
『ハウルの動く城』では、ソフィーが荒れ地の魔女に90歳の老婆に変えられてしまいます。
しかし、劇中では時々若返っていますよね。
この記事では、
- ソフィーが時々若返るのはなぜ?
- ソフィーが若返るのはどんな時?
- ソフィーが老婆に戻るのは、どんな時?
について、解説します。
【ハウルの動く城】ソフィーが若返るのはなぜ?
『ハウルの動く城』の主人公ソフィーは、18歳。
しかし荒れ地の魔女の呪いによって、90歳の老婆に変えられてしまいます。
普段はおばあちゃんの姿ですが、時々もとの18歳に若返るのはなぜでしょう?
ソフィーが若返るのはなぜ?どんな時に18歳に戻る?
90歳のおばあちゃんソフィーは、なぜ若返るのでしょう?
ソフィーは、
- 意識がない時
- ハウルへの恋愛感情が高まっている時
などは、若返ります。
恋心が高まってる時は、荒れ地の魔女の呪いに負けないくらい、ソフィーもエネルギーに満ちてるという表現なのでしょう。
あるいは、恋が魔法のようなものだという表現なのかもしれませんね。
宮崎駿さんは次のようにコメントしています。
「六三になった自分にもそういう経験があるけども、人と話していて、自分が二〇代の若者になっている時もあるし、少年になっている時もある。
そうかと思えば、自分がまだ達していない八〇のおじいちゃんになっている時もあって、それを絵にするとこうなるんだ」
確かに、ワクワクしてテンションが上がってる時は、自分でも気持ちが若く感じますよね。
劇中のこんな場面で、ソフィーは若返っています。
- 寝てる時
- サリマンとハウルのことを話してる時
- ハウルの秘密の庭にいる時
- どんどん怪物化するハウルに、「あなたを愛してるの」と告白した時
- カルシファーに水をかけて号泣した後はずっと
(ハウルを助けようと必死の時)
ハウルのことを想っている時は、若返ってることが多いですね。
後述しますが、ソフィーが自己否定する時は老婆の姿です。
寝ている時は、自分を否定していないリラックスした状態なので、素のソフィーに若返るのかもしれませんね。
ソフィーが老婆に戻るのはどんな時?
逆にソフィーが若返った姿から老婆に変わるのは、どんな時でしょう?
それは、自分卑下する時ですね。
ハウルの秘密の庭なる花畑みたいな草原にいた時、ソフィーは若返っていました。
ハウルが「花屋さんをあの店でできないかな?」と持ちかます。
「そしたらハウルは行っちゃうの?私、ハウルの力になりたいの。私きれいでもないし、掃除くらいしかできないから」
とソフィーが言った途端に、おばあちゃんの姿になりました。
ソフィーは、美人の母や妹がいるせいか、容姿にコンプレックスをもっています。
ハウルと知らずに空中を歩いた後、妹に話したら「ハウルなら心臓とられちゃうよ」と言われましたね。
ソフィーは「私はきれいじゃないから」と否定します。
また、「私なんか美しかったことなんか一度もないわ」と号泣するシーンもありました。
ソフィーが自己卑下や自己否定をする場面では、おばあちゃんの姿です。
気持ちの暗い時は、90歳の老婆のようにエネルギーも落ちて、元気がなくなるという表現と言えるでしょう。
なので
「私はきれいじゃないから」
「私は年寄りだから」
などのネガティブな思い込みや言葉は、「自己暗示」というある種の呪いみたいなものだと、宮崎駿さんは言いたいのかもしれません。
映画の中の話だけでなく、自分のことを振り返っても、現実に起きてそうなので、気を付けたいところですね。
★朝食シーンの「いただこう、うましかてを」は、ハウル流の食前の祈り
★大泉洋と安田顕はナンパ兵士★森崎博之はレティ―の店の同僚★戸次重幸は親切な男性★音尾琢真は王宮の衛兵
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【ハウル】ソフィーが若返る理由まとめ
『ハウルの動く城』では18歳のソフィーが、荒れ地の魔女の呪いで、90歳の老婆に変えられてしまいます。
しかし、劇中ではソフィーが若返る時がよくありますね。
- ソフィーは「意識がないとき」「ハウルへの恋心が高まっている時」に若返る
- 若返っていても、自己否定すると老婆の姿に変わる
というのが、この記事のまとめです。