シリーズ第5作目『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、復活したヴォルデモートがあるものを探し求めます。
「あるもの」とは、ハリーの出生にまつわる予言でした。
予言の水晶玉をめぐって、魔法省の神秘部で、不死鳥の騎士団と死喰い人が戦います。
「ヴォルデモートが予言を探し求めたのはなぜ?」
「どうして突然、不死鳥の騎士団が助けに来たの?」
「最後に、魔法省の大臣が出てきたのはなぜ?」
とちょっと不思議でしたよね。
この記事では、
- ヴォルデモートが、ハリーの予言を探し求めた理由は?
- 不死鳥の騎士団は、なぜ場所が分かった?
- 魔法省の大臣たちが、駆けつけたのはなぜ?
について、解説をまとめています。
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【不死鳥の騎士団】ヴォルデモートはなぜ予言玉を求めた?
復活したヴォルデモートは、予言の玉を探し求めます。
劇中では、魔法省の神秘部には「予言の間」という、予言を収めた水晶玉の倉庫が登場しましたね。
ハリーの出生時の予言をめぐって、死喰い人(デスイーター)たちと戦いになります。
ヴォルデモートは、一体なぜ予言を求めたのでしょうか?
ヴォルデモートはハリーを倒すために予言玉を求めた
1981年、ヴォルデモートは、「闇の帝王を倒す力を持つ者が生まれる」という予言を知ります。
そして、ハリーを赤ん坊のうちに殺そうとして失敗し、復活するのに14年もかかってしまいました。
復活したヴォルデモートは、ハリーの出生にまつわる予言を半分しか知りませんでした。
予言を最後まで知れば、ハリーに勝つ方法が分かるのではないかと思ったのです。
そのため、ルシウス・マルフォイに予言を手に入れるよう命じます。
映画でも、予言を手に入れようとするルシウスが、魔法省の役人に詰め寄っているシーンがありましたね。
予言したのはトレローニー!ネビルの運命もかかっていた!
さて、ハリーの出生の予言が半分というのは、どういうことでしょうか?
映画は、原作小説のエッセンスのみを映像化しています。
なので、話が省略されすぎて、ちょっと分かりにくいですよね。
話は、ハリーが生まれる前にさかのぼります。
ダンブルドアは、占い学のトレローニー先生を採用面接しました。
すると面接中に、トレローニーが人が変わったようになって予言を始めたのです。
内容は、
- 七月の末、闇の帝王を倒す力を持つ者が生まれる
- 子どもは、闇の帝王に三度抗った親の元に誕生する
- 闇の帝王にはない力を持っている
- 闇の帝王が、その者を選ぶ
- 一方が生きる限り、もう一方は生きられない
というものでした。
ダンブルドアとトレローニーの面接を、スネイプが盗み聞きしてたんですね。
しかし、途中で気づかれて追い払われてしまいます。
当時スネイプは、死喰い人でした。
スネイプは、ヴォルデモートに予言を伝えたのです。
「七月末に生まれる」「親が三度抵抗」という条件に当てはまるのは、
- ハリー・ポッター
- ネビル・ロングボトム
の2人いました。
ネビルは純血の名門一家で、ハリーは母親がマグルでした。
ヴォルデモートは純血主義だったので、ハリーをまず殺すことにしたのです。
それが予言の「闇の帝王が自らその者を選ぶ」という部分だったのですね。
結果的に、ハリーが「選ばれし者」となりましたが、状況によってはネビルだったかもしれないのです。
ものすごい運命の分かれ道ですね。
ヴォルデモートは、ハリーの両親を殺しましたが、赤ん坊のハリーを殺すことはできませんでした。
両親の愛に守られていたからですが、それこそが「闇の帝王にはない力」だったのですね。
ハリーを魔法省におびき寄せたのは罠
ハリーの出生にまつわる予言は本物だということで、水晶に収納されて魔法省の神秘部で保管されました。
ヴォルデモートは、予言が最後まで分かれば、ハリーを倒す方法が分かるのではないかと考えます。
予言の玉を手にすることができるのは、本人だけです。
ヴォルデモート側は、
- ハリーを魔法省におびき寄せる
- ハリーが、予言の水晶玉を手にする
- 死喰い人が、予言の水晶玉を横取りする
という作戦を立てたわけです。
ヴォルデモートとハリーは、互いの絆で、互いの心が読めるようになりました。
ヴォルデモートは、「磔の呪文(クルーシオ)」でシリウスを拷問する映像を、ハリーに送ります。
ハリーたちは、罠かもしれないと疑いつつ、シリウスを見捨てるわけにはいきませんでした。
セストラルに乗ってロンドンの魔法省へ駆けつけます。
ヴォルデモートがハリーに見せた「シリウスを拷問する映像」は、事実ではありませんでした。
ヴォルデモートが、ハリーに見せた夢でしたね。
ヴォルデモートの思うつぼにはまった格好です。
しかし、予言の水晶玉が割れてしまったのは、ハリーたちにとっては好都合でした。
その一方、シリウス・ブラックが死んでしまったことは、本当に残念ですね。
ハリーにとっては、数少ない「身内」と呼べる人をまたも失って、大きな衝撃となりました。
不死鳥の騎士団や魔法省大臣が、突然現れたのは何故?
ハリーたちダンブルドア軍団のメンバーは、シリウス・ブラックを助けるために魔法省へやって来ます。
しかし、やはり罠で死喰い人たちに追い詰められて窮地に立たされました。
そこへ突然、不死鳥の騎士団が助けに来ましたね。
最後は、魔法省の大臣たちも駆けつけました。
一体、どうして場所や異常事態に気づいたのでしょうか?
不死鳥の騎士団が突然現れた理由は?
ハリーは、予言の水晶玉を手に入れました。
しかし、魔法省神秘部の「死の間」で死喰い人たちに、追い詰められてしまいます。
予言の水晶玉をルシウスに渡した途端、不死鳥の騎士団が助けに現れました。
突然だったので、「どうしてここが分かったの?」と不思議ですよね。
伏線は、ホグワーツ魔法学校のアンブリッジ先生の部屋です。
ハリーは、スネイプに「あれが隠されてる場所で、パッドフットが捕まった」と言いました。
「パッドフット」とは、シリウス・ブラックのこと。
パッドフット(padfoot)は、直訳すると「足の肉球」。
また、イギリス民話では巨大な犬や巨大な羊などの怪物も「パッドフット」と呼ばれています。
シリウス・ブラックは犬に変身できるので、パッドフットというあだ名がついているのです。
スネイプは、シリウス・ブラックとは同級生で旧知の仲。
「あれが隠されてる場所」と言われて、シリウスが魔法省で捕まったと気づき、ダンブルドアに報せに行ったのでした。
そして、不死鳥の騎士団が魔法省に駆けつけたのですね。
魔法省のファッジ大臣が突然現れた理由は?
劇中最後では、コーネリウス・ファッジ大臣をはじめ、魔法省の役人たちも神秘部に駆けつけます。
ファッジ大臣は、パジャマにコートをひっかけた格好でした。
急いで駆けつけたことが分かりますね。
神秘部は予言の水晶玉もほぼすべて割れるなど、大損害を被りました。
警備の魔法もかけられていたはずですから、侵入者の報せがいったのでしょう。
ヴォルデモートの復活を否定し続けていた大臣も、自分の目で見た以上、信じないわけにはいきません。
- ハリーとダンブルドアの疑いが晴れた
- アンブリッジ失脚
- ヴォルデモートの復活を公表
- ダンブルドアが校長に復帰
という運びになりました。
これにより、全面的に第二次魔法戦争に突入していくことになったのです。
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★俳優★
『ハリー・ポッター』シリーズを無料で観る方法は?
2021年11月現在、『ハリー・ポッター』シリーズを無料で観られるVODサービスを一覧にしました。
『ハリー・ポッター』シリーズ全8作
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※本ページの情報は2021年11月時点の情報です。
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【不死鳥の騎士団】ヴォルデモートが予言を求めた理由まとめ
シリーズ第5作目『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ヴォルデモートがハリーの予言を探し求めます。
- ヴォルデモートが、ハリーの予言を探し求めたのは、ハリーの倒し方を探るため
- ハリーの出生の予言をしたのは、占い学のトレローニー先生
- 「七月末生まれ」「三度抗った両親」という条件に合ったのは、ハリーとネビルだった
- ヴォルデモートが、純血生まれではないハリーを殺そうと選んだ結果、ハリーが「選ばれし者」となった
- 不死鳥の騎士団が助けに来たのは、ハリーがスネイプに「シリウスが魔法省で捕まった」と知らせたから
- 魔法省の役人たちが駆けつけたのは、魔法省の警備システムからの報せと思われる
というのが、この記事のまとめです。