桃山剣之介(モモケン)のモデルは5人？オードリーにも出演！【カムカムエヴリバディ】

NHKの朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で、時代劇の映画スターとして登場するのがモモケンこと桃山剣之介。

これだけ何度も観ると

「桃山剣之介って、実在した人？」

「桃山剣之介にモデルはいるの？」

と思ってしまいますね。

この記事では、

について、解説をまとめています。

モモケンと算太の関係などについては、別の記事にまとめましたので、ご参照ください。

算太再登場！なぜモモケンと親友の振付師に？今まで何してたか考察！

【カムカムエヴリバディ】桃山剣之介のモデルは誰？

桃山剣之介は実在した？

『カムカムエヴリバディ』に登場する映画スター桃山剣之介は、架空の人物です。

演じているのは、尾上菊之助さんですね。

大阪編の終盤で、初代桃山剣之介が亡くなります。

息子が、2代目モモケンを受け継ぎましたね。

『カムカム』は、親子3代の物語なので、周りの登場人物も時代を重ねる姿が描かれます。

後述しますが、モモケンこと桃山剣之介は2000年の朝ドラ『オードリー』にも出演していました。

基本的なキャラクター設定は、その時に行われているはずです。

けれど、なにぶん22年前のドラマなので「誰をモデルにしたか？」という資料が見つかりません。

ただ、『カムカムエヴリバディ』の公式ガイドブックPart2では、4人の実在した時代劇スターが紹介されています。

モモケンは、往年の時代劇スターをモデルにしているのかもしれません。

また、「桃山剣之介」という名前だと、「桃太郎侍」を連想してしまいます。

一人ずつ、簡単に解説しますね。

モモケンの斬られ役・伴虚無蔵については、別の記事にまとめたので、ご参照ください。

【モデル候補1】桃太郎侍(尾上菊之助)

その『桃太郎侍』ですが1967年に四代目尾上菊之助(現:七代目尾上菊五郎)主演版があります。
言うまでもなく現在モモケンを演じている当代の尾上菊之助さんのお父様です。
古過ぎて画像を探してもなかなか見つかりませんでしたが…。#カムカムエヴリバディ #カムカム #カムカムエヴリバデイ反省会 pic.twitter.com/ZO8zOvUHRj

— SEROW (@SEROW225_YAMAHA) February 1, 2022

『桃太郎侍』は、実在の人物ではなく時代劇のキャラクターですね。

なので、「黍之丞のモデルは桃太郎侍では？」という言い方が正確かもしれません。

『桃太郎侍』は元々は新聞小説でしたが、60年代にドラマ化されました。

これまでに、4人の俳優さんが桃太郎侍を演じています。

気になるのは、桃太郎侍2代目の尾上菊之助さんは、『カムカム』でモモケンを演じる尾上菊之助の父親ということ。

名前を襲名していて同じなので、ちょっとややこしいですね。

『カムカム』のモモケンは、戦前から活躍しているので、時代的には桃太郎侍と合いません。

しかし「お父さんの菊之助さんは、桃太郎侍だったし」という感じで、

モモケンにキャスティングされた？と思いました。

時代劇の主人公は皆そうなのかもしれませんが、

あのキメ台詞の時に、刀の刃を返してキラリと光らせる感じは、桃太郎侍っぽいですよね。

【モデル候補2】阪東妻三郎

阪東妻三郎さんは、俳優の田村正和さんの父親ですね。

『カムカム』でいうと、安子の時代です。

坂東妻三郎さんは、映画『雄呂血(おろち)』で、黒の紋付着流しで、

敵をばっさばっさと斬りまくる立ち回りが大人気に。

時代劇で全国的な人気を得たのでした。

色香のある端正な容姿から、大変モテたようです。

人気絶頂期には、遊びっぷりも豪快だったそう。

同時代の時代劇スター・嵐寛寿郎も

「時代劇の王者は何とゆうても阪東妻三郎、

女遊びもこの人にはとても及びまへん、散財のケタがちがう」

と語っているほどです。

【モデル候補3】片岡千恵蔵

「手前ら、この背中の桜吹雪が目にはいらねえか！」遠山の金さん演じる、片岡千恵蔵の啖呵の爽快感。時代劇は勧善懲悪がいいですね。今の閉塞感のある社会だから尚更です♪(´ε｀ ) pic.twitter.com/meoUzXttIv

— 會津の白猫 (@junuiazu) July 3, 2013

戦後の二大スターのひとり、片岡千恵蔵さん。

『カムカム』でいうと、るいやジョーの時代ですね。

戦後はGHQが時代劇の制作や上映を禁じていたため、

スター俳優たちは現代劇に出演してしのいでいました。

1950年代にようやく時代劇も自由に作れる時代になります。

片岡千恵蔵は、「遠山金四郎シリーズ」が一番有名でしょう。

清水次郎長や国定忠治などの任侠もの、金田一耕助などの現代劇にも多く出演しています。

【モデル候補4】市川右太衛門

片岡千恵蔵さんと、戦後の二大スターだった市川右太衛門さん。

一番有名なのは『旗本退屈男』の早乙女主水之介役で、シリーズは30作にのぼります。

映画主演総数は300本を超えており、その人気ぶりが分かりますよね。

テレビが普及すると、時代劇も映画からテレビへとメディアが変わっていきます。

その過渡期に礎をつくったのが、市川右太衛門さんと片岡千恵蔵さんでした。

【モデル候補5】萬屋錦之介

#これを見た人は自分がかわいいと思う画像を1枚貼れ

この錦ちゃんのツンとした小憎らしい表情がなんともかわいらしい

これ、なんの映画だったかしら。一心太助かな？#中村錦之助 #萬屋錦之介#時代劇 #邦画 #映画 pic.twitter.com/bt5ZbjClXV

— Barb♡トミイ&錦兄ィ (@BarbTommy) July 4, 2019

萬屋錦之介さんは、1950年代に歌舞伎俳優から時代劇に転身。

『カムカム』でいうと、ひなたの時代のスターです。

「笛吹童子」や「一心太助」などで人気を博しました。

70年代には「子連れ狼」が大ヒットします。

モモケンは朝ドラ『オードリー』にも出演していた！

実は、桃山剣之介は、2000年の朝ドラ「オードリー」にも登場していました。

演じていたのは、林与一さん

林与一さんと言えば、数えきれないくらい時代劇ドラマに出演されてましたね。

脚本は、大石静さん。

『カムカム』の脚本は、藤本有紀さんです。

違う脚本家さんなのに、登場人物が再登場しているって面白いですね！

ちなみに、「オードリー」での桃山剣之介の人物設定は、こんな感じでした。

「オードリー」では、舟木一夫さん演じる「クリキン」こと栗部金太郎というキャラクターもいました。

クリキンは「東の御大」と呼ばれ、モモケンは「川の御大」と呼ばれてましたね。

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【カムカムエヴリバディ】桃山剣之介(モモケン)まとめ

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』には、岡山編からモモケンこと桃山剣之介という映画スターが登場します。