NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、20週の金曜日にカムカム英語の講師・平川唯一先生が、再登場しました。

ひなたと英語について、会話していましたね。

「なぜ、突然平川先生が再登場したの?」

「ひなたの妄想か幻?」

と、思った人も多そうです。

個人的には、「平川先生は、幽霊だったのでは?」と思いました。

この記事では、

  • 平川先生は妄想?それとも幽霊?

  • 平川先生の最後の言葉は伏線?

  • 再登場の放送日にも意味があった

について、まとめています。

【カムカムエヴリバディ】平川先生は幽霊だった?セリフは伏線に!

https://twitter.com/asadora_bk_nhk/status/1504779156231528450

カムカム英語の平川先生がひなたと会話

3/18の放送回では、ひなたが昭和20年のカムカム英語のテキストを見つけました。

正午のサイレンが鳴り、窓の外を見ると、

カムカム英語の担当者だった平川唯一さんが立っていましたね。

「英語の勉強ですか?ご精が出ますね」とひなたに話しかけ、会話が続きます。

  • 英語が上達しないひなたを、平川先生が励ます
  • ラジオから、天皇陛下の玉音放送が流れる
  • 終戦詔書の英訳を朗読したのは、平川先生だった
  • ラジオ講座の講師を引き受けた理由を話す
    (英語を通して、明るく楽しい暮らしを取り戻してほしかった)
  • ひなたと「証城寺の狸ばやし」を歌う
  • 替え歌の「カムカムエヴリバディ」が流れる
  • 平川先生が、英語上達の秘訣を教えてくれる
    (急がず無理せず、自然に覚えられるだけ、11日と新しいことを覚える)

そして、サイレンが鳴り、平川先生がお別れの言葉を告げたのでした。

ひなたの京都編になってから、あまり英語は出てきませんでした。

ドラマタイトルの『カムカムエヴリバディ』と、ひなたがしっかり繋がった感がありましたね。

平川先生は妄想や幻?それとも幽霊?

https://twitter.com/asadora_bk_nhk/status/1504668924251680775

岡山辺では、主にラジオから声で出演していた平川先生。

突然、庭に立っていたかと思うと、ひなたと会話を始めました。

「これは、ひなたの妄想?幻?」

と、不思議でしたよね。

『カムカム』では、

  • O・ヘンリーの「善女のパン」の芝居シーン
  • ひなたの新婚生活妄想シーン

が、過去にありました。

また、同じ放送日に、るいは父親の稔の白昼夢(おそらく)を見ています。

なので、ひなたの妄想か白昼夢のように思えますが、たぶん違うのです。

 なぜなら、ひなたは「誰?」と訊いており、平川先生を知らなかったからです。

だから、妄想しようがないはずなのです。

カムカム英語の平川先生は、実在の人物でした。

そして、1993年に亡くなっています

さらには、岡山出身なのです。

つまり、ひなたが岡山に行った1994年8月は、平川先生の初盆だったんですね。

お盆は、死者があの世からこの世に帰ってくる時期。

平川先生も、初盆で岡山に帰ってきたという演出ではないでしょうか。

しかも、平川先生を演じるさだまさしさんの「精霊流し」の出だしの歌詞は

去年のあなたの思い出が

 テープレコーダーからこぼれています」

テープレコーダーをラジオにすると、『カムカム』のストーリーみたいですよね。

また、ひなたは映画村でお化け屋敷を企画して、大成功を収めました。

『カムカム』では、「ヒロインは、お祭りで恋が進展する」など、同じ演出がリフレインされます。

ひなたは、お化け担当(?)なんでしょうか。

そんな感じで、お盆の日に「幽霊演出」となったのかな、という気もしました。

平川先生の最後の言葉は伏線?

https://twitter.com/asadora_bk_nhk/status/1504669180838256640

ドラマを観ていて気になったのは、平川先生の最後のセリフ

「これは、何かの伏線かな?」と思いました。

平川先生の最後の言葉を振り返ってみましょう。

「では、みなさん、お元気で。

 ここで芽生えましたみなさんの英語が、立派に成長して、

 大きな舞台に活躍する日を、ただひたすらにお待ちしています。

 では、全国のカムカムの赤ちゃん、いつまでも明るくお元気で」

ひなたは、小学生の時に英語を勉強しようと一念発起しましたが、続きませんでした。

大人になって英会話スクールにも通ったり、英語教材を買ったりしてますが、上達しません。

そんなひなたが、「英語をペラペラ話せるようになって、活躍する」という伏線になっているように思います。

最終回から振り返ると、「ひなたが、平川先生の願いに応えた」という感じに思えるのではないでしょうか。

春の彼岸入にお盆シーンを放送

https://twitter.com/asadora_bk_nhk/status/1504670190830866434

雉真稔の記事にも書きましたが、お盆シーンで気になったのは、放送された日にちです。

3/18(金)は、春の彼岸入りの日でした。

お彼岸と言えば、ご先祖さまを供養する時期。

お墓参りする人も多いのではないでしょうか。

そんなお彼岸の日に、8月15日のお盆シーンを放送しているのです。

お彼岸もお盆も、あの世とこの世がつながって、死者と生者が想いを交わす時期なのです。

平川先生は、戦争について、戦後生まれのひなたに語りました。

古い世代の切実な願いを継承してほしいという意味が込められていたように思います。

しかも、黙とうのサイレンが鳴っている1分間だけ、つながっていたという演出でした。

るいも稔と繋がりましたね!

そして、るいは、しっかりと稔の願いを受け取ったようです。

非常に緻密に計算された演出だなあと思いました。

雉真稔の再登場については、別の記事にまとめましたので、ご参照ください。

雉真稔の再登場は安子の祈りへのアンサー?

最終回のネタバレと伏線回収の予想まとめはこちらをどうぞ!

記事内容は、ドラマ展開に合せて随時更新しています。

【ネタバレ】最終回どうなる?伏線をどう回収するか予想!


当ブログでは、『カムカムエヴリバディ』の解説・考察記事を、毎週提供しています。

よろしければ、ブックマークしてチェックしてみてくださいね!

『カムカムエヴリバディ』のカテゴリー記事一覧

スポンサーリンク

【カムカムエヴリバディ】解説・考察記事の一覧

関連記事を読む(ひなた・京都編)

【ひなた】

【雉真稔】

【算太】

【トミー】

【桃太郎】

【吉右衛門】

【勇・雪衣】

【映画村】

    【その他】

    スポンサーリンク
    スポンサーリンク