
『エヴァンゲリオン新劇場版』では、「サードインパクト」と「ニアサードインパクト」という言葉が、ひんぱんに使われます。
似た用語なので、どう違うのか分かりにくいですよね。
この記事では、
ニアサードインパクトとサードインパクトの違いは何?
について、分かりやすく解説します。
「破」「Q」「シン」のネタバレを含みますので、ご注意ください。
【エヴァ解説】ニアサードインパクトとサードの違いは?
『エヴァンゲリオン』では、TV版、旧劇版、新劇場版のいずれでも「インパクト」の場面が出てきます。
新劇場版の「サードインパクト」に関しては、かなり難解です。
というのも、「空白の14年間」を劇中で説明していないからですね。
ニアサードインパクトとサードの違いは何でしょう?
簡潔に説明すると
- シンジの初号機が覚醒して、ガフの扉が開く
- カヲルがMark.06でカシウスの槍で初号機を刺して強制停止
- 『エヴァンゲリオン新劇場版:破』で起きた
- ゲンドウが、Mark.06をセントラルドグマへ投下して起こした
- 加持リョウジが強制停止
- 『破』と『Q』の間の空白の14年間に起きた
という違いがあります。
「加持リョウジがサードを止めて死んだ」というのは、「シン」の劇中に出てきます。
個人的には、エヴァンゲリオンもないと無理なので、2号機も出動したと思っています。
いずれにせよ、ニアサーもサードもどちらも途中で止めてるので、完全な形で起きていません。
正直「両方とも止まったのなら、どっちも『ニアサードインパクト』じゃない?」と思いますよね。
2つを区別するために言い分けているのかもしれません。
『Q』のカヲルのセリフを確認してみましょう。
「碇シンジ君。一度覚醒し、ガフの扉を開いたエヴァ初号機は、サードインパクトのトリガーとなってしまった。リリンの言うニアサードインパクト。全てのきっかけは君なんだよ」
と言っています。
ニアサードインパクト=サードインパクトのトリガー
という位置づけですね。
要するに、碇ゲンドウが、シンジの起こしたニアサードの続きをやろうとしたのです。
また「シン」では、サクラやミドリなど生き残った人たちは、「家族をニアサーで失った」と言っています。
なので、シンジのニアサードインパクトで、ほとんどの人類が死んだようです。
ゲンドウは、サードインパクトで「大地を浄化した」と語っています。
ゲンドウが起こした方のインパクトでは、大地のコア化が進んだと考えられます。
ゲンドウがMark.06を使って、どのようにサードインパクトを起こそうとしたかについては、
下記の記事の「ドグマへと投下されるエヴァ6号機」の章で詳しく解説していますので、ご参照ください。
加持リョウジがどうやってサードインパクトを止めたかは、別の記事に考察をまとめています。
【エヴァンゲリオン】解説・考察記事の一覧
『エヴァンゲリオン』関連記事は、全部で35記事あります。
『エヴァンゲリオン』カテゴリーからも、記事一覧を確認できます。
【序】
【破】
【Q】
【エヴァ解説】ニアサードインパクトとサードの違いのまとめ
『エヴァンゲリオン新劇場版』において、よく使われる用語に「サードインパクト」と「ニアサードインパクト」があります。
どう違うのか分かりにくいですよね。
- ニアサードインパクト=初号機が覚醒して、ガフの扉が開いたこと
- カヲルがカシウスの槍で、ニアサードインパクトを止めた
- サードインパクト=ゲンドウがMark.06で起こそうとしたインパクト
- 加持リョウジがサードインパクトを止めた