2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の前回は、公暁が修業に出るところで終わりました。
この記事では、『鎌倉殿の13人』の
- 第40回のネタバレあらすじ
- 見どころと「どこまで史実?」解説
- ドラマの感想
ドラマを予習したい方、他の人の感想を知りたい方はぜひご覧ください
1話~最終話まで、以下のリンクで全放送回のネタバレあらすじを読めます。
【鎌倉殿の13人】来週のネタバレあらすじを最終回まで!考察や解説まとめも!
この記事は、主に公式ガイドブック(完結編)を資料にまとめました。
\ついに完結編/
【鎌倉殿の13人】第40回ネタバレあらすじ(10/23)
泉親衡の乱が勃発
<健暦2(1212)年、春>
- 後鳥羽上皇が、鎌倉幕府に、火事で焼けた閑院内裏の修復をさせる。
- 和田義盛の館に、修復工事に反対する御家人たちが集まる。
<健暦3(1213)年2月>
- 泉親衡の乱が勃発。
- 加担者に、和田義盛の息子や甥がいたことが発覚。
- 義盛の息子や甥は、「誘われて親衡の話を聞きに行っただけ」と釈明。
- 親衡は、御家人たちをそそのかした後、消息不明に。
- 大江広元が「上皇が、鎌倉を揺るがそうとしている」と進言
北条が鎌倉の政を動かしているのが、お気に召さないようです。
- 泉親衡を名乗り、御家人をたきつけたのは、実は源仲章と判明。
義時と義村が、和田義盛を陥れる
- 和田義盛が、親衡に関わった身内を歎願する。
- 義時は、大江広元との密談で、上総之介広常を思い出す。
最も頼りになる者が最も恐ろしい…
消えてもらうか
- 翌日、和田一族が赦免を求めて御所の庭に集結。
- 和田胤長を、陸奥国へ流罪と決める。
- ショックを受けた胤長の娘(6歳)が急死。
- 和田義盛は、三浦義村に不満をぶつける。
いっそのこと北条を倒して、俺たちの鎌倉をつくるってのはどうだ?
- 泰時が、「なぜ和田を追い詰めるのか」と義時に質問する。
北条の世を盤石にするため、和田には死んでもらう
- 納得できない泰時が、義時と口論になる。
- 三浦義村が、「もう一押しで、和田は間違いなく挙兵する」と伝えに来る。
- 和田を焚き付けながら裏切る三浦に、泰時がショックを受ける。
- 三浦胤義が、三浦義村を疑って腹を探る。
そうやって俺は生きてきた。
三浦はまだ生き残っている。
つまりそういうことだ。
- 政子が、和田とのいさかいを穏便に済ませようとして、義時と話し合う。
- 義時は、「誰も死なせたくないのは、自分も同じ」ととりつくろう。
- その後、義時は広元に「和田をたきつける良い手を思いついた」と打ち明ける。
実朝が巫女のおばばに会いに行く
- 実朝が、千世を永福寺に連れて行き、巫女のおばばに会わせる。
- おばばは、自分が見た夢の話をする。
鎌倉が火の海になる。たくさんの血が流れる。
義盛と子供らが死ぬ。由比ガ浜にヒゲ面の首が並ぶ。
- 平盛綱が駆け込んできて、実朝に御所に戻るよう伝える。
- 義時は、義盛を怒らせるため、和田胤長の館を没収していた。
戦には大義名分がいるのです。向こうが挙兵すれば、それは謀反。
実朝と政子が仲裁に入る
- 実朝が、政子に相談する。
- 政子が義盛に、挑発に乗らないよう伝える。
- 政子の手引きで、義盛は御所に忍び込み、実朝と接見する。
いつまでもそばにいてくれ。
和田義盛は、鎌倉一の忠臣だ。
- 実朝と政子が、義時と義盛の二人を呼び寄せる。
- 実朝が「北条と和田に手を取り合って欲しい」と頼む。
- 義時と義盛は、鎌倉のために尽くすことで合意する。
- 政子が義時を呼び止めて、叱り飛ばす。
戦をせずに鎌倉を栄えさせてみよ!
政はお前に任せるよ。
力がある時は、俺に言え。
これからも支え合っていこうぜ、小四郎。
勘違いした和田一族が挙兵
- 和田の館では、義盛の帰りが遅いのは北条の罠にはまったからだと大騒ぎ。
- 義村は、三浦胤義、八田知家、長沼宗政に手の内を明かす。
挙兵したら寝返ることになってる
- 八田や長沼は、義村につくことを決意。
- 和田勢は、まず大江広元の館を襲って、広元を人質にとる戦略を立てる。
- 和田義直が先発隊を率いて出陣する。
【鎌倉殿の13人】第40話の見どころ・史実解説
第40話の見どころ
・腹黒い北条義時と三浦義村
・義時を叱責する北条政子
・純粋で単純な和田義盛
今回は、それぞれのキャラクターの個性が際立つ回ですね。
どんどんダークサイドにはまっていく北条義時と、昔と変わらず真っ直ぐな和田義盛。
北条政子の「戦をせずに鎌倉を栄えさせてみよ!」のセリフには、誰もが共感するのでは。
【解説】史実とドラマの違い
第40回の内容は、どこからどこまでが史実なのか、確認しましょう。
・泉親衡の加担者に、和田義盛の息子と甥がいた
・和田一族がそろって御所で助命歎願した
・和田の息子は放免されたが、胤長は陸奥国へ流罪になった
・胤長の娘は、ショックで急死した
・義時が、和田胤義の館を没収した
・義時が、和田一族を挑発しまくった
・義村は、最終的に北条家についた
・泉親衡は、実は源仲章だった
→史実では、ちゃんと別人
・朝廷が鎌倉を陥れるために、泉親衡の乱を画策した
→歴史家の間では、義時が計画した可能性が指摘されている
・三浦義村が、和田を陥れた
→最後に三浦が寝返ったのは事実だが、謀略は演出
・実朝と政子が、義盛と義時を仲裁した
→実朝が、書面で義盛に真意を確認した
・政子が、義時を叱責した
→史実なし
・和田一族は、義盛が北条家の罠にはまったと勘違いして挙兵
→勘違いからではなく、計画的に挙兵した
前回、和田義盛が上総国の国司になりたいと申し出て、却下されました。
ドラマでは、義時が反対したからとなってましたね。
しかし、史実では政子が難癖つけて潰したのでした。
和田に力をつけてほしくなかったのは、政子も同じだったんですね。
今回、ドラマでは実朝に相談された政子が、
・和田に挑発に乗らないよう説得する
・義時を叱責する
という場面がありますが、ドラマ演出ですね。
政子が、和田を助けようとしたとは思えません。
一方で、義時が和田を挑発しまくったのは、史実も同じです。
「和田が挙兵しそう」と噂が立ったので、実朝が「どういうつもり?」と書面で真意を問うています。
上(実朝)に恨みはござらん。
ただ相州(義時)の傍若無人の仔細を問いたださんがために用意している
腹芸ができない、真っ直ぐな性格の和田義盛らしい返事ですよね。
来週は、ついに鎌倉が戦場となる「和田合戦」です。
お見逃しなく!
【鎌倉殿の13人】第40話の感想
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【鎌倉殿の13人】解説・考察記事の一覧
【北条義時】
【のえ】
【北条政子】
【三浦義村】
【源実朝】
【北条時政・りく】
【畠山重忠】
【比奈】
【善児・トウ】
【キャスト】
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【鎌倉殿の13人】40話ネタバレあらすじと感想まとめ
・北条家の地位を盤石にするため、義時が和田一族を滅ぼそうと謀略
・実朝と政子が、和田と義時の仲裁をする
・義盛が北条の罠にはまったと勘違いして、和田一族が挙兵する