朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、20週で大月一家が岡山へ里帰りします。
3/17の放送回で、錠一郎とるいが喫茶店「Dippermouth Blues」に行きました。
慎一が曾祖父にお供えしたおはぎが、何と「たちばな」のおはぎだったのです。
緑色の包装紙に「たちばな」と書いてありましたね。
「何故たちばなのおはぎがあるの?」
「誰がたちばなを再建したの?」
と驚いた人も多いのではないでしょうか?
この記事では、
- 何故「たちばな」のおはぎが?慎一はどこで買った?
- 誰が「たちばな」を再建した?候補者は4人?
- 横須賀の「たちばな」のおはぎとは?
について、考察をまとめました。
【カムカムエヴリバディ】おはぎに何故たちばなの包み紙?慎一はどこで買ってきた?
一緒にお店を切り盛りするのは、健一さんのお孫さんの慎一さん。
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) March 16, 2022
定一さんの、ひ孫です。
ええと…柳沢家の皆さん似てますねぇ…つながってますね!
頭の中をリセットして、こんがらがらないように…#前野朋哉 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/Dhqshrn6sL
慎一が「たちばな」のおはぎをお供え
20週の3/17の放送回で、驚くことが起きました。
ジョーとるいが喫茶店「ディッパーマウスブルース」を訪ねた時のことです。
お店は、息子の柳沢健一と孫の慎一が、共同経営していましたね。
3人が話していると、慎一が定一の遺影におはぎをお供えします。
そのおはぎの包装紙に「御菓子司 たちばな」と書いてあったのです。
お孫さんが買ってきたおはぎ。
— shi.ho (@shihorin0321) March 16, 2022
たちばなの包み紙だった#カムカムエヴリバディ#カムカム pic.twitter.com/KcVzYRuFuL
おはぎのショットが数秒映ったので、「何だろ?妙に強調するなあ」と思ったんですよね。
録画を見直して、「たちばなのおはぎだ!」と驚きました。
早速SNSを見たら、やはり「何故たちばなのおはぎが?」と大賑わいでしたね。
慎一はどこで「たちばな」のおはぎを買った?
カムカムの安子の朝丘町(架空の町)って岡山駅と岡山城の間にある町って事だし岡山神社もよく出てくるから、表町商店街の辺りなのかなぁ?
— wei (@wei_loveTaiwan) December 6, 2021
アーケードで歩きやすくてお安い果物屋さんがあったりして、ライブ遠征の時に反対のあっち側まで毎度ぶらぶらお散歩してたなあ懐かしい! pic.twitter.com/eQSczl6hxT
一体、慎一はどこで「たちばな」のおはぎを買ったのでしょう?
おそらく、岡山市内のアーケード商店街だと思います。
ジョーとるいが「ディッパーマウスブルース」のお店に入る前に、商店街の映像がありました。
慎一が持っていたおはぎは、小さなビニール袋に入っていました。
「すぐそこで買ってきた」という感じでしたね。
しかも、今回が初めてというわけではなく、たびたび買って来てる印象でした。
ということで、「たちばな」の店の場所は、
- 岡山市のアーケード商店街に店がある
- 喫茶店「ディッパーマウスブルース」の新しい店の近く
ではないかと思います。
勇はなぜ「たちばな」の話をしない?
3/21追記です。
謎なのは、「たちばな」が岡山で再営業しているのに、勇がるいに話をしないこと。
3/21に、るいが安子の居場所を勇に確認するシーンがありました。
- 安子からは一度も連絡がない
- 水田きぬは引っ越したが、連絡先を調べてみる
と勇は言っていました。
この時に、「たちばな」の話が出なかったのが、個人的には謎です。
「そう言えば、誰それが『たちばな』を再建した」
みたいな話が出てもおかしくなかったですよね。
同じ岡山市内なので、「たちばな」の話は勇も知っていただろうと思うのですが…。
どんな形で、「たちばなのおはぎ」の伏線が回収されるか、楽しみですね。
誰が「たちばな」を再建しておはぎを作ってる?
こんにちはお昼の #カムカム です。
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) November 2, 2021
朝丘商店街の御菓子司「たちばな」をご紹介しますね。
看板の左右に見えている格子状の模様は「なまこ壁」。岡山の建物によく見られるものだそうです。#カムカム美術図鑑 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ pic.twitter.com/6o5v2w7gPB
さて、一体誰が「たちばな」を再建しておはぎを作ってるのでしょう?
考えられる候補者は4人です。
安子
戦争直後の闇市のおはぎの少年
きぬちゃん
「たちばな」の住み込み職人の誰か
一人ずつ見ていきましょう。
【候補1】安子
「たちばな」の再建を願っていたのは、安子と算太です。
算太は亡くなりましたね。
「もしかして、安子が日本に帰って来てる?」と思いたいですが、可能性は低そうです。
もし安子が岡山にいるなら、勇や雪衣、健一さんも開口一番るいに教えているはずです。
【候補2】戦後の闇市のおはぎの少年
戦争直後の闇市で、安子が出会った少年が、「たちばな」を再建した可能性もあります。
金太が、売上を1割あげるという約束で、おはぎを全部任せた少年ですね。
少年は、初めは持ち逃げしようとしましたが、全部売り切って帰ってきました。
安子は、売上をすべて少年に渡し、これを元手に商売を始めるよう勧めましたね。
あのシーンが、伏線だった可能性がありそうです。
「あの時のおはぎが美味しくて、忘れられなかったから」
と自分もおはぎを作って売るようになった、というのはアリそうです。
売るのが楽しかったと言ってましたから、商売上手で向いてそうですしね。
気になるのは
- 安子も金太も、あんこの作り方は教えてない
- 少年は「たちばな」という屋号を知ってたのか?
というところですね。
ちょっと記憶があいまいなのですが、安子は戦後の闇市で「たちばな」の屋号を掲げて売ってましたっけ?
少年がお金を持って帰ってきた時、たちばなの店で安子と会いました。
しかし、家は焼け落ちて、バラックみたいになっていました。
看板も焼け落ちて無くなってたように記憶しています。
「たちばな」のあった商店街は、空襲でどこもかしこも焼け落ちました。
「あかにし」も跡形もなくなりましたしね。
あんこは、たちばな伝来の味でなくても、作ることは出来ます。
ただ、少年が「たちばな」という名前を知っていたかなあというのが疑問です。
でも、ドラマであまり細かいことを気にしなくてもいいのかもしれませんね。
金太が少年におはぎを任せたのは、少年が算太に似ていたからでした。
だから少年を信頼して、おはぎを全て託したのです。
「算太に似ていた少年が、実は『たちばな』の店をつくり、おはぎを売っていた」
となると、ドラマチックではありますよね。
【候補3】きぬちゃん
安子の親友のきぬちゃんは、「たちばな」という屋号を知っています。
安子は一時期、きぬちゃん家の「水田豆腐店」の軒先を借りて、おはぎを売っていました。
親友のきぬちゃんなら、あんこの作り方も安子から聞いているかもしれません。
気になるのは、「きぬちゃんが、たちばなを再建する動機」です。
きぬちゃんの家業は豆腐屋さん。
お客さんから「おはぎが食べられなくなって残念」というニーズが多ければ、
おはぎを作る可能性があるかもしれません。
ただ、わざわざ「たちばな」の屋号で売るかな?という疑問は残ります。
水田豆腐店の店舗で新たちばなが営業?
3/21追記です。
3/21放送回で、るいが勇に安子の居場所を尋ねるシーンがありました。
勇の話によると、絹ちゃんは夫の実家に引っ越したと言ってましたね。
もしかすると、水田豆腐店の空き店舗に、新しい「たちばな」が入ったのかもしれません。
水田豆腐店は朝丘商店街にあったので、
「新たちばなは、ディッパーマウスブルースの近くにある」という推測にも無理なく合致します。
【候補4】たちばなの住み込み職人
「100年の物語、はじまりまーす」
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) October 28, 2021
こちら「たちばな」住み込みの菓子職人さん。
みなさん多数の #朝ドラ にご出演です。「1」の杉森さんは #おちょやん「カフェーキネマ」の常連さんです#松木賢三 #杉森大祐 #中村凛太郎 #朝ドラ #カムカム #放送開始まであと4日 pic.twitter.com/R3UqdCqckp
戦前の「たちばな」には、3人の住み込み職人がいました。
全員、戦争で兵隊に召集されましたね。
住み込み職人なら、「たちばな」のあんこを作れます。
また、「たちばな」というお店にも思い入れがあるでしょう。
3人のうちの誰かが戦争から帰って来てから、和菓子屋を始めたかもしれません。
「たちばな」の店が無くなったことを知り、のれん分けという感じで屋号を残そうとしたかもしれませんね。
ただ、安子は1951(昭和26)年まで岡山にいました。
終戦6年後に渡米したわけです。
また、るいは1962年に高校を卒業するまで岡山にいました。
るいが岡山にいる間に、「たちばな」が再建されていたら、気づきそうです。
誰かが「たちばな」を再建したのは、その後ということになります。
そうすると、「住み込み職人が、1962年以降にたちばなを再建」とか、
あるかもしれませんね。
「たちばな」は横須賀にもあった!(4/6追記)
4/6放送回のクリスマス・ジャズ・フェスティバルで、おはぎが登場しました!
柳沢健一が竹村和子に、次のことを言っていました。
「横須賀におった時からの気に入りの店じゃ。
今日のスポンサーになってくれとる。
岡山の百貨店にも入ってるんですよ」
ポスターのスポンサー一覧には「(株)たちばな」の文字が。
健一は、戦後復員してからは、すぐ岡山に帰らず横須賀にいました。
戦後間もない頃から、横須賀に「たちばな」はあったようです。
同じ時期に、岡山では金太と安子が闇市でおはぎを売ってましたよね。
2004年現在、株式会社たちばなは岡山の百貨店にも入ってるようです。
となると、まず「きぬちゃんが再建」という線はなくなりそうですね。
株式会社たちばなを創業したのは、
- おはぎ少年
- たちばなの元住み込み職人
- 橘家とは全く関係ない人
という可能性があります。
戦後の闇市で安子と出会ったおはぎ少年が、何らかの事情で横須賀に行き、
おはぎを作って売ったのかもしれません。
たちばなの元・住み込み職人が、復員してから横須賀で
「たちばな」を再建したという可能性もあります。
ただこれだと、健一や勇が「誰々さんが、たちばなを再建したよ」とるいに教えそうですよね。
あと、横須賀ということに意味はあるのか考えてみました。
横須賀には、海軍や米軍基地があります。
算太は、ジャングルで死にかけてたので、陸軍配属だったはず。
算太が同輩におはぎの作り方を教えて…という線はなさそうです。
ロバートも、岡山・大阪配属だったので、やはり陸軍だろうと思います。
ロバート・安子の関係からという可能性もなさそう。
基本的に、ドラマや映画、小説では、
「これまで登場したことのない人が、突然最後に名乗り出る」というのは禁じ手です。
なので、「株式会社たちばなを起業した人は、カムカム初登場の人」とはなりにくいはず。
最終回までには、明かされるでしょうから、楽しみに待ちましょう!
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【カムカムエヴリバディ】解説・考察記事の一覧
【るいと安子】
- 【考察】るいと安子が再会して和解する?再登場の可能性は?
- 【考察】るいはなぜ安子に捨てられたと思ってる?
- 【考察】安子はその後アメリカでどうなった?苦労した?
- 晩年の安子を演じるキャスト候補は4人?宮崎美子or上白石萌音?
【ジョー】
【ひなたと五十嵐】
【城田優】
【きぬちゃん】
【その他】
【雉真稔】
【算太】
【トミー】
【桃太郎】
【吉右衛門】
【勇・雪衣】
【映画村】
【その他】
【カムカムエヴリバディ】たちばなを再建した人まとめ
3/17の放送回で、慎一が「たちばな」のおはぎを定一にお供えした
「たちばな」は、岡山のアーケード商店街にあり、「ディッパーマウスブルース」の近くらしい
「たちばな」を再建したのは、「戦後の闇市で安子が出会った少年」や「たちばなの住み込み職人」の可能性がある