2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の前回は、和田一族が滅亡するところで終わりました。
この記事では、『鎌倉殿の13人』の以下の内容をまとめています。
- 第42回のネタバレあらすじ
- 見どころと「どこまで史実?」解説
- ドラマの感想
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを読めます。
【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!
この記事は、主に公式ガイドブック(完結編)を資料にまとめました。
\ついに完結編/
【鎌倉殿の13人】第42回「夢のゆくえ」ネタバレあらすじ(11/6)
実朝が後鳥羽上皇を手本にする
- 和田一族が滅亡して1年後の健保2(1214)年6月。
- 実朝は、後鳥羽上皇を手本に政を進める。
父上がつくられたこの鎌倉を、源氏の手に取り戻す
- 実朝の希望で、泰時が側近として評議に加わることに。
- 義時は執権を名乗ることを決意。
- 実朝は、善政を行おうと試行錯誤する。
実朝が陳和卿と意気投合する
- 健保4(1216)年6月、源仲章が京から陳和卿(ちんなけい)を連れてくる。
- 陳和卿は、宋から来て東大寺大仏殿の再建をした人物。
前世で実朝様は宋の国の育王山の長老でした。
そして私は門弟でした。
- 実朝は、「この光景を夢で見たことがある」と意気投合。
実朝の船造りに義時が反対
- 実朝は、宋の国と交易をするための船を造ることを決意。
- 陳和卿と八田知家が船を普請するが、義時は不満を持つ。
- 泰時も陳和卿を不思議がり、義時たちに相談する。
鎌倉殿の部屋に入れる者なら、誰でも鎌倉殿の夢日記を見られます
- 義時は、後鳥羽上皇が糸を引いていると察する。
- 実朝が船造りを始めたと聞き、後鳥羽上皇は満足する。
これで実朝の威光が高まり、北条の影は薄くなる
- 後鳥羽上皇に従う実朝を、義時が危惧する。
- 義時が、政子を説得する。
鎌倉殿には表から退いていただきます。
このままでは坂東の御家人すべてを敵に回します。
- 実朝は、いずれ船で宋に行くことを夢想。
- 実朝を囲んで、義時や政子たちが話し合いの場をもつことに。
上皇様にそそのかされて造る船など、必要ござらぬ!
- 実朝は、船造りをあきらめることに。
- 三善康信が、船を造らせてほしいと政子に必死に頼み込む。
- 政子は、大江広元に相談する。
- 大江広元は、「義時にも一理あるが、世の中は変わった」と前置き。
頼朝公の思いを引き継ぎ、鎌倉を引っ張っていくのは尼御台なのです
船は完成するも浮かばず
- 実朝の船は、翌年4月に完成する目途がたった。
- 甲板などに、普請した御家人たちの名前を入れることに決定。
- 完成前の深夜、時房とトウが船に忍び込み、筆で書き込みをした。
- 健保5(1217)年4月、船が完成。
- 実朝や義時、政子が、由比ガ浜での進水式を見守る。
引き始めたら、船が浜にめり込んじまった!
- 陳和卿が板図(設計図)を見て、船が重すぎることに気付く。
- 船は動かず、実朝は落胆する。
実朝が大御所になると宣言
自分の政がしたければ、もっと力をつけなさい
- 政子は、実朝が揺るぎない主となる方法を伝授する。
- 実朝は、政子の案を最適と考えて、義時たちを呼んで宣言する。
家督を譲る。鎌倉殿を辞し、大御所となる
- 外から養子をとると言い出した実朝に、義時が大反対。
- 実朝は、源氏の血筋に限る必要はないので、朝廷から迎えると主張。
鎌倉殿とは武士の頂に立つ者のことでございます!
- 政子は、「鎌倉殿の好きにさせてあげましょう」と擁護。
- 泰時も実朝に味方したため、義時は孤立してしまう。
- 実朝の歎願は、仲章の仲立ちで後鳥羽上皇に伝えられることに決定した。
【鎌倉殿の13人】第42話の見どころ・史実解説
第42話の見どころ
・実朝の純粋で真っ直ぐな想い
・後鳥羽上皇と義時の対立
実朝は、安寧の世をつくろうと試行錯誤して努力します。
それも皮肉なことに、後鳥羽上皇を手本にしてしまうんですね。
坂東武者の世をつくり、その頂点に北条がたつのが宿願の義時は焦ります。
船造りにも横やりを入れて、実朝を押さえつけようとします。
結局実朝が「朝廷から養子をとる」と言い出して、余計面倒なことになったのでした。
頼朝は政治に長けていたので、「日本一の大天狗」とも渡り合っていました。
実朝の時代になると世の中も変わって、朝廷と結びつきを強めようとします。
後鳥羽上皇と義時の不仲は、後の承久の乱の伏線になりますので、お見逃しなく!
【解説】史実とドラマの違い
どこからどこまでが史実なのか、確認しましょう。
・実朝は、前世は宋の医王山の長老だと信じていた
・陳和卿が、初対面の時に実朝に前世の話をした
・陳和卿に命じて船を造らせた
・義時は、船造りに反対した
・船は完成するも浮かべることができなかった
・朝廷から養子をとろうとした
・実朝が、後鳥羽上皇を政の手本にした
・大江広元が中立の立場を取った
→(史実)義時と共に船造りに反対
・時房とトウが、船に細工した
・実朝が大御所になると言い出した
実朝が、後鳥羽上皇を政の手本にしていたか、史料を見る限りでは、はっきりと分かりません。
義時と後鳥羽上皇の対立を分かりやすくするための演出ではないかと思います。
実朝と後鳥羽上皇の関係は、山あり谷ありでした。
後鳥羽上皇と実朝の関係は、初めのころは
- 上皇が「実朝」という名前をつけた
- いとこの女性を、実朝の妻にした
と、二人の仲は良好でした。
しかし、「牧事件」の後に、平賀朝雅が誅殺されます。
後鳥羽上皇は、何の通告もなしに近臣の朝雅を殺され、首実験までさせられたのでした。
以後、上皇と実朝の関係は悪化します。
「朝廷から養子を」という話は実際出ています。
政子が中心になって話を進めたようです。
ただし、1218年のことなので、ドラマでは2年くらい話を早めていますね。
後鳥羽上皇も、この話には乗り気になって、準備を進めていったのでした。
しかし実朝が大御所になるという話は、史料では見つけられませんでした。
養子をとっても、元服するまでは隠居しないのが一般的でしょう。
おそらくドラマの演出ではないかと思います。
【鎌倉殿の13人】第42話の感想
退場回で視聴者の謎に対しカミングアウトする八田殿
— 弾正 (@naoejou) November 6, 2022
八田知家…74歳
三善康信…76歳#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/jUWuXb5rct
祖父と同じ台詞で生霊登場の後鳥羽上皇#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/WGTmaPl9JM
— 弾正 (@naoejou) November 6, 2022
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【鎌倉殿の13人】42話ネタバレあらすじと感想まとめ
・実朝が船を建造するが、浮かばなかった
・実朝が、朝廷から養子をとり大御所になると言い出す