、義時は北条一門が政治の中心に立つべきと考える
政は私が進めます。
鎌倉殿にはそれを見守っていただく。
- 義時の態度に、実朝は「私は役に立ってるのか」と葛藤する
実朝の和歌の才能が開花
- 実朝の和歌の才能が開花し、京でも大きな評判となる
- 源仲章の仲介で、藤原定家が実朝の和歌を添削してくれることになる
- 源仲章が義時に挨拶にくる
今後は鎌倉殿のおそばで政を指南するようにと、上皇様に仰せつかりました。
- 源仲章は、これまで実朝に和歌を教えていた三善康信が、口出すすることを禁ずる
和田義盛が上総国の国司に立候補
- 実朝が、和田義盛を上総国の国司に推挙したいと政子に相談
政は、身内とか仲の良さとは無縁な、もっと厳かなものです
- 政子が実朝をたしなめている会話を、八田知家が立ち聞きしてしまう
- 「北条でなければ国司にはなれないのか」と御家人の不満がたまる
- 義時は「二度と北条家に刃向かう者が出ないように」と、政治の仕組みを変える決意をする
- 泰時の幼なじみ・鶴丸が、義時に「御家人にしてほしい」と頼む
- 義時は、切的の技比べで目立つ働きができたら、実朝に掛け合うと約束する
- 義時は、和田義盛を呼び出し「国司の件は忘れてほしい」と要望を却下
変わっちまったよなあ、鎌倉もお前も
義時が実朝を押しやる
- 三浦義村が、頼家の妻つつじと善哉を連れてくる
- 義時は、義村に「守護を二年ごとに改める。御家人たちの力を削ぐため」と相談
- 三浦義村は承諾するものの、義時が去ると怒りに任せて床を殴る
- 実朝、善哉、時房の3人で蹴鞠をして遊ぶ
- 切的の技比べで、鶴丸が見事な腕を披露し、義時が実朝に「御家人にしたい」と頼む
- 実朝は、「和田義盛の国司推挙をとめたのはお前ではないか」と、却下
私はもう要らないようです。
あとは鎌倉殿のお好きなように進められるがよい
- 義時が引退すると政治が滞ると考えた実朝は、鶴丸を御家人にすることを許可
私のやることに口を挟まれぬこと。
鎌倉殿は見守って下さればよろしい。
- 実朝に世継ぎができないことを案じて、千世が側室の話を勧める
- 実朝は、「世継ぎを作ることができない。どうしてもそういう気持ちになれない」と告白
善哉が出家して修業に出る
- 建暦元(1211)年、善哉が出家して「公暁」と名前を改める
園城寺で修業をしてまいります
- 義時は、「修業が終わったら鶴岡八幡宮の別当になっていただく」と約束した
【鎌倉殿の13人】第39話の見どころ・史実解説
第39話の見どころ
・権力を振るう義時と反発する御家人たち
・実朝の才能開化と葛藤
今回は、「増長する義時」と「実朝の光と影」が見どころではないでしょうか。
実朝は、「疱瘡で死にかける」→「和歌が京でも大好評」→「義時に頭を押さえつけられる」
と人生の光と影が交錯するような展開になっています。
義時はたびたび「お前、頼朝公に似てきたな」と言われますが。
しかし、頼朝の方がもっと愛嬌がありましたよね…。
義時も、第1回の頃は「私は政治は苦手です。年貢の帳簿を調べてる方が気が楽です」とか言ってたのに。
三浦義村もだんだん腹に据えかねてる感が出てきました。
御家人たちとの関係が今後気になります。
史実とドラマの違い
今回、ドラマのあらすじを見ると、いろいろつなぎ合わせてる感があります。
また、「史実と正反対」というところもあったので、驚きました。
・実朝が、疱瘡を患う
・実朝が、善哉を猶子にする
・和田義盛が上総国の国司になりたいと実朝に頼む
・実朝が、和田の件で政子に相談する
・実朝が、藤原定家に和歌を添削してもらう
・義時が、功績のある者を御家人にしてほしいと申し入れる
・1209年に、実朝が善哉を猶子にした
→史実は1206年
・義時が、和田義盛の国司内定を却下した
→史実は、政子の嫌がらせで和田義盛は国司を却下
・義時が、守護を2年交代に変更した
→史実は、御家人の猛反発で断念(正反対)
・鶴丸が切的で活躍した
→『吾妻鏡』に切的大会の話はありますが、鶴丸は架空の人物
・実朝が、渋々と鶴丸を御家人に認めた
→史実は、実朝がきっぱり却下して義時も納得(正反対)
・千世が、実朝に側室を勧める
→そこまで明確な史料は残っていない
・実朝が望まなかったため、子供ができなかった
→そこまで明確な史料は残っていない
・実朝は、泰時に恋をしていた
・実朝が「子どもを作る気がしない」と告白
→そこまで明確な史料は残っていない
今回、ドラマの演出として非常に目立っているのは、
・義時が、守護を2年交代にした
・実朝が、鶴丸が御家人になることを認めた
という点です。史実は、まったくの正反対。
こんなに史実を変えちゃっていいの?とビックリだよ
実朝が善哉を猶子にしたのは、1206年。
実朝が満14歳、善哉が満6歳です。
ドラマでは「実朝に子供ができないから、善哉を猶子にした」となってますが、演出ですね。
政子たち大人の事情で、養子縁組したというわけです。
ドラマでは、実朝は「千世が上皇のいとこだから、側室を取らなかった」と語ってます。
明確に記した史料は見当たらないのですが、確かに納得できる理由ですよね。
史料では、実朝と千世は仲睦まじかったと書かれています。
三谷幸喜さんは、実朝は泰時に恋をしていたという解釈をしたようです。
かなり斬新な演出でしたね…。
また、政子と義時は、こんなふうにはっきりとキャラクター分けされてます。
・歴史的には、政子もかなり権力振るってる
・ドラマでは、政子はホワイト、義時はブラックと分業
・ドラマでは、義時が腹黒いところをすべて背負ってる
基本的に、ドラマの主人公は視聴者に嫌われてはいけません。
「こわーいラスボス」になった義時が嫌われないことに、三谷幸喜さんのすごさを感じます。
【鎌倉殿の13人】第39話の感想
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【鎌倉殿の13人】解説・考察記事の一覧
【北条義時】
【のえ】
【北条政子】
【三浦義村】
【源実朝】
【北条時政・りく】
【畠山重忠】
【比奈】
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【鎌倉殿の13人】39話ネタバレあらすじと感想まとめ
- 実朝が、善哉を猶子にする
- 和田義盛が、上総国の国司になりたいと申し出るが却下
- 実朝の和歌の才能が開花
- 義時が、守護を2年の交代制に変更
- 義時が、鶴丸を御家人に推挙し、実朝に認めさせる
- 善哉が公暁に名前を改め、修業に出る